Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

オンライン研究会

2021年09月24日 07時50分42秒 | 講座・講演・研究会

人物画像はあまり掲載したくないんだけど、
これだけピンボケしていると個人の特定はできないかなぁと。(マスクもしているし)

所属しているの茶道の流派は年に5回、研究会を開催している。
この数年は一度も出席していなかった。

会場が自宅から遠いし、わざわざ休みを調整するのも面倒だし、
そこまでしても得るものが少ないかなぁと。

そんなんでご無沙汰ばっかりしているから、
コロナによる緊急事態宣言が続いて、会場が予約できなくなっていることも知らなかった。

開催できないでいる2回分をオンラインで開催すると案内がきたのが2カ月か3カ月前。
とりあえず登録だけしていおいて、昨日は指定されていた時刻にZoomへアクセス。

仕事ではtermsを使っているので、Zoomの利用は初めて。(今さらですが)

なんせ初めてなので、アプリをダウンロードする時間が3分ほどかかり、
少し遅刻して出席。

音声が悪くて、聞き取れない。
ということをチャットで他の出席者がクレームを書き込んでいるのがウザい。

「音声が悪いけど原因はわかっているので、来年から改善する」と冒頭に断わりがあったというのに、
さらに書き込むのって、、、、

まぁ、確かに画期的な試みだろうけど、所詮は同門の会の集まりだし。
パソコンに詳しくない中高年の女性たち中心によくぞここまで。

と思う面もあるけれど、

本番前に内輪で試してみて、バク出し出来なかったのかなぁ。

とか

録画で事前に音声の不備がわかっていたなら、字幕を差し込む工夫とか。
(技術的にそんなことをできる器用な人材はいなかったのだろうけど)

やっぱ、事前のリハーサルをなぜしなかったのか。

などと思ってしまった。(書き込みなんて、しないけど)

それと、コロナ対応ならではの所作に「ん?」と思うことも。

例えば濃茶は飲み回ししていたような。

マスクは茶を喫する間、外して左の袖の中にポイと入れ、
飲み終わった後、茶碗を返す時も装着忘れて~

講師の鼻マスクは喋っているから仕方ないけど、そこをチャットで突っ込むのって。
(扇子が畳の縁の上に載っているのも「え?」だったし)

薄茶点前の時に次客に点てるための替茶碗が突然に登場して、
茶巾も釜蓋に2つ載っていて。

あれ? いつの間に? あれをどう収納するのかなぁ。

と注視していると、肝心なところは講師の(聞こえない)喋りを映していて
点前座にカメラが戻ったら、もう茶巾は収納された後だったり。

肝心なところが見えない。

わずかに聞き取れた講師の解説が「これは本来ない、特別な対応だから」。

んんん~。どおなのかなぁ。

確かに、コロナによる異常な茶席だけど、、、、

だからこそ「これは特別だから」で片づけちゃっていいのかしら。

マスクの扱いにしても。

それぞれの社中? 支部?のやり方にお任せしちゃって、流派の指導は入ってないような。

いくら流派の登録した限られた人しか視聴しないとはいえ、広く流れる動画なのだから、
この状況の中で、それぞれが迷いやすい細かい小さな所作に気を配った方がいいのでは?

と思ってしまった。

マスクの扱いもマスクケースに収納することを提案してみてもいいし、
茶巾や替茶碗のことも、流派としてのお墨付きの上で提案してもいいのでは。

各服点の提案はしたけど、今回の研究会でそれは採用されなかったし、
あれは1年も前のことで、実際にはそぐわない面もあったのだろうから、
修正や改善バージョンの配慮はあっていいと思うのだけど。

コロナは収束しても、食を介在するものだから
常にこういった健康的な心配はついて回る。

たかが習い事と片づけないで、根本から取り組んでほしいと思う。

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伽羅先代萩・御殿を一幕見席で

2019年08月26日 06時53分27秒 | 講座・講演・研究会

8月ラストサマーは残暑が戻った。

 

東銀座へ。

久しぶりに歌舞伎座へ。八月納涼歌舞伎の一部を鑑賞。

何故なら、観たい演目だったから。

先日聴きに行った桂吉弥の落語会でマクラのネタにしていた。

「昼間は歌舞伎座で『伽羅先代萩』を観てきた」と。

吉弥さんは茶道の稽古もされていることから、『飯炊き』の点前はキビシク観察したそうな。

以前、私も茶釜での飯炊き見たさに観に行ったことがある。

その時は坂東玉三郎が政岡を演じていた。

今回は中村七之助❗️

しかも、政岡を初めて演じるとのこと。

これは是美とも観たい。

甥っ子2人に悪役で幸四郎が出ていて、巳之助も~

8月は若手中心とはいえ、そこそこ豪華版。

もっとも、出遅れちゃった。

この番号になっちゃうと、立ち見なんですね。

たまたま前に並んでいた人も家族旅行ながら、別行動とことで

なんとなく話が弾んで、待ち合わせに時間が紛れたわ~

前回と違い『御殿』ピンポイントなので、開演してわりとすぐに飯炊き。

オペラグラスで点前をしっかり観察できた。

舞台上のため、逆勝手。

台子の逆勝手のアレンジ系な点前。

あの舞台の上で寝落ちしていた幼子が、

政岡を演じるようになったなんて。

しみじみ~

6年前は「野崎村」でお染やってたなぁ。

中堅として、着実に力をつけてるなぁ。

公演は写真撮影禁止なので、舞台の雰囲気はこちらで。

 

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日帰りみたいな京都旅~その8 京都ナイトは落語聴く

2017年07月19日 13時40分38秒 | 講座・講演・研究会
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だらだらしているうちに7月も下旬へ入ろうとしています。

それでもって、梅雨明けしました。
(まぁ、昨日の雷雨がまさにそんな感じだったしねぇ)

はてさて、日帰りみたいな京都旅。

前回はこちら

7月1日(土)の朝、始発でもなくなんとなく“朝早く”に京都へ来て、
あっちこっち、だら~りだら~りと時間つぶしをしていおりましたのは、
夕方からがメイン(てか、このために京都へきたからでありました)

それは有斐斎弘道館で開催された「吉坊のゆらり咄」を聴くことだったのです。

先月の頭、繁昌亭で吉朝十三回忌の落語会を聴きに行った際にもらったチラシに惹かれ、
その時点で7月の休み日程は未定だったものの、「7月1日はたぶん休み」だとわかっていたので、
大阪から戻ったその晩に公演と行き帰りの交通機関を予約~

あと(=昼間のこと)はおいおいに考えていったというワケ。

京都の弘道館のことは少しだけ知っていました。
「老松の太田達さんが関わっているお茶関係の施設?」というくらい。

だけど、なんだか敷居が高そうだし、日程も合わないしで訪れる機会がなくて。

だから興味津々。

趣のあるアプローチや露地がステキ。





廃墟みたくなって、取り壊されてマンションになりそうだったところを
太田さんやみなさんで保存活動に奔走され、露地や庭もきれいに整備されて現在に至ったとのこと。

感動です。

落語に先立って、お呈茶も。


(前日が夏越しの祓いだったこともあり、それに因む意匠)

冷たくて、美味しかったなぁ。

横からだけど、お点前座の設えもステキ。

(点てだしのみで、お点前はなし)

広間には高座が。


最前列で聴かせていただきました。

出し物は創作落語の「ツメ人情」。

時代はちょっと前(明治だか大正あたりだったかな?)

吉坊さんといえば古典落語しかやらないと思っていたけど、
創作落語もやるんだ~と、ちょっと意外で新鮮な印象で聴かせていただきました。

文楽のツメ人形のしぐさがかわいらしかったなぁ。

作者の小佐田定雄さんによるアテ書きのようで。

驚いたことに小佐田定雄さんが観客でいらしていて、
後半はトークにも参加されて、面白かった。

小佐田定雄さんといえば、著書の『上方落語のネタ帳』が今も私にとっての落語鑑賞のバイブルなので、
うれしいサプライズ。


『上方落語のネタ帳』
小佐田 定雄
PHP研究所


そうして、楽しい時間は過ぎていきました。

終演予定は20:30だったんですけど、
休憩時間がすでに押していたので、「長引きそうだな」と思い、
申し訳ないけど、最前列からは引いて後ろのほうでトークセッションを聴いて、
20:30に途中退出。

外は雨。(落語の最中に雷雨になったのでした)

次回へ続く~


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『伽羅先代萩』の飯炊き

2015年09月07日 06時02分31秒 | 講座・講演・研究会
久しぶりに歌舞伎を観劇した。→こちら

演目は『伽羅(めいぼく)先代萩』。
お目当ては『御殿』の場。


乳母政岡が幼い若君の毒殺をおそれ、
台子の茶道具でご飯を炊いて食べさせる「飯炊き(ままたき)」の場面。

茶道の所作で約20分ほどかけての演技が見せ場だ。

この極め細やかな所作と後半の場面~わが子がなぶり殺しにされても毅然としてる~
この2つを演じぬかねばならぬことから、
『伽羅先代萩』の政岡役は女形屈指の大役といわれている、らしい。

5年前の4月、前の歌舞伎座さよなら興行でで『実録先代萩』を鑑賞して以来、
→経緯はここを読んでネ。

「機会があれば見たい」と思い続けていた。

翌年の2011年3月に新橋演舞場でかかったらしいが、気がつかなかったなぁ。
たぶん、東日本大震災で歌舞伎どころではなかったと思う。

で、新歌舞伎座になってから(たぶん)初めてかけられる今回となった。
(先月、たまたま新聞夕刊を読んでいて広告に反応したワタシ、エライ

歌舞伎座の一幕見席を確認した。→こちら

一幕ごとに鑑賞できる当日券のみのこのシステム、私にとってはありがたい。

訪れたのが平日ということもあり、4時前に到着したら、まだ前の幕にチケットもあった。



この演目が「伽羅」と呼ばれる所以にもなっている「花水橋」と
飯炊きに至るまでがわかる「竹の間」も鑑賞できてヨカッタ。

さて、幕間を挟んで待ちに待った「御殿」。

政岡を演じるのは人間国宝・坂東玉三郎。

1995年の初演以来、5度目の政岡役ということで、
飯炊きも美しい~

4階からだから、オペラグラスをのぞき込んで見入った。

ふくさ捌きはもちろんのこと、柄杓で水指から水を注いだ後の引き柄杓の手!

茶釜からお湯を汲むところもね。

建水は舞台ゆえ逆勝手に棄てるものの、茶巾で茶碗を清める所作は見事。

(ちなみに、茶碗は楽に見えて楽ならず~ ←楽茶碗ではない、と謡っている)

茶筅でお米を研ぐ所作は苦笑したけど。

でも、本当に舞うようなお点前で美しかった。

点前とは点舞なのよ~という先生の仰ることが少し理解できた。

満足して、歌舞伎座を後にした。





興行は9月26日まで。

『茶飯釜の楽しみ―まぼろしの茶事、茶飯釜のさまざま』
 
淡交社 2000年刊行







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国宝になっている茶道具

2013年06月25日 08時44分23秒 | 講座・講演・研究会
※写真と本文は関係ありません。


土曜日、稽古の前に○○会(←茶道の流派の同門の会)の支部総会に出席。

天目茶碗を中心とした陶磁器についての講演も聴いた。

講師の学芸員さんがいらっしゃる美術館へは
何度も訪れて、展示解説も聴いているからね。

思えば、茶道具の見所や鑑賞の面白さを教えていただいたお一人だなぁ。

日本における茶道具の中で国宝に指定されているのは幾つ?

クイズのような掴みにすっかり夢中。

先に答えを言うと、14点。

中には茶道具に分類するのはどうかな?というものもあるけれど。

このうち、私が見た実物は~

9点か10点。

国焼茶碗の2つ。

不二山(サンリツ服部美術館所蔵)、
卯の花(三井記念美術館所蔵)

唐物の曜変天目2つ

静嘉堂文庫美術館所蔵の稲葉天目、
藤田美術館所蔵の曜変天目。

唐物の油滴天目。大阪市東洋陶磁美術館所蔵。

唐物のタイヒサン天目。相国寺の美術館所蔵。

大井戸茶碗。大徳寺の孤峯庵所蔵。

飛び青磁花入。大阪市東洋陶磁美術館。

仁清の藤が描かれた茶壺

以上、ちゃんと覚えているのが9点。


見たことないのは4点。

慶応大学が所蔵している渥美半島で焼かれた壺。
石川県にある仁清の雉香炉。
大徳寺龍光院所蔵の曜変天目。
横浜?にある財閥が所蔵している青磁の下蕪花入。

微妙なのが、大阪の青磁花入「万声」。

たぶん、数年前に見たはず。

でも記憶がない。

去年は見損ねた。

今年は時期が合わず。

当面は~たぶん来年にならないと叶わないだろうけど、

「万声」を見る!!

が目標だ。

秋に根津美術館で興味深い展覧会あるらしい。

今朝も満員電車の中から更新につき、
アバウトな内容で失礼。

目の前の席が空いて座れてラッキー。

でも、両隣が居眠りしていて、もたれかかられて
ちょっとイヤ。

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今年2回目の研究会

2013年05月22日 06時21分14秒 | 講座・講演・研究会
担当外支部の日だったけど、この日しかなく出かける。

「行かなくてもいいかなぁ(orサボりたいなぁ)」
と最近は毎回思うんだけど、
せっかく年会費納めてるしね。

上の売店見るも、購買意欲が失せてしまって。

夏用の「春秋」を買おうかなぁと思ったけど、実物見ると「やっぱ、いいや」。

今使ってる稽古着は9,800円(「春秋」も同じ金額)
この前の花月の稽古で「春秋」を着ている方が胸元のところで、「使いづらいなぁ」とボヤいていた。

あ、私のと同じダ。

そっか。
やっぱり、私の稽古着と使いにくさと同じだワ。

市販品を参考に自前で作った方のはさすがだ。

でも、私はそんな器用なことできないし。

それと、夏用の着物コート(塵おとし)。
そうなんだよねぇ。
やっぱ、あった方がいいんだけどね。

と、値段見るも、2万円台だとすぐ手は出ない。

着物を着る頻度と費用対効果を考えしまう。

で、研究会。

炭付花月。

足の運びや座る位置に注目。とくに仮座。
あと、「お先に」するタイミング。

足運びは随分直されたなぁ。
同じ社中なのか、そうでないかはわからないけれど、
出来てる人と出来てない人がいるなぁ。やっぱり難しいよね。

「二」の人が点前へ向かう足運びに改めて「ん?」と思った。
次の稽古で質問しよう。

立つとき、やっぱし前に反動つけちゃうんだよねぇ。
私も意識して、まっすぐスッと上がるようにしないとね。

茶通箱、風炉のノートをまだ起こしてなかった
だいたい覚えているのと、最近ノートを起こすモチベーションなくって

まずは稽古したいかな。

盆点。
拝見のところ。
この前、稽古で見学した折り、思わず「そこは違う」と指摘した。

姉弟子さんは「え?」と仰ったけど、「そこは何度も混乱したところだから」。
で、姉弟子さんも「そういえば、、、」

だから、そこはちゃんとチェックして、自分の認識したとおりであることを確認した。

でも、その後が「へ?そうだっけ?」と思う所作あり。

これは、どう確認したらいいかなぁ。
(何分、質問するにもデリケートなものだけに)

午前午後ともに予鈴の後に青年部から入会促進のお話しあり。

制度が変わったのに伴い、新しいパンフレットができたという。

朝、トナリが席キープでこのパンフを載せてあったので、
チラッと拝借してサラッと見た。

昼休みにロビーに出た時に1部もらった。

午後のPRは茶友だった。
久しぶりに姿を見た。

「特典として、京都で業躰先生の御指導を受けたり~(=青年講習会)」

「また、京都で年6回の研修を受けることができたり~(=リーダーシップトレーナー出向員研修)」

「一生の茶友もできます」

ごもっとも。

ただ、LT研修は東京から年平均3名が出向するとして25回までだから、実績として75名くらい。

つまり、何千人といる会員の中から出向できるのはほんの一握りの人なんだけどね

帰る時に「もしかして」とロビー経由で外へ出た。

やはり配布活動をされていたので、「お久しぶり」と声をかけた。
(おめでとうと祝福することもあったしね)

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今年初めての研究会

2013年03月22日 10時26分38秒 | 講座・講演・研究会
昨日、しんどいなと思いつつ、茶道の研究会に出席してきた。

昨年までは一階の前にすわってたけど、
今は視点を変えたくて、二階席。

手作り弁当(自家弁)持参だしね、
お手洗い も含めて、二階だけで完結してしまうことに気がついた。

知り合いに遭遇しないし、気楽だわ♪

いやいや、そんな僻地でも、しっかり見つかってしまう。

昼休みもポケッとしよー。
いや、友人に会いに行くんだった。

と、一階に降りる。

課目は仙遊之式。
午前中だから、寝ないかなと思ったけど、
お香のとこと花月の前半は意識不明になった。

終盤、蜘蛛の子を散らすように
それぞれの席に戻るところが
上から見てると俯瞰的でよくわかるので、面白かった。

午後は後炭はちゃんと見たけど、
和巾点は扱いのとこを見たら、後は退屈。

こっくり、こっくり。

終わってサンプラ出て時計見たら、ちょうど午後2時。

原宿で降りて表参道を東に真っ直ぐ歩く。
根津美術館。

帰りは恵比寿へ抜ける。

東横線混乱が続く渋谷を迂回するように。

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今年最後の研究会

2012年11月07日 00時15分24秒 | 講座・講演・研究会
冷たい雨が降る寒い一日、中野サンプラザへ。

前回(9月)は仕事やらなんやらゴチャゴチャしていて、
うっかり研究会に合わせて休みを入れておくのを忘れて出席できなかった。

なので、今回は満を持して(?)の出席。

科目は炉の真台子。
真之炭手前、真之行台子、そして台子の濃茶付花月。

炉の方はねぇ、、、真之炭も真台子もノートがわりとちゃんと出来ている

だからこそ、ノートはあまり見ずに舞台の方に集中するようにした。

だって、なまじ下手な模範点前(or手前)だったら逆に混乱しちゃうんだもの

以前、舞台上の人が間違えたのに、それを“正解”だと思ってノートに書き込んで修正したら、
やはりそれが間違いだったとわかって、もう何がなんだかわからなくなっちゃって

それに懲りて、「まず見て自分なりに納得してノートと照合しないとダメだな」と学習。

真之炭も真台子もそんなに稽古を積んだわけではないし、予めノートを見たわけではないけれど
風炉よりは炉の方がノート作りに頑張ったからか、わりと記憶にあった。

真之炭は緊張したのか、あるいは稽古不足なのか、手順に身がついてないようで
「これは下手に見ない方がいいかな」と考えているうちに眠くなってしまって

うつらうつらしているうちに、いつのまにか次の真之行台子に。

「あちゃー」と焦りつつ、点前を見ていたら、もう完璧っ

きっちり身についていらっしゃって、業躰先生も口を挟めないほどに気持ちいいくらいに流れていった。
場内はシーンとしていたけれど、あまりにもパーフェクトなので、ちっとも眠くならない。

こうなってくると、ノートとの照合がしたくなって、「どっかで詰まってくれないかな」。
天目茶碗の小回しのところでやっと進行がストップしたので←回し方でご注意が入り

そこでノートと照合ができた。
でも、教本のような点前なので、ノート見るよりも自分自身の記憶に照らし合わした。

自分の記憶で集中して観るから、「次はどうする」とわかる。
果たして、その通りに進むから、「さて、次はこうだ」「そして、あれが…」

ノート見るよりも舞台を見ている方が勉強になるって初めてで、いい刺激だった。

道具拝見のところでササッとノートをさらえたら、ノートの出来もよかった

次の真台子の稽古が待ち遠しい

昼休みは友人と会って話をするために一緒に食事するために2階へ。
俯瞰的に舞台上が見下ろせるので、「じゃあ」とそのまま午後は2階席から見学。

台子での花月を観るのは初めて。

たぶん、“デキ”だったのだろう。
そのせいか、気持ちばっかり先走り感があって、ちょっと興ざめ。

帛紗つけないで四畳半に詰めちゃったのは気がついて、後からつけてたのはいいとしても、
「花」って名乗って、替え札とらずに点前座行っちゃうのは、どーよっ

1年の最後なので「講義」の時間があったのだけど、質疑応答の時間帯?
それも、何がなんだかよくわからない内容で。

3時近くまで終わらなくて、なんかそこで気持ちがダレてしまった。

そういえば、フツーの社中は炉開きなんだなぁ。

私には無関係?
(でも、少なくとも今年は余裕ないので、これでいい)

※写真は七種の和菓子の一部。(全部見せちゃうと“奥秘”なので支障あり

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猛暑日に研究会

2012年07月20日 00時00分35秒 | 講座・講演・研究会
『暁の海』という銘の青い朝顔。
この時期はこういう色が涼しさを感じさせてくれるような。

都心もとうとう猛暑日を記録した。

そんな中、研究会で中野サンプラザへ。
(ちなみに、一昨年=2010年もやっぱり猛暑日に研究会に参加していたこちら

9時半に着いたら、待ち行列がない
あれ? もう入場が始まっている。
(行列するスペースはとても暑いので、いつもより早く開場してくださったらしい)

科目はまず初炭所望。
灰形がとてもきれいに出来ていた。

お点前の三要素は「順番」「(道具の)位置」「所作」。
上半身のみの舞い(踊りだかダンスって仰ってたかな???)

続いて、大円之草。
これは先週、予習でさらえて次に稽古する予定だから丁度よかったんだけど、、、
(あんまし、参考にならなかったかも)

さらに葉蓋。
この前に見学した。
水指に使う末広籠の落としを運び出す際の持ち方と梶の花の扱いが勉強になった。

最後に濃茶付貴人清次花月。
この2月、炉で稽古したっけ。
(疲れちゃっったのと、なーんか集中力が散漫になっちゃった)

出店で検定の問題集と花月の本を買ったら重かった。
さらにお友だちと帰りに合羽橋に寄って、篩を買い足して帰る。

もうフラフラ~

『暁の雪』は今ひとつ弱弱しい感じがする。
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交趾(コーチ)

2012年07月02日 00時00分36秒 | 講座・講演・研究会
すごぉーーーく久しぶりに明治記念館へ。

○交会の所属支部の総会に出席。
ちなみに昨日は仏滅。
日曜日とはいえ、こういう時は挙式がほとんど入らないためか、会場費がお安いようで

総会への出席もここ3年ほどは都合がつかなくて、実に2008年以来

今回はたまたま5月末の時点で確実に都合がつくことがわかっていたのと、
講演会の講師が交趾焼の中村翠嵐さんだったから

京焼の中でも派手で華麗な交趾焼。以前はどちらかといえば苦手だった。
研修で一緒だった友人が「翠嵐さんの蓋置を買ってね~」と言ってたことがあって、
その時は「スイランって?」だったので
それからはお茶会や百貨店の個展など機会に恵まれた時は見るようにしていた。

まずは京焼の歴史から。
瀬戸などの六古窯をはじめ日本各地にある窯元はまず“土”つまり“材料ありき”。
でも、京都はそうではない。
代わりに技術力を持った陶工が集まってきて作るのが大きな特徴。

 言われてみれば、なるほど。
16世紀(1500年代)に釉薬をかけて焼くようになり、仁清・乾山へと至る過程も興味深い。

次に「交趾」の呼び名の由来。
もとは南ベトナムを指すらしい。(安南とはまた別なのか?)
でも、産地はそこじゃなくて中国の福建省だという。
これが鎖国時代になって、長崎での交易で日本に入ってきたらしい。
産地の一つとされる田抗窯(デンコウガマ)からは寛永通宝も出土したのだそうだ。

茶道文化検定のテキストにはそこまでは書いてないので、「へぇ」と思った。

面白かったのは型物香合で“東の大関”に番付されている大亀交趾香合のお値段。
藤田美術館で何度か見たことがあるけど、いくらはなんて考えたことがなかった

明治~大正時代、危篤の藤田傳三郎が競り落とさせた金額は当時の金額で9万円。
現在の価格にすると30億円になるという。
その根拠の説明が実にわかりやすかった。

そして、交趾の技術について。
永楽保全が取り入れた一陳盛り(いっちんもり)という技法にも感心した。
という筒状の袋に口金をつけ、泥で紋様を描くという。
つまり、スポンジケーキの上に生クリームでデコレーションするのと同じ。

もとは一陳斎という江戸時代前期に加賀の画家が編み出した技法なのだそうで、
一陳斎は加賀友禅も手がけていたという。

あ、なるほど

以前、江戸友禅(東京手描友禅)の作家さんのお話を聴いて手描友禅を体験した際、
確かに「色が混じらないように線に糊を置く工程がある」とおっしゃっていた。

言われてみれば、友禅と交趾は似ているし、大亀香合と翠嵐さんの交趾の技法もかなり違う。

違うけど、交趾焼はお茶の世界なくしては残っていなかった焼き物で、いわば「お茶の申し子」。
なのだそうだ。

現在は伝統的工芸品として、国からの助成を受ける対象となっているそうだけど、
伝統の守るだけではなく、新しい技術にも取り組みたいと意欲的な姿勢にも感動した。

有意義な講演で満足

これからは技法にも注目しながら、交趾を拝見しようと思った。
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和菓子の日に『はてなの茶碗』

2012年06月17日 00時00分04秒 | 講座・講演・研究会
6月16日は『和菓子の日』。
嘉祥の日にちなむらしい。

昼間に思い出して「あちゃー」。
最近、稽古以外では和菓子を食べる余裕もなく

あぁ、水無月食べたいなぁ~
とか思いつつ、アメリカ土産のキャンディなめて、夕方から国立演芸場へ。
桂吉弥さんの独演会を聴く。

関西のみならず関東でも活躍中の落語家さんなれど、
私が聴きに行くのは、なぜか国立演芸場の独演会のみ。
その代わり、年3回の興行は毎回欠かさず足を運ぶ。
以前は内幸町だったけどねー。
永田町に移ってかれこれ4年近く経つだろうか。

そして、毎回アンケートも書いていて、
「はてなの茶碗が聴きたいです」とリクエストし続けてきた。

朝ドラ『ちりとてちん』でさわりを語っていたのに、独演会ではかかったことがない。

毎度のことながら、発売日の朝10時にチケット買うので、席はいつも前。
前回は一列め。でも一番端
横顔を見ながら過ごした。
今回もそんなものだろーと思っていたら、二列めだけど真っ正面。
一列めと互い違いの座席になっているので、遮るものなく吉弥さんのドアップが

目が合っちゃって恥ずかしいなぁ

なんて思っていたら、二つめで「京都の清水の話をします」。


それだけでわかる

マクラは大阪美術倶楽部のオークションの話。

これは絶対、そーやわっ
やっと五年越しの願いが叶って『はてなの茶碗』を聴くことが出来た。

桂米朝さんの『はてなの茶碗』はで聴いたことあるけど、
落語家さんによって、世界が随分と変わるもんだなぁ。

吉弥さんの喋りはダイナミックだけどまだ粗削り。
茶金サンの風格はこれから年齢を重ねると供に洗練されていくのだろうなぁ。

今後も楽しみ
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お詰の役割

2012年05月24日 00時00分35秒 | 講座・講演・研究会
淡交会の研究会に出席。

今回の科目は盆香合、台天目、流し点、且坐之式。
流し点以外はよく稽古でやるから参考になった。

2回も初炭手前を見学できてよかった。
盆香は灰形もかなり念入り、種炭も平らに入り、置き換えても平ら、胴炭も余裕。
午後は時間が足りなかったのか、懐が狭い。
思い切り斜めってた

台天目、やっぱ好きだなぁ。
流し点は最初に習った先生から教わった。
マンツーマンだったから、最後はこれが定番だった。
好きな点前。

濃茶の解説で印象的だったのはお詰の役割。
すいきりの後や茶碗に残ったお茶のつき具合によって、次の動きが変わる?
その茶室を把握した人が詰を務める。
いずれも今まで考えたことがなかったので、なるほど~と感心した。

本は興味深いのが新刊にいっぱいあったけど、いちいち買ってたらキリがない

知り合いが東北のお菓子を販売していたので、つい買っちゃった。
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大震災から1年経った日は研究会

2012年03月12日 00時00分23秒 | 講座・講演・研究会
あの未曾有の大震災から1年。

去年は混乱の中で延期になってしまた○交会の研究会へ。
科目は「大炉」。
初炭、濃茶、そして後炭、薄茶と一通り。

教本持っていないから、3年前のNHK趣味悠々のテキスト持参

数年前だったかな? 以前、やはり大炉のみの科目で研究会があった。
珍しかったけど、よくわからない箇所もあって、途中で眠くなってきたっけ

あの時からすると、3年前にNHKの映像で見たことや
少しは逆勝手の稽古も積んだこと、それから去年に大炉の茶事に参会したことetc.
経験値も積めたので、わりと興味深く見学できた。

昼休み、震災から1年ということで、青年部の方々が呈茶されていたので、参会。
舞台袖から実技が行われる畳の上に上がり、点前あたりで点て出しで一服。
しっかり 大炉の炉中も拝見させていただいた

全国でも、あちこちで青年部の方々が慰霊の呈茶をなさったそうで。
すごいナ。

帰宅してテレビをつけても、どのチャンネルも震災の番組。
改めて「1年経ったんだなぁ」と思った。

そういえば、震災ですっかり忘れていたけれど、
1日前の3月10日は東京大空襲の慰霊の日だった。
(墨田区で行われる慰霊祭にて、青年部の方々が40年近く呈茶されていらっしゃる)
3月は平和を祈る日々が続く。
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今年最後の研究会

2011年11月14日 00時00分46秒 | 講座・講演・研究会
前から4列め、中央の点前座正面に座ったので、点前がよく見えた。

台天目。
お辞儀が揃ってなかったので期待してなかったら、点前は上手だった。
ふくさを直角に差し込んでいたのが「えらいっ」。

後炭手前。
胴炭が二つに割れて「さすが~」
絞り茶巾があって昼休み。

午後は壺荘付花月。
前の日にも稽古で見学した。
札が稽古と同じタイミング。
正客が「花」(初花)、次客が「月」(紐結び)
あまりにも手際よく結んでらして「はやっ

講義は茶壺について。
興味深い話が聴けた。

※おまけ
昼食はJR新宿駅の駅弁売り場で吟味したお弁当。

恵比寿の「なすび亭」の親子丼(つくね入り)みたいなお弁当。

美味しかったデス
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研究会

2011年09月23日 00時00分24秒 | 講座・講演・研究会
眠いなぁと目をこすりながら、電車乗り継ぎ中野サンプラザへ。

途中、新宿駅で「駅弁いなり」500円を買う。
ほんの15時間前はこの辺りは大混乱だった。←ワンセグで見た。
なんだか嘘みたい。

9時半前なのに、待ち行列はなくもう中に入れる状態。
一人だったので、ねらった列の座席をなんとか確保。
書籍売り場でこれも予め心積もりしておいた新刊2冊を購入。

課目は午前中が大円草と後炭、午後に茶通箱付花月。
研究会の予習って、ワタシはいつもはしてないんだけど、
円草は7月の振替稽古で、やった。
行台子の予習して行ったのに、風炉がないからと変更。
ぶっつけで点前したわりにはそこそこ出来た?と思っていた。
それもそのはず。
ノートを広げたら、更新日が昨年9月。
予習した上で臨んで稽古したっけ。
↑このblogにもしっかり書いてあって読み返していた。

後炭も今月頭に久しぶりにやった。
ここ2~3年こそ後灰がご無沙汰傾向にあるとはいえ、それまではワンシーズンに1回はやってた。
だから、割と遠い手前ではないんだけど、灰形仲間と話してると後炭はあまりやらないようで。

花月もしかり。
どちらかというと避けたい傾向にあるワタシは我が儘なんだろうな。

茶通箱はやはり先日やった。
茶通箱付花月は1年前にやったので、双方の違いを姉弟子から解説されながら点前してた。
だから、今回はその点に注目。
濃茶のところは途中で意識飛んだけど、終盤の拝見道具を出す辺りからはちゃんと見た。

質疑応答も明解で面白かった。
秋は雁やねぇ。
月明かりに雁が南へ飛んで行く~か。
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