ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

11/12午後 5回目 NCS様へ訪問 銭をよこさない米屋・・

2013年11月13日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 5回目の今日は男性が減って一人いるだけになっていました。

いつもタンバリンを鳴らしていたおじいさん・・・いませんでした。

いつも人形を抱いて、黙って座っていたお婆さんもいません。

聞けば、何処かの施設に入所されたとか・・・

痴呆が進み、家族も手に負えなくなったのでしょう。

ここは、かなり重い痴呆気味の方が半分ですので演奏中も静かなものです。

しかし、あまり反応がなのも寂しいものですが、

こんな時は、特に注意しながら、心に訴えかけるような吹き方で演奏するように心がけます。

終わって皆さんとお茶をいただきましたが・・91歳のお婆さんが

「わしゃ、今でも着物なら何でも縫える・・・

若いころは、知り合いから頼まれて色々と仕立ててやったが・・・、

親戚の米屋に頼まれて14枚も縫ってやったのに一銭もよこさナンダ!

コメ5升持ってきただけだったんだよ!」と何度も話をされるのですが・・・

よほど腹が立った出来事だったのでしょう。

私もトシをとって

「わしゃ~ハーモニカ演奏で、アチコチ頼まれて行ったが銭にはならなんだ」と

口走る時が、こないとも限りません ・・・

しかし、金の取れるような演奏技術がないのは自覚していますので

そんな事を口走ることは、まずないと思いますが・・・(笑)

老人も色々・・人生いろいろ・・・いろいろ施設を訪問すると実感します。

 

 

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