ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

「網走番外地(唄:高倉健)10/11(金)HJ様No.77  昭和の脱獄王の話

2024年10月11日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 天気も良く秋晴れにふさわしい一日でした

10月の主テーマは、「任侠物」の歌を演奏することにしました

 

網走には、網走監獄博物館と本物の刑務所があります

監獄博物館の前には昭和の脱獄王「白鳥由栄」氏の像がありますが

この白鳥氏・・吉村昭の小説「破獄」のモデルになりました

戦時中の食糧難の時代に収容先の刑務所で次々と脱獄事件を起こし、

今日では「昭和の脱獄王」の異名で知られています

26年間もの服役中に4回の脱獄を決行、逃亡累計年数は3年にも及び

1・青森刑務所では、劣悪なムショ内の待遇に抗議をするも逆に懲罰されるが脱獄・・・

2・秋田刑務所では、あまりの寒さに防寒着を要求するも拒否され脱獄・・・

3・網走刑務所では凶悪犯専用の特別房に入れられるも

  看守からの虐待に脱獄を決意、味噌汁を手錠と視察孔に吹きかけ

  一年間続けて腐食させ監獄の天窓を頭突きで破り円筒を引き抜いて脱獄・・・

4・看守6人で厳重に監視されていたが、隠し持った金属片でノコギリを作り

  床下からトンネルを掘り脱獄・・・

5・府中刑務所では、今までの虐待などの言い分が認められ一般受刑者と同じに扱われ

 模範囚となり昭和36年に仮釈放・・昭和54年に心筋梗塞で死亡(71歳)

 

ここまで脱獄が出来たのは、並外れた体力と怪力と体の関節を簡単に外せる能力があり

一日に120kmの距離を走ることが出来る健脚で・・・

網走衣監獄で聞いた話だと壁と壁の間に足を渡し天井まで登って見せたと言う

 

 

川を渡った本物の刑務所の前は、売店があり受刑者の皆さんが作成した製品が

売られています(木工・金物・布製品)それぞれしっかりとした作りの物ばかりです

本日の皆様には、購入した「デニムの監獄前掛け」をお見せしました。

これは函館刑務所で作られているものです

 

「網走番外地(唄:高倉健)

1 春に 春に追われし 花も散る
  酒(きす)ひけ酒ひけ 酒暮(きすぐ)れて
  どうせ俺らの行く先は
  その名も網走番外地

2 キラリ キラリ光った流れ星
  燃えるこの身は北の果て
  姓は誰々 名は誰々
  その名も網走番外地

3 遙か 遙か彼方にゃオホーツク
  紅い真っ紅なハマナスが
  海を見てます 泣いてます
  その名も網走番外地

 

今日の御利用者は女性ばかりで大変盛り上がりました

皆様の笑顔が私達に元気を与えてくれます

11月もオファーを頂いていますので皆様にお会いするのが楽しみです!(^^)!

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする