ヤシオツツジは栃木県の県花である。私は20代の後半から30代の前半まで、7年間栃木県に住んでいた。その時、矢板、那須や塩原の山の斜面に肌寒さが残る春の初めに、いち早く花をつける低木があった。地元の人によると、春のおとづれを告げる花で、ヤシオツツジという名だということを聞いた。緑の中に、藤色の紫がきれいだった。栃木県の県花だそうである。冬は朝10時ごろから日が昇り、夕方3時には日が暮れる、谷間の緑葉樹の中にさく、ヤシオツツジだ。私は、紫色が一層鮮やかになる夕方のヤシオツツジが好きだ。桜の暖かさより、冬の冷たさを感じる花のイメージがある。
越生にあったヤシオツツジ。
さて、今日はこのヤシオツツジと桜が重なって咲いている風景を見た。後半で紹介する。
昨夜から、妹夫婦が静岡からやってきた。今年は華麗に咲く桜並木をじっくりと味わっていないというので、桜巡りを行うことにした。そこで、一昨日訪れた秩父の羊山公園に行った。
一昨日と比べると、更に開花が進んでいた。並木の桜の本数が増えたように感じ、穏やかな日差しを浴びていた。おまけに人も多かった。芝桜の時とは違い、露天商がいるわけでもなく、人がゆったりと歩いていたり、桜の木々の下で早めの昼飯だろうか、親子連れで飲食していた。テレビニュースで見る都市部の夜桜見物と違い、お酒を飲んでいる人はいなかった。のんびりとした山間公園の桜見だった
羊山のシンボルである羊がいた。でも、顔つきがよくわからないが?
顔が黒い大きなヒツジだ。
芝桜も見に行ったが、ここも一昨日より花が増えているように見えた。多くの人が訪れているので期待に応えようと芝桜も頑張っているのかもしれない。そして、再び「満開の時にも訪問してください」という花のささやきが聞こえる気がした。
秩父を後にして、午後は越生にある霊園に行った。本日4月1日は、8年ほど前に他界した母の誕生日だ。父母が眠る霊園に行った。ここも桜の木がそこかしこに植わっている。秩父に比べると暖かい地域なのか、花びらが散り始めていた。
しかし、散り始めたばかりなので、遠目には満開と言っても過言でない。
池のほとりに咲いていたヤシオツツジとソメイヨシノ。
そのソメイヨシノから散った花びらが小さな池に浮かんでいた。
今年の桜は、例年のように西から東へと進む桜前線の進行速度が速かったようだ。早いというより、どの地域も同時に咲き、散るのも早いということのようだ。世知辛い世相を反映しているのだろうか。でも、どこかしこも一斉に咲き放った桜もきれいだった。
越生にあったヤシオツツジ。
さて、今日はこのヤシオツツジと桜が重なって咲いている風景を見た。後半で紹介する。
昨夜から、妹夫婦が静岡からやってきた。今年は華麗に咲く桜並木をじっくりと味わっていないというので、桜巡りを行うことにした。そこで、一昨日訪れた秩父の羊山公園に行った。
一昨日と比べると、更に開花が進んでいた。並木の桜の本数が増えたように感じ、穏やかな日差しを浴びていた。おまけに人も多かった。芝桜の時とは違い、露天商がいるわけでもなく、人がゆったりと歩いていたり、桜の木々の下で早めの昼飯だろうか、親子連れで飲食していた。テレビニュースで見る都市部の夜桜見物と違い、お酒を飲んでいる人はいなかった。のんびりとした山間公園の桜見だった
羊山のシンボルである羊がいた。でも、顔つきがよくわからないが?
顔が黒い大きなヒツジだ。
芝桜も見に行ったが、ここも一昨日より花が増えているように見えた。多くの人が訪れているので期待に応えようと芝桜も頑張っているのかもしれない。そして、再び「満開の時にも訪問してください」という花のささやきが聞こえる気がした。
秩父を後にして、午後は越生にある霊園に行った。本日4月1日は、8年ほど前に他界した母の誕生日だ。父母が眠る霊園に行った。ここも桜の木がそこかしこに植わっている。秩父に比べると暖かい地域なのか、花びらが散り始めていた。
しかし、散り始めたばかりなので、遠目には満開と言っても過言でない。
池のほとりに咲いていたヤシオツツジとソメイヨシノ。
そのソメイヨシノから散った花びらが小さな池に浮かんでいた。
今年の桜は、例年のように西から東へと進む桜前線の進行速度が速かったようだ。早いというより、どの地域も同時に咲き、散るのも早いということのようだ。世知辛い世相を反映しているのだろうか。でも、どこかしこも一斉に咲き放った桜もきれいだった。