標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

雨あがりの朝。秩父の雲海を探しに早朝ドライブ。結果は?

2019-03-05 21:30:34 | 日記
雲海ができるのは、放射冷却という現象だそうだ。夜の間に地表の温度が下がることにより、前日の雨などで、水分を多く含んだ空気が一気に冷やされ、その水分が凝固化することで霧が発生するとのこと。

特に秩父は盆地なので、冷たい空気が底にたまり、山の中腹より底の方の気温が低くなる「逆転層」という現象が起きるとのこと。さらに、雲海ができる条件としては早朝の湿度が高いことがあげられる。従って雨が降った翌日の日の出前後がよいらしい。

今日は、これらの条件に合いそうだ。比較的早く起きた。妻が「山に行くと雲海が見られるかも知れないよ」と言った。私は早速、車を走らせた。秩父には雲海スポットがいくつかあるのだが、今日はあえて芦ヶ久保の山の中腹だ。現地は7時過ぎについた。すでに朝日が西の山々を照らしていた。
今日の雲海は大規模ではなかった。しかし、谷の底の一部に細長い小規模の雲海が見られた。荒川の流れに沿ってできているようだ。

そして、驚いたのは埼玉県と山梨県や群馬県との県境の山並みが雪で覆われていたことだ。武甲山の頂上付近も雪の薄化粧をしていた。名残雪かな。朝日に照らされた穏やかな遠景が美しかった。


東西に幾重にも筋状の雲海があった。


この筋は荒川沿いの雲海。右上の山は両神山だ。


雪に覆われた山は主に埼玉県と山梨・群馬県・長野県との県境だ。


朝日を浴びた武甲山。この山肌は普段も白っぽい。しかし、今朝の山頂付近はうっすらと雪に覆われていた。
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