標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

やっと俳句初心者の仲間入りができたかな・・・地域の句会に参加し、かつ、「プレバト」を視聴して、俳句の勉強の一年だった。

2019-03-08 00:53:10 | 日記
もう8日になってしまった。今日のブログは7日に書き始めたのだけれど、午後から久しぶりに買い物で長距離ドライブをしたために、眠ってしまった。日をまたいてしまった。ご容赦願いたい。

昨年4月から、地域の俳句会に加入し1年の間、毎月1回参加していた。大学時代父と一緒に句会に数回出でたことはあったが、年間を通して参加したのは初めてだった。しかし、40年以上の空白がある。俳句の超初心者であるのは疑う余地はない。

私が参加する句会の概要を述べよう。
予め作句した3句を主宰する先生のところに送る。句会当日、投句された句がランダムに書かれた一覧表が配布される。出席者各人は、自らが作ったもの以外の作品を一人当たり5句選句する。選句された句を、披講者(ひこうしゃ:読み手)が選者ごとに5句ずつ読み上げる。披講で自分の投句した俳句が読み上げられた時は、自らの俳号(名前)を名乗る。こうして全員の選句が読み終えると、各句の得点が分かる。高得点を得た時は、心ときめく一瞬だ。1点も入らない場合は寂しいものだ。披講が終わると、新たな一覧表が配布される。その中には先生が選句した句の頭に〇印が付いているものがある。すべての句の下に作者名が書かれている。

先生の選句は、必ず各人の3句のうち1句に〇印を付ける。先生のやさしい配慮だ。一覧表の順に、一つひとつの句について選評と必要に応じて添削をしてくれる。句会は2時間だが、選評と添削にもっとも時間を割き、とても勉強になる。最後に先生が選んだ句に順位を付け発表する。5位まで発表される。この時も心が高まるときだ。そして、会員には全く選ばれない句が高順位になることがある。むしろ、あるというより、毎回必ずある。入選された時はうれしいが、会員と先生の作句力の違いを感じる時でもある。

今日(7日)の今年度の最後の句会で、私は初めての不思議な体験をした。それは、選句の時だった。前回までは、他の人の作った句が読み取れないことが多く、選句に苦労していた。「エイヤ」と直感的に選句してきた。しかし、今日は意味が読み取れる句が多かったように思えた。つまり、この句は「散文的」「説明している」「意外性がある」といったように読み取れたものもあった。他の人の俳句を、おこがましいが「プレバト」のように、この句は「凡人」「才能アリ」かなと、勝手に自分で分類していた。

一年間経験してやっと、俳句の入門ができたのかなと感じた。

この成果は、この句会への参加の他にもある。それは、テレビ番組の「プレバト」の俳句才能ランキングのお蔭だ。
芸能人らゲストの各人が、昇格を目指して真剣に作句に取り組む姿勢と夏井いつき先生による“酷評”を交えた評価や添削がとても参考になった。

私も新たな年度は、真の意味での初心者として俳句作りに臨むことにしようかなと思う。
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