標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

林野火災のため出動した消防隊が、現場は管轄地域外なので、引き返したという信じられない今日の出来事。

2019-01-23 20:30:59 | 日記
午後、地域の防災通知メールで林野火災を知らせるメールが流れた。私が住んでいるところからはだいぶ遠いが、隣接する市だ。そして、30分ほど過ぎてから、再びメールが入った。もう鎮火したのかと思い開いたところ、驚いた。

「先ほどの火災は、別の地域の担当エリアなので、出動した消防車などはすべて引き返した」というニュアンスの内容だった。

これは「対岸の火事」ということわざを実行しているだけだはないか。火災は地域には関係なく広がるのに。出動したのに管轄外だから引きかえすとは?
安心・安全のための消防隊であるはずだ。地域外でも、出動した以上消火に当たっても良かったのではないかと思う。

「所轄が違うので手を出すな!」というのは、ミステリードラマの中だけかと思っていた。しかし、生命の安全を脅かしかねない実際の火災でも、「所轄」を重んじた対応をしているとは? もし、我が地域に類焼したなら、他地域の消防隊は、引き返してしまうのだろうか? 

まさか“消防の管轄の領域まで、トランプ風の自己優先という「保護主義」が、浸透してしまったのではないか”と錯覚する。
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