大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

となりのトトロはマイベスト1

2022-04-24 05:41:00 | アニメ

となりのトトロは宮崎駿監督の作品の中でマイベストワンです。


トトロは、ミミズク。フクロウの神様。言葉は息みたいな感じなんですが、本当にふかふかで温かくて、側にいるだけでこっちまで温かくなる神様。だと思います。








言葉は、口からでたとたんに、本来の意図や感情から離れることもあり、逆の意味にもなったりすることから、トトロが言葉を喋らず、大きな息でメイの質問に答えるからこそ、愛着が持てます。御歳数千歳だとか。中トトロと小さいトトロの赤ちゃんでさえ、数百歳。


見えてる?とバレて逃げる中トトロ、小トトロの姿が愛らしい。子供が小さいころ、私の見えないものが見えてるという感じの発言をしたことがありましたが、無邪気とは、見る目が違うんでしょうね。。






ミミズクは、仁徳天皇生誕秘話でもでてきました。ミミズクは筑紫のこととも言われています。主人公の姉妹の姉、サツキが初めてトトロに会うバス停は、大分県のトトロの森をテーマに描かれたのではないかとも言われています。







姉妹が揃って夜トトロと遊ぶ場面があります。植えたどんぐりが、それは見事なクスノキになります。







姉から、九州を舞台にした、東野圭吾さんの神社の御神木をテーマにしたクスノキの番人を勧められていて購入しました。姉は、昔から三姉妹一の読書家です。




また、妹のメイが神隠しのような状態になり、行方不明になりますが、その際、猫バスが助けます。神社といえば、猫。なんてね。。







招き猫とかいいますから、福の神ですね。神社でたまに猫をみかけます。


姉妹が引越したぼろぼろの家を掃除していると、ススワタリの神様、真っ黒黒スケがでてきます。昔は竈門で火を焚いたことから、すすは家中に掃除をしないとあったのでしょうが、竈門の神様、火の神様の落とし子みたいなイメージで、その姿が2人の無邪気な姉妹にだけに見えたのも、邪気ない由縁かもです。




行方不明になった妹のメイの履物かもしれないサンダルがひとつみつかります。サツキが確認したら、メイのものじゃなかったとわかります。良かったです。






ところで、宮崎駿監督の作品には病が度々テーマに織り込まれます。


また、今は完治する病ですが、結核もでてきます。数十年前は差別され、不治の病とされた病です。

義理の母は、幼少期に結核により自分の母をなくしています。そのことを、以前話してくれました。家族が病による差別をその後受けたことも。





恐らく、となりのトトロのサツキとメイの母も、結核ではないかとされています。

病の母を慕う姉妹。猫バスやトトロに助けられ、七国山病院までたどり着きます。




国山は、埼玉県狭山市の病院だろうと言われていて、狭山市が作品の舞台かな。

七国峠は秩父道の峠であり、出羽三山供養塔や大日堂があり、八王子にも繋がる、名前の響きは、神秘的な地名です。七国から八王子。国から王子を産む感じが国生み神話みたい。。


宮崎駿監督の作品の中では、トトロほどシンプルだけどあたたかい作品は無いなぁと感じます。無邪気な姉妹の唯一の願いは、母の回復でした。


電報の時代、母の生死さえわからない不安にかられた姉妹が、生きているお母さんを確認できて、とうもろこしを渡せて、嬉しそうにしている幸せな場面で作品のエンディング。






あたたかくて、何度も観ています。



コロナ禍のなか、入院してもお見舞いすら行けない今、両親には末永く長生きしてほしいなと思います。



【画像は全てお借りしてます】



平家物語

2022-04-21 05:31:00 | アニメ

単身赴任中の夫が平家物語のアニメをU-NEXTで見て良かったよというので、見てみることにしました。


夫は、銀河鉄道の夜のアニメを随分昔に勧めてきましたが、それもとても良かったから平家物語も見てみようと見ました。


夫が勧めてくれた銀河鉄道の夜。友を助けて命を落とし、天国への片道切符を手にしながらたどるカンパネルラとジョバンニの銀河の旅。。。感動の名作でした。涙。


夫が言うには、アニメ平家物語はいつも悪者にされがちな平家の栄華と没落を、平家側の視点で描いているし、平家の最後を後世に語り継ぐのが平家物語であり、琵琶法師であり、こうやって800年後までも語り継がれるって、ある意味幸せな人たちだと思った。。


とのことでした。


私に、


古代史調べてると、間違いなく歴史の闇に葬られて、名前もその存在も消された一族っているね。将来そういう人たちを見つけて老後、その街に伝わる伝承を街の図書館で調べながら、神社を巡り弔いたいと思った。


と言うので、、、まさに、それは私の思っている事だと返しました。


マニアに付き合ってくれて感謝ですね。


私が平家物語を見終わったというと、


平家が都落ちして福原も終われて九州に逃げ延びたとき、緒方惟栄に助けを求めて断られるシーンがあったね、気づいた?というので、


えっ、あの人緒方惟栄だったの!?と。


惟栄が「平家と戦いたくないから太宰府から立ち去って欲しい」と言い、平家が泣く泣く太宰府も追われると言う、切ないシーン。だよ、、と。


ははは、私は、キチンと見てなかったこと判明です。戦いはアニメだろうと、あまり観たくない。。


緒方三郎惟栄は、アニメでは平家を見放しますが、一説では平家落人を匿ったとか、文治元年(1185年)に源頼朝に追われた源義経を迎えるために岡城を築城したとか言われているみたいです。真相はわかりませんが。


緒方三郎惟栄は、私と夫が訪れることを決めている、祖母山の健男霜凝日子神社穴森神社に縁があるので、お互い調べて知っていました。


平家物語では平家一族が皆壇ノ浦で海に身を投げたことになってるけど、実は直系含めて西国に散らばって生き延びた説あるみたいだし、高知は意外と平家落人の地があります。


母の実家近くの高知の横倉山などは、安徳天皇も生き延びてここで20代まで生きて短い生涯を終えたとか言われてますし。そちらが本当なら、大人の事情で安徳天皇は、母の徳子とも離れ寂しかったでしょうね。。可哀想に。。


しかし、壇ノ浦でご神器と共に入水という史実は、高知に残る伝承とは違いますが、亡くならず生命が繋がっていたとすればそれは良いことのような気もします。


驕れるものは久しからず、といいます。


人は栄華を極めたら驕りやすい。地位権力は、人を眩まします。集団責任を課されるように一族みな闇へ。誰かの一念から始まって、周りまで辛い状況へ、、。


平家一族の中で驕り高ぶっていたのは、全員ではなく、一族の中にはいく末を心配している心優しい人の姿もドラマにはありました。清盛の娘、徳子などは、賢明な優しい美しい女性でした。




琵琶法師が語り継ぎたかったのは、何だったのか。


悪人ばかりではない、むしろ、優しい人も多かった平家一族は、しかし、集団としての責任を負うかのように盛衰末路を辿ることになりました。


琵琶法師は、琵琶の弦を響かせながら誰もが陥りやすい傲慢さや、世の無常、盛者必衰を戒めに、平家側の視点をも語り継ぎ、悲しみを繰り返さないようにしたかったのかもしれませんね。













天空の城ラピュタ 3 孤独な末裔

2022-01-08 06:15:00 | アニメ

一昨日からの続きです。


天空が舞台のラピュタ帝国ですが、その末裔、シータは浮力を持つ鉱石「飛行石」を身につけています。


不思議なマークです。




鳥が羽を広げているみたい。


ラピュタには、龍の巣という巨大な雲が出てきます。ラピュタを覆っている巨大な渦でラピュタ人以外が侵入出来ないようにします。名前からも、神の国を守る龍神様の働きのようにも思えます。


飛行石の首飾りを持つ者が近づくと消滅する雲です。







シータは飛行石で空に浮かぶわけですが、浮力って水にも関係します。


シータって、ムー大陸の末裔みたいに思いながら天空の城ラピュタを見返すとまた面白いです。




栄枯盛衰、ムー大陸があったとすると、ラピュタみたいに栄えていたのかもです。しかし、今はあったことすらわからない。ラピュタの雲の龍の巣って、海の中の渦潮みたいにもみえます。




ムー大陸は渦巻きにのまれて海の中に消えてしまった?と私の想像力が渦巻き過ぎているだけで、実際にはわかりません。

天変地異が多い昨今です。


人心の乱れを地球は痛みとして受けていて、痛みに堪えきれなくなって天変地異がおこっているという人もいます。


たしかに、自分が子供のころより、天変地異は明らかに増えています。


あったかどうかもわからないけれど、ムー大陸みたいに忽然と消えないように、


ラピュタみたいに厚い龍の巣の雲に隠されて天空を彷徨わないように、


シータみたいに孤独な末裔とならないように、



地球という大地に乗って



人としてしっかり天と地の間で、神の恵に感謝して、支え合ったり、励ましあったりしながら生きたいですね。








おわり



【画像は、天空の城ラピュタ、鳴門の渦潮検索画像より】

天空の城ラピュタ 2 日本神話と繋げてみる!?

2022-01-07 05:36:00 | アニメ
昨日からの続きです。


ムー大陸は、大地にしっかり立つ国ではなく海の上の水にふわふわと浮かぶ国だった、だから沈み海の藻屑となったのか流れ流れて跡形なくなったのかも。


想像力がユラユラふわふわ、海のような脳内をワカメになって浪漫飛行中です。笑


水のエネルギーにのまれた大陸、水神様は容赦なく自然の運行の中で意に沿わぬ磁場に対しお働きになるのかも、とか想像してしまいました。厳しいと見える働きも、仕方のない自然の運行なのかも。





神話は、地球創世記。国生みの話を擬人化していると考えると興味深いです。



地球の長い活動で、隆起したり、沈降したり、神々は今までも気の遠くなる年月をして、火山活動で溶岩を生み硬い陸地を創ったりしたのです。


ラピュタでは呪文がでてきます。バルスは「閉じよ!」の意味で、その反対の呪文もあって、それは「我を助けよ、光よ甦れ」の意味だとか。神話の天岩戸みたいですね。バルスに近いパルスは脈はくの意味の英語です。バルスはトルコ語では平和の意味があるみたい。


呪文は、色々あるようですが、言葉に神の息吹がかかると、命が生まれたり、光がさしたりするのかなぁとか想像します。


地球の陸を考えると、ふわふわした、流されやすい所ではなく、しっかりと命が育つ大地を、火山活動と水の力を使いながら神々は創ってくださった、今の地球の大陸はそうして創られた、そう考えると、立っている大地が神々の数億年の結晶かもと思えます。


天と地の間に立つのが人ですね。


この天も地も神々の結晶。人も然りです。親のまたその親、ずっと辿ると祖先は根元につながります。これは、古代の道祖神の信仰に繋がるのだとも思います。生きとし生けるものは全て神々の結晶なのだという古代人の祈りです。


人は、地盤がしっかりとしないと立てませんし、木も大地があってこそ根っこを張り巡らせ天に向かう大木となることが出来ますし。


天には太陽(日)、月があり明るく照らしますね。雲は雨水を降らせ恵を与えてくれます。


大陸が完成し、人が生まれ命が繋がり、各大陸に文明をおこさせ、文明の利器を与え、伝播させた。全て必要なものは神から与えられました。神成なせるわざ、神聖なわざ。


文明の利器さえ、人が成したように見えて、本当に大切なものは適切な人を通して神がアイデアを閃かせて作らせたり、鉱物や温泉なんかも人に発見させたんだと思っています。




続く




【画像はラピュタ検索画像より】


天空の城ラピュタ 1 ムー大陸と繋げてみる!?

2022-01-06 06:11:00 | アニメ

天空の城ラピュタを観る度に、これって忽然と消えたとされるムー大陸をテーマに描かれているのかなぁと、勝手な想像力がでてきます。


本当は


「ラピュタの発想はどこから来た?」との質問に、原案はジョナサン・スウィフトの小説ガリバー旅行記に登場する空飛ぶ島"ラピュータ"から、らしいです。


なので、ムー大陸は私の勝手な想像の飛躍です。



ジブリ映画でのラピュタは遠い昔に滅びた帝国です。高度な科学力で天空から世界を支配し、今も空のどこかに浮いているといわれる国。



飛行石がでてきますが、それはラピュタの王族がいつかラピュタに帰る日のために代々受け継いできた物です。





なんだか、このマーク、天照大神からニギハヤヒが天磐船にのり降臨する際に受け取った十種の神宝みたい、と勝手に繋げてみます。ジブリと神話が共に好き。







主人公の女の子シータは飛行石を持ち、ラピュタ帝国から秘密の名を受け継いでおり、それは、ラピュタ王家の血族であることを示すものでした。彼女こそがラピュタ王の末裔にして正当なる王位継承者なのでした。


ラピュタは天空にあるんですが、絵を見ると根っこみたいなワカメみたいなフワフワした国に見えます。



ムー大陸は、海の上にあったとされる国です。





しかし、ムー大陸は海に浮いていたものの、ラピュタみたいにふわふわ、ワカメのようにユラユラしていたような気がしています。だから忽然と消えた。


実在したかしてないか解らないムー大陸。


神話で国生みの際、最初イザナギ様とイザナミ様がヒルコ様を生み出した話を思い浮かべます。


「日月(ひつき)既に生れたまひぬ。次に蛭児(ヒルコ)を生む。此の児(みこ)、年三歳に満(な)りぬれども、脚尚し立たず。」


イザナギ様、イザナミ様の国生みで、最初にできたヒルコ様。しかし、


此の子は葦船に入れて流し去(す)つ。


脚と葦を掛けています。脚(土台)がしっかりしていない国だったのかもです。


3歳になりぬれど、という意味は、年月はそう永くは続かなかった、脚尚し立たず、とは、神々の意に沿う国とはならなかった、柱を立てられなかった?と深読みします。だから、滅びたのかも。


現世でいうと、生まれる事の出来ない命、水子をヒルコの響きから想像します。命儚し、しかし、命尊し。


命は尊いのです。



何かユラユラ私の想像力が広がります。







つづく