大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

たちねぶた

2024-07-16 08:08:00 | ひとりごと

人間失格といえば、太宰治。実は、私はこの有名な文学作品を読んだことがありません。


ホームステイで来ているフランス人の彼女は、太宰治が好きで、一回目に日本に来たとき、太宰治を偲ぶために彼が身を投げた玉川上水にいき、合掌してきたようです。


色んな話をする中で、我が家の話をしたり、彼女の国、彼女自身の話をしています。


太宰治は自ら死を選んでしまいました。日本はゆたかではあるけれど、心の病がとても多いストレス社会だし、気づかないうちに、自分もストレスを昇華しきれなくなることは、1度や2度は人生であることを話しました。


彼女自身、数年前、まだ若いけれど、心が辛くて学校に行けなくなったことがあったと言いました。


今回、8月にねぶた祭りに行くのを彼女は楽しみにしています。その話をわたしの友達に話すと、青森のねぶたより、五所川原のたちねぶたが良かったよ、教えてあげてね!と情報をくれたので、早速伝えると、青森の宿泊がいっぱいだったから、実は五所川原に宿をとっているというのです。


調べると、丁度たちねぶたのど真ん中でした。ラッキーだったね!と話すと青森のねぶたからは宿が離れていて始めはがっかりしたけど良かったといいました。喜んでいました。


そして、五所川原を調べてみると、そこは、なんと、、太宰治生誕の地だったのです。





驚きの連続でした。

若干18歳で彼女が日本を愛し、一年バイトをして自分でお金を貯めて、そして大好きな日本にきたご褒美なのか。どこに連れていっても、何を食べても、天国だ、天国だという彼女。日本のアニメ、電車、文化、歴史、俳句など、、興味はつきません。


あまりにも五所川原については偶然がかさなり、必然のように思えました。


そして、彼女は、わたし自身がかかえる心にしまっている悲しみも、そっと癒してくれているのでした。



フランス人の訪問客

2024-07-07 10:51:00 | ひとりごと

娘の友達(フランス人)が3週間ホームステイにきました。本当に日本が好きで、日本のこと、歴史、文化色々学んでいて、18歳なのに、自分でバイトして日本への旅行費を全部自分で払ったようです。日本へは2度目のようです。

明治維新あたりのことなど、もしかして私より詳しい?かもでした。

日本語は独学で3年勉強し、わたしとは、英語と日本語を使って問題なく会話出来ます。

将来は、大好きな日本とフランスを繋ぐ外交官になりたいから、勉強を頑張っているようです。

昔、私はパリに行ったことがあり、その時にルーブル美術館でとった気に入った絵の写真をみせました。




すると、この女性は、民衆を導く女神で、

フランスがNYにプレゼントした自由の女神の像のモデルであり、今年行われるパリのオリンピックのイメージキャラクターは、この女神が被っている紅い帽子なのだと教えてくれました。



この女性は「誰」というわけではない、「自由」という形のないものを擬人化した女神のようですね。

抑圧されたものからの「自由」、差別からの「自由」。フランスにも自由の女神の像があり見たことがありました。NYの方が有名ですが、オリジナルはフランスです。


私たちは、誰かから抑圧されたり、または、自分で自分を抑圧していることもありそうです。開くのは自分で、自分は自由なのだと感じました。

この、民衆を導く女神は、男性にも女性にも共通して存在する眠った母性🟰愛みたいにも感じました。


彼女の高校の卒論のテーマはなんと、日本文化や言霊、歴史や八百万の神、、についてだったそうで、そのプレゼンを見せてくれました。


周りの学生が日本については、アニメくらいしか知らなかったから、びっくりされた、、と笑っていました。先生は満点をつけてくれたと私に笑って教えてくれました。もし、日本の生徒がこのプレゼンを作っても、日本の先生も満点をあげるだろうねとわたしは言いました🥰


青森ねぶた祭りと、秋田竿燈祭りに行くみたいで、私が秋田竿燈祭りの提灯は稲穂を表していて、日本の神道は、自然災害の多い日本で、稲穂の恵みに感謝し、自然の運行に感謝する感じがあることを教えてあげました。祭りは、神道と深い結びつきがある話をしました。



彼女は、その話をすごく喜んできいていました。そして、日本は自然災害が多いけれど、自然災害が日本を救ったことがありますね、とわたしに言います。

えっと思い、きくと、元寇が2度攻撃したけれど、日本は自然により守られました。と言うんです。

すごいなぁ、そこまで知ってるの!と驚きました。話が合う!!なぁ、、と嬉しくなりました。


明治維新のあと、日本は鎖国をといて文明開花したけれど、帝国主義に傾いて近隣諸国に酷いことをしてしまい、政治的になかなか近隣諸国と和する事が出来ない話をしました。


彼女は、フランスも沢山の国を植民地にしました。それは同じ。フランスは日の沈まぬ国と呼ばれているのを知ってる?と聞いてきました。

わたしは、何?ときくと、


太平洋の島から、アフリカなどの植民地政策や、フランスが夜になっても、フランスが植民地にした国は朝なのよ。だから、日が沈まない、、、


と言い、悲しそうな顔をしました。アルジェリア戦争など、フランスからの独立により多くの血が流れた話もしてくれました。


私達は過去は変えられないけれど、歴史を学び過ちを繰り返さないことはできる。だから、残虐なことをした過去は忘れずに反省して、良い世界を作らないといけないというのです。


すごいな、若いけど、彼女の自立心、精神性に感動しました。


東京タワーに行った時、

善いことをためらわない

というポスターを貼ってあるのをみたことがあるようで、彼女は座右の銘にしているようでした。


素晴らしい若者との出逢いは、始まったばかり、これから、色んなことを話たりしたいです。出逢いに感謝したいと思いました。


生きた不動明王 ハンセン病問題を叩き斬る御方

2024-07-01 05:54:00 | ひとりごと
数日前に書いたブログの再投稿です。内容を少し変えました。

天から神様が人の形をかりて降りてくる時は、地上で本当に辛いところに身をおくだろうと思います。

多くの辛い人がいる場所に自ら身を置き、
引き受けるにはなかなか苦しいけど、
生ぬるい人生は選ばないだろうな。
と感じます。

かなり何もわからないまま幼少期から痛めつけて、練って鍛えて困難を乗り越えていけるようにするのかもしれません。

最大級のこの世の矛盾、長年積もった人間の犯してきた病と差別に関する人権侵害を、背負い投げして叩き斬る御方として生まれてこられたのではないか、、という方がいます。

まるで、八岐大蛇を斬って剣を得たスサノオ様のように強く、

また、大国主のように、傷ついた動物を保護して養う優しさもあり、

時には、弱いもの虐めに憤怒の形相で怒る不動明王のように怖い。

この世に蔓延る邪を叩き斬る御方として、竪山さんはハンセン病問題を斬る御方として活動されています。

闇を闇のままにしてはならない、
差別の歴史を、
知らない人は知って、
知っている人は、自分が目を背けたことがあるなら、その心を見つめることが大切かもと思います。

自戒でもあります。

アパルトヘイト黒人差別について、闘ったデズモンドツツ大司教はいいました。

ネズミの尻尾を象が踏んでいるのを知って、
それを自分が踏んでないから、と無視するなら、ネズミは尻尾を踏んでいないものも、尻尾を踏んでいる象と同じだと思うだろう、
と述べました。

自分は何ら関係ない、
差別していないから何もしない、
それは、
加害者とかわらないこと、
そういう加害者が大多数だから起こってしまった人権侵害がハンセン病問題だと思います。

未だにその傷跡は深く、未だに元患者は遺骨になっても故郷に帰れていません。



ベヌウ 青鷺 と 勢至菩薩

2024-06-15 07:58:00 | ひとりごと


一昨年前に、とあるお寺の敷地で青鷺をみました。

冷たい冬の早朝の凛とした空気の中に不思議な感覚があり、ふと静かな池の中、僅かに動く何かを感じました。目の先にそれは美しい青鷺が1羽いました。

池の中には観音様の像がありました。




この観音様、夢違観音のようですが、

私には勢至菩薩様のように感じています。


そして青鷺は、エジプトの神様ベヌウそっくりでした。









ベヌウの頭には水の瓶があります。水の瓶を頭にのせたのは勢至菩薩様です。




だから、池の中に佇む観音様は勢至菩薩様かな、、と単純に感じました。頭に化仏を載せた観音様と似ていて間違われるようです。






勢至菩薩とは、智慧の菩薩様で、観音菩薩様と共に阿弥陀如来の脇におられます。


富貴寺
阿弥陀三尊(写真はお借りしました)

観音菩薩は慈悲の力で人々をすくいます。勢至菩薩は、智慧の力で地獄に落ちる可能性のある人々をすくうようです。だから、地蔵菩薩にも近いのかもしれませんね。


そして、勢至菩薩は日本神道でいう月の神様、月天神、月読尊とも言われているようです。


陰陽でいうと陰担当なのかもですね。闇に堕ちそうな衆生を智慧の力ですくうのです。月の満ち欠けはみかけのものですが、人が生きていると、必ず浮き沈みもあります。

浮き沈みも多分一時的な見せかけなのかもですが、沈んで闇を彷徨う時は、あまりにリアルで長く感じてしまいます。


自分に起こったことは、自分がとりくむ課題で、課題を他人にやってもらってもその場限りで実力もつかないし、意味がないです。


課題の解決を望むけれど、答えなんてひととおりではなかったりします。しかし、もがきながら課題に向き合った時間は、自分の中に残ります。あれもこれも、もがいた後、気づけば、内側の脆いガラスが強いガラスへと変わっていた、そんなこともあるかもしれない。陰の中から、殻を破り発する光は輝くしかないのかも。


青鷺がいた空間は、今でも忘れられないくらい空気感が違いました。段々とその場が清まり光りました。あの空間に私ひとりでした。青鷺と目があいました。




青鷺の中に神様の化身をみたような気がずっとしています。


「陰の中」の光は、もしかしたら、こんな優しい雰囲気を醸し出し、ゆっくりと、その空間を静かな波のように清めながらも、跡形なく、天高く飛翔しながら、自分を確かに変えるのかもしれないですね。




闇を光へ。



児童労働

2024-06-01 07:22:00 | ひとりごと

こんな小さな子供たちが、

お母さんが作ったパンを売って

家族のために働いている

学校もいけず




暑そうな土の上を靴もはかずに。


お父さんは戦争でころされた、、と。

小さな子が生きるために、はたらく




日本は、食べるもの、住む所

いたれりつくせり

しかし

目には輝きがない人が多い

学校。行きたくないのに、

行かねばならない場所。


王子とこじきという話があったな、、 

立場変わったら何を思うだろう

学校。行きたくても行けない場所。

学びって何なんだろう。




この子供達、経験から沢山を学んで
甘えはない

あしたから、

今まで与えられていた当たり前が

全てなくなり、灰色の生活がスタートしたら

どう思うだろう

戦争で、悲惨なことが毎日起きている

同じ地球上で🌍


大人が武器をつくり、爆弾を落とし

ひとをあやめる。そんな世界に

未来はあるのだろうか

先進国の大人は学校で何を学んだのか

学校の与える学びは何なのか

そこに安心はあるのか


全て相手の国のせいにして。

鬼畜な行為を繰り返す。

胸は痛まないのだろうか。

ハートはあるのだろうか。

戦争やめようよ。

子供が働かなくても良い世界を

みんなでつくろうよ。

この写真をインスタにあげている人は、出会う子供達ひとりひとりに、アラーのご加護がありますように、と声をかけていた。

どうか戦禍の中で彼らが生き抜けられますように。