大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

司命星君 運命を司る神様

2021-03-10 05:55:00 | 十里桃花

久々に好きなドラマ十里桃花に登場する人の星周り(運命)を司る神様のお話しです。


人間の一生を司どる司命星君という気の良い神様が描かれています。司命=使命ですね。

どの人も、この世に生まれ来るからには、使命があります。神様との約束です。


生まれた年の星周りを占う占星術などがあるのも、古代から多くの人がそれを感じとったからだと思います。変えられない宿命は、星を占う事でなんとなく流れが見えてくるかもしれません。


そういう星まわりを知る事は、流れに逆らわない生き方をする意味では良いのかもしれません。しかし、占いは、私は売ってはいけない(=売らない)ものだと基本的には音の響きから感じます。


そういう私も、テレビで今日の星座は?とやっているとチラッと見てしまいますが、悪い事はそんなバナナ〜っと思って気にしません。


他人の未来を今占って、確かに何かが見える方もいらっしゃるでしょうが、霊感が無い私にはわからない世界です。


ただ、自信(自神)の無い時ほど占いに依存して未来を知りたくなるのかもしれません。恋愛、受験、転職、結婚、様々な場面で自分の未来をお金を払ってまで他人の言葉に依りかかろうとします。


しかし、人に見てもらう占いは、自分が一生懸命今を生きることで変えられる成長や伸び代、道、選択肢さえもぶらしてしまうかもしれないと思います。自分が進む道は、自分の中に居る神様に自信を持ってた依ればよいと思います。


人生は、自分では変えられない運命(宿命)と、自分の努力で切り拓くことの出来る道の両方がバランスをとりながら幾つもの層に今この瞬間、瞬間に存在していると思います。

だから、変えられる未来も今存在していると思います。他人からの占いではなく、自分で私は決めていきたい。


天にいる司命星君は、竹簡に一人一人の運命を書いています。ただ、天界の偉い神様が地上界に降りられる時なんかは、その星周りをいちいち運命簿に書かずに空白にしてその御方の自由意志に委ねて運命を地上界で全うさせようとします。


天上界の記憶を消された神様は、地上界での困難に苦しみます。身体に障害を持って生まれてきたりもします。


人生でおこる困難は、修練であり神様試験として描かれていました。上神になるためのこの世の修練はそれはそれは辛いものでした。


何故生まれてきたのか、それは使命が人それぞれあるから。生まれてきた使命を大切に、今を大切に生きたいです。


【画像はドラマ十里桃花より】


神様の聖地 十里桃花

2021-02-24 07:44:00 | 十里桃花

桃の花が咲き乱れる孤族の神界。十里桃花。

日本の神社、稲荷神社は狐が祀られています。十里とは5キロメートル位みたいです。


稲荷寿司は狐色。笑。稲穂も狐色。光にきらめく稲穂の色は黄金色。季節ごとに美しい花が咲き誇る瑞穂の国日本は美しいです。


ドラマ、十里桃花の世界では、美しい孤族の姫が主人公でした。桃の木に登って桃の美酒を呑んでいる姿なんかは、画面越しにご神気が、、、。


とにかく美しかったです。そして、桃の花でうめつくされた聖地はまさに桃源郷でした。そこで、日々様々な営みをする孤族の教えがまた素敵でした。



恩は倍返しせよ

自分の心に率直であれ


ガチゴチのルールで縛るのではないけれど、道徳観や倫理観は必ず持ちなさいという点が素晴らしい。恩をうけた神への忠誠心から、狐は日本でも眷属神として様々な神社でお祀りされているのだと思いました。


ところで、桃は中国では神仙に力を与える果物とされているようですね。日本神話でも邪を祓う果物として描かれています。イザナギは黄泉の国で変わり果てたイザナミをみてしまいます。怒り狂ったイザナミから必死で逃げるイザナギを助けたのは桃でした。桃を投げて追い払うことが出来たのです。


桃から生まれた桃太郎も、鬼を退治します。桃太郎伝説のある岡山県は桃が県の花ですし、桃の産地です。


桃太郎は岡山県の吉備津神社の御祭神吉備津彦命のようです。古代、西国で蛮行を繰り返した温羅一族をやっつけた話をわかりやすく「桃太郎」=吉備津彦命、「鬼」=温羅(オンラ)一族に名前を変えて日本昔話にしたのですね。桃太郎は吉備団子を持って、鬼ヶ島(オニガ)島に行きますから。


33日の桃の節句ひな祭りも、穢れ祓いの意味があり雛を身代わりとして川に流し、娘が健やかに成長することを祈ったのだとか。


桃の薄ピンクでハート型した形は可愛いです。桃は食べてもとても血流に良いようですし、女性に愛用される漢方薬にもなっているみたいですね。


桃の花が咲き誇る桃源郷。


そこに住まう神様も素朴で純粋で無垢でピュアなハートの持ち主。そんな桃源郷が日本の地に沢山できると良いですね。


【画像はドラマ十里桃花より】


神様の神器 東皇鐘

2021-02-23 10:07:00 | 十里桃花

十里桃花のお話の続きです。


ドラマの中で神々を貫徹して悩ませる東皇鐘という名前の、武神である墨淵が作った鐘の神器があります。


東皇鐘は最も威力のある神器だと?

師匠が作ったんですよね?

と一番弟子が師匠に聞く場面もあります。



名前の東皇鐘から感じるのは日本です。鐘は、仏教寺院などにあり、高い音は高次の霊と繋がる霊的な意味があると思います。神社の鈴も同じです。世界で「東」に位置し、一番最初に日が昇る国日本には、世界一長い歴史をもつ「皇」室があり、天皇陛下は毎日、日本と世界の平和と安寧を祈ってくださっています。


ところで、ドラマに出てくるこの神器が悪いものの手に渡った事で闘いがおこり、東皇鐘を封印するため、武神である墨淵自身が身を捧げて天界を守ります。墨淵は元神を傷つけられ瀕死の重症を負い何万年も眠りにつきます。


この天界を滅ぼす可能性を秘めた東皇鐘が炸裂し、その姿が巨大なキノコの形であるのを見た瞬間、これは原爆のキノコ雲とそっくりだと思いました。


キノコ繋がりで神様の薬、昨日ブログに書いた神芝草を思いました。


十里桃花のドラマでは、怖い神獣に守らせていた貴重な神芝草もキノコでした。キノコは菌類で、その他の菌類も目立たず生物の循環を根底で支える最小の存在です。


日本神話に出てくるウマシアシカビヒコヂという神様がお役目を担っていらっしゃるのではないかとお名前から勝手に推察しています。


美し「ウマシ」国日本を、「カビ」などの菌類で、地中から葦、足、脚「アシ」で支える神様だと私は思っています。


菌類は自然を地中から支える隠れた精霊だと思います。固有の土壌細菌の発見が新薬の開発のきっかけとなることが今までにもありましたし、これからもあると思います。


菌類は胞子を放つことで種を増やします。目に見えませんが、大変貴重なキノコもあれば、食べれば死ぬほどの毒キノコもあります。


胞子の「胞」は月を包むと書きます。月=夜の神様と縁があるかもですね。日本神話の三貴神、月読尊=月夜見様は古事記でもほとんど描かれない隠れた謎の神様です。


原爆の放射能(ホウシ+ャノウ)も胞子(ホウシ)のように目に見えません。しかし、一旦放たれると確実に命を奪います。人間の罪を刈りとるように、罪の無い人でさえ、人類の共同責任を背負わされて命を奪われてしまいます。



原爆の唯一の被害をうけた日本は、大切な役目を担う(荷=邇=瓊を背負う)気がします。


高天原の様な天国を地上に造ろうと「荷」ニを背負い天から降臨された神様が、日本神話の瓊瓊杵尊(ニニギの尊)であり、降り立った地が「日」本=ニホンです。


原爆が最初に投下された広島には、神のイツク(斎く)島=厳島神社があります。市杵島(イチキしま)姫様が御祭神です。水の神様です。


原子力発電は、火力、水力、風力、地熱エネルギーなどの自然では賄いきれなくなったエネルギーを補うために、悪くいうと、もっと、もっとの欲心を満たすために作られたエネルギーです。 


悲しい記憶として心に残る、福の島、福島県原子力発電所の事故では故郷を終われた人が沢山います。その後何トンもの海水で高炉を冷やす必要があり、汚水の問題もおこりました。



大祓祝詞に出てくる水の神様、瀬織津姫様は人の罪を瀬織って大海原に放ってくださっているかもしれません。


謎の多い瀬織津姫様は、市杵島姫様と同一神とも言われています。


美しい地球の水の循環、自然の循環を人がおかさないよう、貪ることがないよう、今あるものを大切にして御魂磨きをしていきます。



【画像はドラマ十里桃花より】



神様の薬 神芝草

2021-02-22 07:38:00 | 十里桃花

ドラマ十里桃花のお話しの続きです。ドラマの中にでてくる神様の薬についてつぶやきます。


読んでいただきありがとうございます。


ドラマの中にでてくる神様の薬は神芝草といい、何回か出てきます。不死であるはずの神様の元神が傷つき命が危ない時などに求められています。ただ、4匹の怖い神獣が霊山の洞窟の中で守る霊木に寄生するキノコのため、なかなか手に入れることは出来ません。


そのキノコ=神芝草を、神々が愛する人、子、兄弟の命を救う為にぼろぼろに傷をおい、仙力を失いながらも手に入れようとします。そして、煉丹術を通して丹薬にします。


その神芝草は、現世界でいうと、なかなか手に入らないキノコ=サルノコシカケ(霊芝)に姿がとても似ていました。名前も似てますね。







山の神様の総本山、日吉大社の眷属神は猿のようです。山繋がりで、猿の腰掛けの名前がついたのかどうかはわかりませんが、大変貴重で希少なキノコであり、大病にも効能があり、漢方でも相当高価な薬とされているようです。いただいたことはありませんが。


サルノコシカケは、寄生した木の髄までエキスを吸い取るようで、サルノコシカケの寄生した木は枯れてしまうこともあるようです。つまり木は命懸けでキノコに生命を譲るのです。


そうして木のエネルギーを受け継いだキノコがまた他に命を譲る。



自然の摂理には一切狂いはないと思います。

大木がキノコに共生を許す姿は、自己犠牲ではなく他者愛の気がします。


キノコは菌類です。

菌類は、食物連鎖では一番下層で目立たない一番小さな存在です。しかし、動植物の死骸を無機物に変え、土を豊かにし、天から降る水を浄化します。この目に見えない、目立たない存在がなければ、何も生きていけません。縁の下の力持ちです。


自然の循環の中には、共生はあっても奪い合いは無い気がします。全ての生きとしいけるものは、自然の恵から命を譲っていただき命を繋ぎます。


この循環の一部に人も共生している。   


山の幸、海の幸に恵まれた美し(ウマシ)国日本に生まれたことを感謝いたします。



【画像はドラマ十里桃花より】




神様になった鳥 不死鳥

2021-02-21 08:02:00 | 十里桃花

ドラマ十里桃花にでてくる折顔上神の乗り物は畢方という一本足の美しい鶴でした。また、別の場面では火を噴く鳳凰が描かれていました。


その繋がりで大好きな手塚治虫さんの火の鳥を読んで感じたことを今日はつぶやいてみます。


読んでいただきありがとうございます。


火の鳥、不死鳥をテーマに壮大なストーリーが古代から未来にかけて、また、未来から太古に戻りぐるぐるとめくるめく展開されます。


火の鳥を一生涯の壮大な仕事とされていた、日本の生んだ天才手塚治虫さんは、ストーリーを書き終えることの無いまま天国に召されました。



古代から人は死ぬことへの恐怖から不老不死を求めました。


ピラミッドのミイラも、永遠の命を願って作られたようです。ご遺体に水銀を溶かしたものを浸し防腐として化石化したようです。



秦の始皇帝は不老不死の丹薬を求めて遣いを日本に送ったともいわれます。煉丹術。錬丹術。不死の丹薬を作って神仙になる術のことです。


丹は水銀のこと。 

日本の丹の地名には水銀鉱脈が関係しているようです。生きながら仏になれると唱えた空海さんは、この丹のつく地を殆ど訪れたと聞いたことがあります。


水銀を使うと金を抽出できるために、金の抽出にも用いられていました。錬金術は、錬丹術ともいえそうです。


しかし、水銀は日本で甚大な公害をひきおこしました。今でも、安価な金の抽出方法のため、発展途上国では深刻な環境問題を生み出しています。


自然から生まれたものを人の欲心は悪いものに変えてしまうのかもしれません。


錬金術は、金を作る術と書きますが、金属に限らず人間の肉体や魂を完全な存在に錬成する試みのことも指すようです。


全ての人に宿る内なる神様を大切にすることだと感じます。


神社の鳥居の朱色を丹塗りといいます。

丹、つまり、水銀が塗料に使われています。水銀には邪を祓う力があるようです。


頭の朱い「丹」頂鶴が、十里桃花のドラマの中の屏風に描かれています。霊鳥です。真っ白な日本の雪景色にも丹頂鶴は似合います。





お写真は鶴の画像よりお借りしています。


鶴に姿が似ている白鷺も霊鳥です。福井県氣比神宮の眷属神です。こちらの神宮も空海さんと縁があるようです。行ってみたいです。


氣比神宮の朱塗りの鳥居は、広島の厳島、奈良の春日神社とならんで三大鳥居とか。朱い鳥居に白鷺がとまっていたらと想像するだけでうっとりします。停まり木=鳥居には、トリがイてほしい。笑


ところで、丹という漢字は、「に」「あか」「まごころ」という意味があります。


「に」ほんの国旗は、白地に「あか」丸。何もない真っ白な空間に太陽があります。世界一美しい国旗のように私は感じます。この自然豊かな国で、脈々と命を育む自然を大切に思い和合する「まごころ」を大切にしたいです。


人は肉体の死をいつか迎えます。いくら不老不死を願っても。そして、さなぎから蝶になって、 鶴のように、鷺のように、真っ白な羽を広げて魂の還るところに飛んで逝きます。


死は通過点。 魂は永遠。魂は不死蝶、不死鳥。


いつか還る日まで、御魂磨きをしていきます。


【画像はgoogle 画像より】