大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

恩寵

2023-04-27 05:16:00 | ひとりごと

荒波は、尖った岩を丸く削ります


岩は荒波により

叩き砕くような圧に打たれても

泰然としており

やがて何事もないような

静かな時がくるさと


じっと無心でいるようにもみえます

人が

荒波にのまれかけるような経験をした時

なかなか無心で受け止めることは

難しいですね


荒波には人は忍耐を必要とします

忍耐も生きていればこその経験ですから

経験できることは実はすごくて


どんな経験も、それを耐えた人にしか

味わえないものを残します


あー

痛かったな、苦しかったな、辛かったな

という残り香を自分に深く刻みつつも


その痛みを知ることは

実はすごいことかもしれないなと

思います


過去の自分より、もっと人の

痛みを感じる力を強めます


過去の自分より、もっと人の

弱さを受け入れる器を広げます


だからこそ

荒波に打ちのめされるような

希少な経験は


つくづく貴重だと思います



痛かった、苦しかったという実体験は

他人事をひとつずつ無くします



自他の垣根がひとつ取り除かれる

という感じです

弱い立場への共感力や

寄り添う心が拡がります


それは誰かがいつか

同じような苦しみの渦中にいるとき


相手の視点に過去の自分を重ねて


他者を傷つけない姿勢や言葉を

正しく選ぶことができます


主なる神様からみたら

その人が受ける艱難辛苦は


その人に

丁度よくて


それをああだ

こうだと一時の感情により

善悪にわけて

色付けする必要などなく


ただ淡々と

全てはかわるから


きついなぁという経験を

有り難いと

勝手に脳内変換してみます


すると

苦しみや悲しみこそ


神様から与えられた試練でもあり

神様がうけた試練でもあり


逆をいうと



神様の深い深い恩寵であり

生きて元神を知るための恩寵かもなと



そんなふうに思います