大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

らい予防法違憲国賠訴訟動画④ 母との絆を求めて

2024-12-19 08:19:00 | ひとりごと

最期の力を振り絞り真っ赤に燃えたあと、冷たい冬の風に耐え切れずはらはらと落ちる葉。

美しさと儚さと物悲しさを感じます。





動画の最初の画面に使用した竪山さんの写真。

この真っ赤な落ち葉を

「天使の落とし物」と竪山さんは題していました。


  ある日を境に深く傷つき凍りついた少年の心。12歳で母につれられ療養所に入所した千葉龍夫さんことチョンヨンブさん。


竪山さんが兄として慕う御方です。


竪山さんは13歳で親元から引き裂かれ隔離されました。その時から時がとまった、殺された、自分の誕生日は忘れても、その日は忘れられない、と竪山さんは語っていました。名前も変えられ,存在を消されます。


私は、これを拉致被害だと思います。


親の庇護が必要な子供にも隔離を強いたらい予防法。


チョンヨンブさんの逸話から、真っ直ぐな、純真無垢な赤子のようなお方だと感じます。


龍の名前を日本名に持つヨンブさん。

妹は、竪山さんから、

「やっと人間になりました」

これはすごい言葉だから思いを深く込めて語ってくれと言われました。


そして、何回も何回も取り直し、その度に、なんでこんな言葉をいわせるような事が起こったのか、、と妹は涙が溢れてきたようです。


竪山さんのお話の中には、ヨンブさん以外の在日のハンセン病患者の方々のお話もあります。


種族をわかたず。


同じ血が流れた人間です。在日差別も昔は酷かったと聞きます。差別は敵対をうみ「和」から一番離れた行為です。


ハンセン病元患者の平均年齢が90歳に迫る中、

市民の知らない闇の中で何が起こっていたのか事実を知る必要を感じています。


もし、自分なら、もし自分の子なら、その痛みに耐えられるだろうか。


らい予防法違憲国賠訴訟動画④

母との絆を求めて   国境を越えた闘い   

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