白龍の夢をみたことを以前書きましたが、黒龍についても書いておきたいと思います。黒龍は政をすると教えてもらいました。夢でみたこともありません!こちらは、好奇心と探究心から調べてみました。空想もたくさんあります。
龍神は、闇龗神(くらおかみのかみ)、高龗神(たかおかみのかみ)とも言われていて、龗神(おかみのかみ)と総称されることもあり日本の神話に登場する「水の神様」で日本各地に神社もあります。
龗おかみの漢字は、雨+口口口+龍で、
口3つは、器を三つ並べた様子です。つまり雨乞いの祈りを表しているようです。
闇龗神は谷間に流れる川を司る龍神、
闇から連想して、黒龍様のこととも言われます。
高龗神は山に降る雨を司る龍神で、白龍様のことと言われています。
川は、氾濫したり、枯渇したりと人を苦しめます。谷川を司る闇龗神は、荒ぶる側面も持っているから「闇」の名がついてしまったのかもしれません。
実は、私はその響きに違和感があります。むしろ、自然のあるべき姿に戻そうとする動きを司る神で、人にとっては辛い現実だけをみて闇と名付けられたように思います。また、邪神や祟り神などと名付けられてしまった神様もいらっしゃいます。
恵をくれるくれないで良い神、悪い神。そんな事はなく神様は神様で、正邪を人が判断するような存在でもなく、もっと壮大な働きをしている様に思います。
ところで、日本は、邪神や祟り神と呼ばれる神様を敬い祀る事で怒りを鎮めてきました。忌み嫌う(排除する)考えがあるうちはやはり鎮まることができないのかもしれません。
人間社会に置き換えるとわかりやすいです。虐めは嫌いな人を排除する卑劣な行為です。虐めた方はすぐ忘れても、虐められた方はなかなか忘れられません。
いじめで引きこもりになったりする子供達がいます。やった方はすぐ忘れるのに、やられた方は大切な時間を孤独の中で苦しみます。仮面を被って見てみないふりをする人も同罪です。集団心理は、やった方の罪を見かけ上分散し、やられた方は何倍も受け取ります。だから学校や職場に来れなくなります。
そういう事を集団でやる人達が私は大嫌いです。腹も立つ。やられた方に苦しまなくて良いよ、と言いたい。君は悪くないよと、、。自分を責めないでと、、。
そういうところで生まれる負のエネルギーを考えただけでも、祟りとかは、根本が理不尽だったり、排除された悲しみからくるのかもしれないと思ってしまいます。
金刀比羅宮の御祭神は大物主命と崇徳天皇です。崇徳天皇は祟り神と呼ばれています。明治天皇が御霊を鎮めるために香川県の金刀比羅宮にお祀りしました。しかし、歴史背景を知ると、崇徳天皇は理不尽なことに囲まれてとても辛かったと推測できます。
祟り神(←私はこの呼び方も違和感があります)とも呼ばれる御祭神がお祀りされている神社を参拝すると、そんな風に呼ばれて辛かっただろうなと手を合わせます。
征服されたり、なきものとされたり、兵どもが夢のあと、だったり。歴史は勝者が語ります。敗者は、あっという間に完全悪者。自分がもし祟り神なんて呼ばれたら辛いだろうと思います。
私は何となく九州でお祀りされている神社なんかにもその様な所が多いのではないかと感じています。夫のルーツ、九州の神社も参拝したくなっています。コロナ退散してほしいな。
つづく
【画像は黒龍画像検索より】
私も闇という言葉に違和感がありました。スッキリしました。黒龍は惹かれる龍神様でして、そのような存在だと知り勉強になりました。色んな情報が溢れる中、何が正しいかを見極める目を持ちたいと思いました。色々学ばせて貰ってます!また、ご教示いただければ嬉しいです。