大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

因幡の白兎を勝手に検証する

2022-04-06 05:09:00 | 神話・物語・本から
昨日からの続きです。

月の兎は、自己犠牲や、捕食のイメージがありながらも、どこか太陽と縁があるのは、日本記紀も同じでした。


それでは、日本昔話の因幡の白兎はどうかというと、これまた、食の稲穂を日本にもたらす兎の話です。


下の絵本は、京都にある縁結び神社のホームページより因幡の白兎のお話をお借りしました。文字よりわかりやすいです。








注釈、絵で兎は月で黄泉がえります!


以上。それでは、勝手に検証します。。🤗


上の漫画は縁結び神社からの漫画を借りました。縁結びは、エンムスビ。響きにエビス様が隠れてる!と気付きました。




十日戎の絵は、日の出の神様、エビス様が月に縁のある兎にのって海を渡っています。日と月の交わりのストーリー。


エビス(戎)は、西戎のエビス。




秦は統一王朝になる前は西にありました。

因幡の白兎は何を意味しているのか?

月の兎の一族(渡来人?)が、海に縁あるワニの名前を持つ一族(これまた渡来人一族)の助けを得て、日の国(出雲)に到着したが、

日の国に入ったら、ワニさんを騙したことで喧嘩になり、やっつけられそうになり、

(また、大国主命の兄、つまり、日の国の民からも、塩を塗られるような虐め、差別に遭うも)

優しい日の国を造った大国主命に最後は助けられて、奥さんを紹介して貰い和合する話だった!と(勝手に)感じました。


東の国に憧れる気持ち(満月)から、一回絶望する(新月)も、

助けられて甦り(月は黄泉の国のイメージがあります)その後、お礼に、日の出の国にキモチよくお餅、つまり、米の稲穂を届けた話。兎は月で餅つきますしね。因幡は、稲穂ですし。



また、月は、女性のメグリをさすこともあり、巡りには、運り(メグリ)、回り(メグリ)、数り(メグリ)などと漢字をあてたりします。

数りは、自分のまいた種、という感じですね。

メグリは、女性的でもあり、また、因縁のような、自業自得もあります。

兎も、騙したからワニさんが怒ったわけです。

しかし、最後は日の国の主と仲良くなり、稲穂や末広がりの「ハ」ガミのお姫様まで紹介するキューピッドになります。ですから、日と月を和した話しでもあります。


八上は、八神とおきかえると、天皇の守護神として宮中の神殿に祭るハ柱の神々。神産(かみむすひ)・高御産日(たかみむすひ)・玉積(たまづめむすひ)・生(いくむすひ)・足(たるむすひ)・大宮売(おおみやのめ)・御食津(みけつ)・事代主(ことしろぬし)の神々。


因幡の白兎の、

大国主命と白兎は、

現代版、千と千尋の神隠しの

千尋とハクの相互扶助ストーリーに似てる!と、勝手に解釈しました。笑。

千尋になって、隠された神々がおでましになるように神々と和したい気がします!誰しも千尋になれます。まずは、千尋のように神々の世界で働くことから?笑






ところで、因幡の白兎に出てくる鰐(ワニ)はおそらく和珥氏(わにうじ)のことかな。昔話ではサメとも言われますね。

ワニ氏については、沢山語りたいので、また、いつか私の頭の整理がついたらまとめます。笑。


古代には、強い勢力のあった渡来人のワニさん一族(和珥は和邇丸邇とも書く)がいました。各地に勢力を伸ばして皇室にも影響力のあった一族のようですね。


兎に角、昔話は面白い!


ちなみに、伊勢の外宮は豊受大神は、内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)食事を司る神とて丹波(ニワ)の国から伊勢の国に迎えられて米づくりをはじめ、衣食住すべてに関わる産業の神さま。


どこか、外宮は、食に関する月をもイメージさせる気もしています。天照大神(日)を祀る内宮より先に参拝する習わしがありますね。


日と月の関係は水を渡って和して繋がる。最後は、白兎さんも、日の出神エビス様の東の国でハッピーエンドですね!


京都府の元伊勢籠神社の日、月御守り、持ってないけど、素敵♡ですね。




またまた、つづく



【画像はお借りしてます】


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