福澤諭吉は慶應義塾の創立者で、学問のすゝめにある御言葉の、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は有名ですね。
私も、九州に行くまではこの言葉は福沢諭吉の言葉だと思っていました。
しかし、宗像大社で買った自費出版であろう薄い手作りの冊子の本を2冊購入して読み、あの名言は福沢諭吉の御言葉では無かったんだなとわかりました。
これは、福沢諭吉が明治時代に、ある一族の末裔に託された言葉のようです。その証拠に
「……人を造らず」という言葉に続けて「といへり」とあるのです。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といへり。
ネットなどではアメリカの独立宣言の序文『すべての人間は、生まれながらにして平等である』を意訳して引用したとされていますが、
九州で買ってきた本によると、この御言葉は実はもっと古くて、縄文信仰を東北の地でアラハバキとして守り続けていた一族の家訓であり、それを表には出さずに、広めるようにと福沢諭吉に託された御言葉でした。
この御言葉をこれからの時代に使って欲しいと託された福沢諭吉は、畏れ多いことだと思い、言い切りではなく、「いへり」をつけたというのです。
この御言葉を託したのは、故安倍元首相のご先祖であり、ずっとその祖先を遡ると大和朝廷と戦って敗北し、東北に逃れた長髄彦の兄である安日彦にあたります。
つまり、太古の日本を統べ、太古からの縄文信仰を守ろうと長い間、陰となり蝦夷と呼ばれ差別されながらも死守し続けた一族の家訓だったようです。
そして、古代史をみていくと、一族はまた大和朝廷に国譲りしたとされる出雲につながるのです。
念のため、私は政治的に、安倍さんを支持していたり、支持していかなったりは全くありません。ただ、日本のために長い間頑張って下さった事には心より感謝申し上げます。また、陽気な雰囲気だった奥様の悲痛な面持ちには胸を痛めています。
この話は、ご高齢の古代史が趣味である九州の方が様々な偽書とされた本なども参考に、また、東北から九州に流された安倍氏の事なども入念に調べて書かれています。その本を元に私も書いていますから、真実かどうかはわかりません。
しかし、これが事実ならば、何故、これから若い人に学問を広めようとする福沢諭吉に、安倍一族が、自らの家訓を託したのかを想像しました。
アメリカ独立宣言は1776年です。長髄彦の生きた時代は、神話の時代です。縄文から弥生へと、祈りにおいても、神々においても、政治においても様々な交代劇が繰り広げられた時代だったように推測します。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
は、その時代の御言葉です。あらそいがなく、平和だったとされる縄文時代の言葉です。
福沢諭吉が生きた時代、明治時代は欧米列強に追いつこうと日本は文明化を進めます。急激な改革は功罪をうみ、熾烈な競争、負けたくない意識は、どんどん混乱をうみました。
帝国主義が世界中で広がり、国と国の弱肉強食。神国のはずの日本も負けじと濁流の世界を清めるのではなく、更に汚していきました。
まるで、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といへりと逆の世界がどんどん繰り広げられ、大戦へと突入します。
戦いの火種のひとつには、相手を打ち負かしたい欲求や、上に立ち従わせたい気持ちがあったと思います。
明治時代の始まりは、天皇に政権をおかえしする大政奉還によりおこります。天皇陛下に繋がる大和朝廷と激しく対立した長髄彦やその血縁者の末裔の言葉は、公にできなかったのではないかと推測します。
しかし、忖度とか抜きに、良い言葉は良いわけで、今は令和ですし、良い言葉は誰が発したとか関係なく、つまり専売特許ではなく、戦いのなかった縄文から日本にはあったのが真実だとすると、単純に私はとても素晴らしいと思えました。
そして、次の世代を担う若い人にそうなって貰いたいと無私の思いで家訓を匿名で福沢諭吉に託した蝦夷に繋がる一族の背景を思うと、
日本の武士道にも通じるような高潔さや、
戦いのない縄文時代の清らかな思い、
差別のない平な世界の実現を願う思いを感じました。
日本人として
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といへり
の「いへり」が、アメリカからの言葉の引用ではなく、太古からこの日本で守り続けられていた言葉だったとすると、それはとても誇らしく素晴らしいことだなぁと感動しました。
私も最初は驚きましたが、いへり。がついているから、引用だということは言われていたようですね。
誰が言ったかは実は問題ではなく、潰されたり消される事なく残った事が大切で、
真理の御言葉は時代変わらず素晴らしいなと思いました。
全ての人に、また、将来を担う子供達全てに浸透して欲しいですね。福沢諭吉もそれを心から願っていたのだと思いました。
コメントありがとうございました😊
これは驚きました!、多分多くの人にも...
この言葉を天皇を絶対視していた軍国主義の時代に照らせば、その重みが伝わってきますね。