日本の地は龍体だと言われています。形自体も龍のようですね。日本には、龍神様を祀る神社もあります。出雲神族は、龍神信仰をしていましたが、それを禁じられ弁才天と不動明王を裏信仰としていたけれども、特に弁才天を選んだという話を読みました。
龍神はエネルギーのようですが、渦を巻いたり、こねくり回しながら大地を造ったとすると、超古代は人が住める土地自体への感謝をしていたのかもです。
世界遺産である宗像大社には超巨岩信仰がありました。宗像三女神の長女、田心姫神を祀る沖ノ島の沖津宮は、今でも女人禁制であり選ばれた男性だけ裸で禊をして入ることが許される場所のようです。
女性は中津宮の遥拝所から沖ノ島の沖津宮にむけて今でも祈りを捧げます。
その沖ノ島での古代祭祀の場所の写真が紹介されていました。超古代祭祀は巨岩の上に始まり、巨岩の陰、そして露天の平坦地へと移行していくにつれ、宗像三女神信仰は確立されたようです。宗像三女神の一柱の神、市杵島姫は弁財天ともいわれています。
空海さんは唐への航海中に宗像三女神に助けられ、日本に帰ってからまずお礼に行っています。大海原をおさめる素戔嗚尊の娘が宗像三女神ですから、遣唐使など命懸けの航海の無事を祈ったり、今でも漁師さんにとっては心の拠り所なのだと思います。
鎌倉にある江島神社は天気が良いと富士山も眺める事ができます。こちらも宗像三女神を祀り、弁財天のお堂もあり、龍神様も祀ります。奥には空海さんと、日蓮さんも修行した洞窟がありました。
弁財天については祓戸の神様の一柱、瀬織津姫ともいわれています。水に関係がある女神ですから、御祭神名は、人が便宜上つけただけで同じ傾向のある神様に様々な御神名がついているのかもですね。
大和は、大倭。人が委ねるの漢字の中には女の漢字があります。「和する」のは神に「人が委ねる」ことなのかもです。昔は神への祭祀は巫女がやっており、女性が神に仕えていました。
古代祭祀を司る卑弥呼は日と水の巫女ともいえそうです。人の身体は殆どが水でできているし、海の満ち引きは月の働きによりますし、月の巡りのある女性は水にも例えることができます。
日本は日が高く昇る国。遍く日の光が大地を照らし、水が生命を育みます。大地を潤す水と、遍く照らす日の光は交わってこそ本来の働きがありそうです。
水を女性(陰)とすると、日(陽)は男性のようにも思います。
「塞の神」は、交わりの神様、和の神だと思います。古代祭祀は、大いなる神のまにまに生きた祖先の姿を想像させます。
交わりの中で、命が繋がり、命ある限り生かしていただいていることへの感謝を捧げるのは今も同じですね。
ながらく神々への私のマニアな趣味の空想話しにお付き合いいただきありがとうございました。
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