愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

寄生虫ダイエット? みなさん、真似しないように(爆)

2009年10月04日 23時22分11秒 | 自然科学
 寄生虫ダイエットというのがあるみたいですね。いまどき、こんな記事を見かけるのとはね。

http://diet.goo.ne.jp/member/rensai/dokidoki/019.html

 昔、マリア・カラスという歌手がダイエットのために恐るべきことをしました。サナダムシを自分に感染させておなかの中でサナダムシを飼育しました。それで、やせたそうです。マリア・カラスは元祖寄生虫ダイエットというところです。

 もっとも、リンク先で示したように寄生虫ダイエットはお勧めできません。下痢や腹痛に悩まされるだけではなく、サイトの4コマ漫画のようなことも……。

 寄生虫に感染するとアレルギー疾患(喘息、アトピーなど)が治るといいます。寄生虫博士で知られる藤田紘一郎さんは、サナダ虫からアトピーを予防するのに有効な物質が出ていることを突き止めています。だからといって、寄生虫をおなかの中で飼育しましょうというわけではなくてそういう物質を治療に約だてられないかということを研究しています。

 くれぐれも、藤田紘一郎さんの研究室に行って(ダイエットのために)サナダ虫をください、なんてことないように(爆)。言ってもサナダ虫をもらえません。だって、そんなことをしたら薬事法違反で藤田紘一郎さんがお縄になりますので。


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科学的社会主義が自然科学と無縁だと?一般法則論者のたわごとよ

2009年08月19日 01時11分19秒 | 自然科学

紹介・「科学的社会主義を学ぶ」不破哲三著・新日本出版社 - 愛と情熱の革命戦記

 上記のリンクをたどればお分かりですが、一般法則論者と名乗る御仁がもはや笑うしかないコメントをよこしてきました。

 コメントの表題に「科学的社会主義は自然科学とは無縁です」とし、あれこれ書いていますが、科学的社会主義を自然科学とは無縁と言い切るようでは、「一般法則論者」と名乗る御仁が科学的社会主義の「か」の字も知らず、思い込みに始まり思い込みに終わっているということを自ら告白しているというほかありません。そんなあなたに「マルクス主義政党のいうことを丸暗記する程度の教養しか今現在お持ちではないようなので」と言われる筋合いはございませんこと。。。オホホ。。。

 科学的社会主義と自然科学とは、縁がないどころか極めて親和性が高いです。ここの記事でこのことを若干論証します。

 科学的社会主義の世界観(世界をどう見るか)の特質として弁証法的唯物論(唯物弁証法ともいう)があります。これは、世の中の物事は、連関しあっていて運動し、全ては生成、発展、消滅の過程にあるという見方です。そして、物事には歴史があり、時間の流れがあり、そのなかで物事を相対化して見るいうのが弁証法のものの見方の特質の一つです。また、弁証法的唯物論では、矛盾を物質の運動の契機となる要素であると考えています。誤解のないように申し上げておきますが、ここで使っている「矛盾」という言葉はつじつまが合わないという意味ではありません。物質が生成し、発展し、消滅していく過程を歩む契機となる事柄を「矛盾」といっています。ここでは「矛盾」という言葉を哲学の用語として使用しており、日常生活の言葉の意味とは切り離してください。

 ここで少しまとめておきましょう。






 弁証法の特質

 ○世界における物質は相互に連関していてそのなかで物事を認識します。

 ○物質を、静止したものとしてではなく、変化のなかで捉えます。

 ○一見相容れない対立したようなことが一つの事象の中で相互に働きかけあい、このことによって物質が運動することを捉えます。

 ○対立物の相互浸透







 まずは、物質相互の連関について。

 世界において物質(ここで言う物質とは人間の意識とは独立して客観的に存在しているもの全てを指します。)は、相互に関連しあいながら存在して運動しています。人の身体を考えれば分かりやすいかもしれません。人間の身体には、脳、心臓、胃、腸、肝臓、手、足、筋肉、骨など他にもさまざまな器官が存在しています。それぞれ器官には固有の役割がありますが、その固有の役割を果たしえるのは、人間の身体の中でそれぞれの器官が相互につながりあっているからこそであります。例えば、自己などで私の腕が切り落とされて身体から切り離されてしまったとしたら同でしょうか。もはや、そのような腕は腕としての機能を果たさなくなります。このことは、他の器官についても同じようなことがいえます。それぞれ、固有の役割がありながらつながりあっている、連関しあっていることが分かります。

 では、例えるものを変えて、今度は宇宙まで話を広げてみましょう。私たちが住んでいる地球が太陽の周りをおおむね一定の距離を保ちながら公転しているのはなぜでしょうか。私は、物理学の専門家ではないので詳細なことは述べられませんが、太陽系の惑星の運動は、太陽はもちろん、太陽の周囲を公転している数々の惑星の重力が相互に影響しあっていること抜きにしては考えられません。お互いが引き合い、あるいは星の位置関係によりはじきあうことが太陽系の中で微妙なバランスをとって存在しています。だからこそ、私たちが住んでいる地球だけではなく他の惑星の重力がお互いに影響しあっている、もちろん太陽の重力の役割が大きいわけですが、からこそ一つの惑星が姿を保っていられるわけです。それぞれの星は一見バラバラに存在しているように見えても真実はお互いに連関し影響しあっているわけです。この中身に関しては、私なんかより物理学者や天文学者のほうがよく知っているでしょう。

 世界において、物質は絶えず変化しています。物質が未来永劫同じ状態ということはありえません。世界において物質はすべて生成、発展、消滅の過程にあります。そして、ある物質の消滅はたんなる消滅ではなく次の生成へと結びついていきます。

 例えば、私自身のことで言えば、私が今から34年前にこの世に生まれたわけですが、いまの姿で生まれてきたわけではありません。当たり前ですね。良くも悪くも、生まれてから成長して成人して今に至っているわけです。当然、私自身やがては年老いて死にます。死ねば、私という自我の存在は消滅します。私の肉体が生命体としての活動を終えてしまった後、たんなる消滅かといえばそうではありません。私の身体を作っている物質は世界の中で循環していき何らかの形で次の生成、発展、消滅をつくる糧となります。世界において、物質はこの流れに乗っています。

 例によって、又宇宙にまで話を広げます。

 いまから、100億年ほど前にビッグバンによって私たちの住む宇宙が生まれたといわれいます。この問題についてはさまざまな議論があります。ただ、私たちの住む宇宙にも歴史があり、その中で発展があったことだけは確かなことです。原始の宇宙では高密度、高温で存在するのは素粒子という状態でした。膨張するなかで温度が下がり素粒子同士の結合が始まるなどの仮定を経て、原子が誕生するようになり、次第に原始的な恒星、銀河というのが生じてくるようになります。恒星において核融合反応を繰り返しヘリウムが生成し、寿命を迎えた星は超新星爆発をして物質を宇宙に放散していきます。宇宙に放散した物質を基礎にして新たな星が宇宙に誕生します。こういったことを、繰り返しながらさまざまな物質が宇宙に生まれていきます。こうして私たちの住んでいる宇宙の形が出来上がっていきます。

 人間の身体から宇宙に至るまで物質は全て生成、発展、消滅の過程にあります。

 次に対立物の相互浸透について。

 物質の運動は、相容れない対立した要素がひとつの事象の中で相互に働きかけあい浸透しあうことによって成り立っています。身近で分かりやすい例が、やはり人間、そのほか生物の身体です。生まれる(生成)ということと死ぬ(消滅)ということとはまるで相容れない要素です。しかし、実際のところ人間など多細胞生物は身体の中で生まれるということと死ぬということとが絶えず行なわれています。私がいまこうしてブログの記事を執筆している現在、私の身体を構成する細胞レベルではやはり細胞が生まれながら同時に死ぬ細胞があり、入れ替わっています。だからこそ、私が私自身としての生命活動を維持できるわけです。まさに、生まれる(生成)と死ぬ(消滅)が私の身体の中で相互に浸透しあっているのです。細胞レベルまで考えれば、私は、生まれると同時に死んでいっているのです。これが、止まったら新陳代謝がないということですからね。


 それではまたまた、視点をユニバースに広げてみましょう。

 人間の寿命というのを基準にするととてつもなく気の遠い時間にはなりますが、何百億年という宇宙の歴史のなかでは何十万年というのはそれほどの時間ではありません。そう考えたとき、私たちの住む宇宙においては、絶えず星が生まれては死んでいっています。死んだ星は死ぬ瞬間に超新星爆発という形で星間物質を放出して新たな星を作る礎を築きます。こうした事柄は、宇宙のいろいろなところで絶えず発生しています。ビッグバン以降、私たちの住む宇宙のなかでは星の誕生と死ということとが絶えず生じていています。宇宙全体という大きな枠組みのなかで、生まれる(生成)、死ぬ(消滅)という相容れないことが絶えずお互いに関係しあい、浸透しています。宇宙の歴史はこうして作られています。私たちの住んでいる宇宙の姿は、星の誕生と死というのが大きな枠組みのなかで絶えず起きているからこそ存在しています。

 このようにして考えると、弁証法というものの見方は、決して特殊な認識の仕方ではなくもはや常識的認識の仕方です。

 マルクス、エンゲルスの少し前の時代にヘーゲルという哲学者が弁証法という認識論を再びヨーロッパに取り上げるようになりました。この背景には、生物学の研究が進んでいったことがあります。細胞というものを発見し、細胞というのが絶えず分裂して、生まれて死んでいっている、こういう新陳代謝によって生命体の活動が維持されていることが解明されるようになって行きました。こういう時代背景があって弁証法という認識の仕方が自然科学において再び重要視されるようになりました。

 ヘーゲル、マルクス、エンゲルスが生きていた時代より現在の科学水準はもっと発展しています。今では、宇宙にも歴史があることが解明されています。科学的社会主義の認識論のなかの弁証法というのは、科学の発展が背景にあり、今となっては科学的社会主義者でなくとも、科学的なものの見方をすれば、結局弁証法のものの見方をせざるを得ないところまで科学が発展しています。

 今後も自然科学の発展は弁証法を豊かにしますし、その帰結として科学的社会主義の世界観は発展して豊かになっていきます。

 科学的社会主義と自然科学は、縁がないどころか極めて縁が深く、親和性が高いのです。蛇足ですが、日本共産党中央委員会委員長、議長を歴任して現在党中央委員会付属社会科学研究所所長を務めている不破哲三さんの出身学部が理学部であることは、決して偶然とはいえないと私は考えています。

 一般法則論者と名乗る御仁よ、科学的社会主義と自然科学は縁がないという根拠のない言いがかりはやめていただきたいものです。

 一般法則論者は、神という人間の創造の産物を「存在する」ということを証明すると証して入れ子構造の図解が云々と言葉遊びに終始して、このような言葉遊びをすれば人間の創造の産物である神の存在を証明できると思い込んでいます。なんという哀れなことでしょうか。

 それにしても一般法則論者のブログを拝見してすぐに分かったことはこのブログの管理人はどこぞの反動的俗物だということです。貧乏人根性として列記しているものを見れば、「あればあるだけ使ってしまう→政治家だとバラマキ福祉に走る」と書いてある。だいたい、貧困を防ぐために必要な予算を組み立てて施策を講じることをバラマキ福祉という見方しかできないとは、もはや笑うしかありません。
http://blog.goo.ne.jp/i-will-get-you/e/fbd7889fe9ec3304a743d9f1df5a63c5
 他にも、「・全ての金持ちは悪いことをして金を稼いでいるので高い税金をかけてその富を取り上げるのは正義に叶うと勝手に決めている/こう主張する人に賛同する」と累進課税制度の意義を曲解して、大資本や大資産家に社会的責任を果たすべきことを放棄する手助けをして貧困拡大に、一般法則論者は奉仕しているのであります。それから、貧乏人根性としてこの御仁が列挙していることは、ぎりぎりの生活状態ではしたくてもできないことです。教養を高めることを含めた最低生計費に収入が満たなければ、自己啓発なるものに投資できないし、将来に備えた貯蓄をすることもできません。そういったことを、まるで考慮しないで貧乏人根性としてあれこれのことを列挙して悪罵するのは、「自己責任」論を振りまく新自由主義と通じるものがあります。

 科学的社会主義に的外れな攻撃を仕掛けてきた
一般法則論者と名乗る御仁が信じる神は、独占資本の利益に奉仕して貧困拡大をもたらすために存在している神であります。

 ならば、この場であえて申し上げましょう。

 大資本、大資産家の利益ばかりに奉仕して
 貧困拡大に奉仕する神なら
 こんな神は殺すにかぎる!!

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いつかこういう日(新型インフル日本上陸)が来るとは思っていた

2009年05月09日 21時41分43秒 | 自然科学
asahi.com(朝日新聞社):国内初の新型インフル感染確認 成田帰国の大阪の3人 - 社会

 とうとう、新型インフルの国内感染が確認されました。いくら日本が島国とはいえ、世界中で航空機が飛び交うような世の中で日本だけが埒外ということはありえません。もちろん、水際での検疫が今後無駄になるわけではありません。感染の拡大を最小限に抑えるためには引き続き水際での検疫の取り組みの強化が望まれます。同時に国内での医療体制の新型インフルエンザへの予防及び治療の体制が求められます。

 とはいえ、90年前のスペイン風邪のときより現在は医学がはるかに発達しています。新型インフルエンザウィルスに対する警戒は必要ですが、恐れすぎてしまうのも問題です。防衛的にマスクを着用する、体力を落とさないようにするなど万が一自分が感染しても重症化しないようにする備えは誰にでもできます。また、自分がインフルエンザに感染したかもというときには保健所に相談するなどが必要です。そのまま病院・診療所へ行くと感染を拡大させる可能性があります。

 個人でできることは可能な限りするべきですが個人できることには限界があります。現在、世界中を震撼させている新型インフルエンザは、それぞれの国の政府がどれだけ人民の命と健康を守るのかが正面から問いかけることになるでしょう。シッコという映画ではアメリカの医療保険の問題がクローズアップされて問題提起されていましたが、経済的な要因で受診抑制が起きれば低所得者ほど感染が拡大する、適切な治療が受けられなくて重症化、最悪の場合は命を落とすということが起きます。

 新型の感染症が発生したときには、それぞれの国がどれだけ人民の命と健康を守ろうとするのかが、感染予防、治療などの取り組みを通じて浮き彫りになります。現在の段階でも、日本では検疫官が全国で358人しかいないという検疫体制の脆弱さがはっきりしてきました(検疫官の仕事は高度に専門的なので足りないからといってすぐに人数を増やすことができるわけではないのです)。

 自分自身が新型インフルエンザに感染しないように警戒をするとともに、日本政府が自国の人民をどう取り扱っているかがこういう危機的なときにこそはっきりしてきます。その辺のところを渡したちは、新型インフルを教訓にしながら注視していく必要がありそうです。


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うつ病にかかりやすい人とは

2009年03月15日 19時10分17秒 | 自然科学
「うつ」は心の弱い人がかかるもの?|8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解|ダイヤモンド・オンライン

 上記の字をクリックするとダイヤモンドオンラインの該当記事にアクセスできます。うつ病に関する医学的なことが解説されています。これは、私のgooホームのブログ友達のトッペイさんのブログで知ったサイトの記事です。ダイヤモンドオンラインの記事を読めば自民党総務会長である笹川氏の発言にいかに根拠がないかを理解できます。

 ブログ友達のトッペイさんの記事
「うつ病=気が弱いから」また無理解発言によれば自民党総務会長は明治大学法学部中退だとのことですがそれにしても彼は法学部でいったい何を学んだのでしょうか。法律学は、社会にさまざまな人間同士のつながりがあり、そういうつながりのなかで生きている人間の生活を守るために貢献すべき学問です。事実に基づかないで思いつきで困難にある人を不用意に虐げる発言をするような人は法学部で何も学ばなかったのでしょう。政治家の言動は社会に与える影響が大きいです。そのことをわきまえない人物は政治家失格です。どうみても、自民党総務会長笹川氏は国会議員を辞めるべき人物です。

 不見識且つ他人に対する思いやりのかけらも感じることのできない自民党総務会長笹川氏に以下の言葉がふさわしい。

 Fuck You ! 

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血液型で学び方やおススメ資格が分かるだと?

2009年03月08日 22時42分35秒 | 自然科学
血液型でわかる 学び方のヒントとおススメ資格を徹底分析&大公開 / 特集 - goo進学&資格

 まず、第一に血液型は血液のたんぱく質の問題にしかすぎません。学び方や彼或いは彼女に勧める資格というのは本人の進路上の希望等によって決まります。学び方にしても本人の認知のくせがどのようなものであるかによって適当な方法が見出されます。少なくとも血液型によって学び方やおススメ資格が分かるようなことは証明されていません。証明されていないことを「血液型でわかる 学び方のヒントとおススメ資格を徹底分析&大公開/特集-goo進学&資格」とポータルサイトに押し出すとは企業としての社会的責任をまともに自覚しての記事掲載とはいえません。

 雑誌の付録にあるようなたわいのないことでの「血液型占い」や「星占い」程度であるなら私はとくに目くじらを立てませんが、進学や就職にかかわる資格の情報は本人の人生に大きくかかわります。このようなことに関して血液型云々と証明されていないことを断定的に打ち出してポータルサイトに掲載するとは―このブログを一方的にgoo事務局に削除されることを覚悟の上で言うけれども―当記事を掲載する担当者の見識と社会的責任の自覚の問題、およびこのような記事をポータルサイトに掲載することを許した「ポータルサイトgoo」の運営元NTTレゾナントの責任を私はこのブログを通じて問わざるを得ません。

 以前に私は大槻教授が執筆した「大槻義彦の最終抗議」(集英社新書)に血液型が企業の人事などにまことしやかに取り入れられたという実に笑えない問題が論じられていました。証明されていないこと、しかも生まれつきの血液型でもって人を輪切りにするようなことは社会にいわれのない差別を生み出していくとともにファシズムを生み出す要素になります。

 科学的な根拠のない、科学的に証明されていないことを断定的に取り上げ利益を得ようという浅ましい考えはどこの企業にもしてもらいたくないことです。迷信が社会に蔓延しての健全な産業の発展はありえないのです。企業としての社会的責任は重大だと言うことを私はあいまいにはしません。

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国会議員にもオカルト集団がはびこる!?

2009年02月18日 22時38分28秒 | 自然科学
大槻義彦のページ ―大槻義彦公式ブログ― powered by ココログ 【国会議員のオカルト集団】

 物理学者大槻教授の公式ブログの存在は集英社新書から出ている「大槻義彦の最終抗議」という本を通じてです。以来、大槻教授のブログを時々読ませていただいています。スピリチュアルだとかいろいろと現実から目をそらさせる役割を果たす非科学的な神秘主義が蔓延している状況は書店で平積みになっている本の状況からも見て取れます。自分自身は自然科学に通じていないので、大槻教授のような方の知恵が必要なのです。大槻教授の「大槻義彦の最終抗議」(集英社新書)を読んだのは、スピリチュアルやオカルトの類とどう闘争するか、そういうことを日本共産党という政党の活動に参加する人間の立場で考え、自然科学者の知見を必要としていたことにあります。

 学問を政治がゆがめてはいけないけれども、政治は学問の成果による導きを受けなければいけません。

 少々前置きが過ぎましたが歴代自民党政治(現自公政権)のゆきづまり、政権担当能力喪失はとうとうここまで来たか、ということを大槻教授のブログを見て私は感じました。詳しくは冒頭でリンクした大槻教授の記事を読んでいただくとして、「人間サイエンスの会」という胡散臭い議員の集まりがあるのです。大槻教授のブログで始めて知りましたが正直唖然としました。Σ(゜△゜;)えぇぇ!!「人間サイエンスの会」の目的は人間の潜在能力を調査、研究する、つまり超能力を研究するということです。そして、自称超能力者の胡散臭いのが講師として招かれたわけです。

案の定、この会合にはなんと、あのいかがわしい自称超能力者、秋山眞人などが講師として招かれ『透視実験』を披露したというのだ。(週刊文春 平成20年4月3日号)この会は、オウム真理教事件の前に発足しているから麻原教祖が講演しなかったのだろうか。(大槻教授の公式ブログより引用)


しかもあろうことかこの議員連盟、ただの議員たちではないのだから、あきれるやら驚くやら。れっきとした政府の中枢にある議員、つまり多くの大臣経験者、あるいは現大臣なのだ。政府の要人なのだ。(大槻教授の公式ブログより引用)

 国会議員でしかも、大臣経験者や現大臣がオカルトに日本の行く末をゆだねようとは一体何事なのでしょうか。こういう、俗物政治業者は科学をなんだと心得ているのでしょうか。オカルトで政治問題が解決するなら、経済学、政治学、法律学といった社会諸科学は必要ありません。大槻教授はこの記事を以下のように締めくくっています。


これら大物議員たちよ、政府の最高権力者たちよ、この国の現代科学文明をどうするつもりなのか。
この科学文明の『閉塞感』はオカルトで解決するのではない。真っ当な議会と政府の高い識見でのみ解決できるのだ。
それが絶望的であることはこの議員連盟をみれば明らかである。
この社会に閉塞感があるとすれば、それはこのような大物政治家にこの国が支配されているからなのだ。(大槻教授の公式ブログより引用)


 アメリカ発の金融危機に端を発する経済不況が、日本において深刻化しているのは、歴代政権の失政の積み重ねです。派遣切り一つとっても1999年以降、製造業にまで首切り自由の日雇い派遣を自由化したことに問題が起因しています。目には目を、歯には歯を。国民生活に背を向ける政治によってもたらされた、政治災害は国民本位の方向へ政治の方向性、中身を変えることによってのみ解決します。オカルトが、政治災害を解決するのではありません。オカルトが跳梁跋扈すれば人々が政治や社会の仕組みに目を向けて政治革新を志向することが妨げられます。それだけ社会進歩が阻害されます。悪くすると、オカルトはファシズムの温床にさえなります。新自由主義と並んでスピリチュアルなどのオカルトとの闘争が民主主義を保持するために重要な局面を迎えています。

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惑星X

2009年01月27日 01時13分16秒 | 自然科学


 ここ最近ブログの更新が滞り気味だったのには訳があります。それは、今月の半ばから、配達員の病気入院のために毎日「しんぶん赤旗」を配達していてこっちに手が回りづらいということがあります。それから、先週は風邪で仕事を休むくらいの状態で体がへろへろだったということもあります。

 さて、本題に入ります。冥王星が惑星から準惑星と呼ばれるようになったことは皆さんもご存知かと思われます。冥王星が準惑星になったことを"降格"とよく呼ばれていますが、本当はこれは不正確な言い方のように思われます。いままで、実は惑星の定義というのがはっきりしていなかったのですが観測技術の発展により、太陽系の姿に関する認識が進んで惑星の定義について改めて考えなければいけないところまで観測と認識が進んでいきました。詳しくは、向正さんとパトリック・ソフィア・リカフィカさんによる「太陽系に未知の「惑星Xが」(講談社+α新書)存在する!」という本に書かれています。興味ある方はそちらをご覧ください。近年の観測技術、コンピューターの発達などにより、太陽系の外縁の天体の動きが今まで発見された惑星だけでは説明できないことが分かってきて、それで力学的観点からまだ、太陽系に発見されていない惑星が存在するのではないかと言われるようになっています。著者は、これから5年から10年で「惑星X」が発見されるのではないかと述べています。「惑星X」という言い方をここでもまた、著書においてもされているのはまだ、理論的予知の段階、すなわち仮説の域をまだ出ておらず証明されていないからです。ただ、かなりこれから未知の惑星が発見される可能性があるということです。しかも、著書によると未知の惑星が今後複数発見されてもおかしくないということです。


 それにしても、私たちが住む太陽系惑星系というのは、今まで考えられていたより複雑な様相がありそうですね。宇宙の果てがどうなっているのかなどに、私たち人類が想いをはせる一方で宇宙空間の規模から見ればほんの庭先程度の事柄に関してもまだまだ未解明のことが多く残されているようです。そして、近くの(宇宙的規模から見ればということ)未解明なことが解明されていくと宇宙の歴史をさらに紐解くことができてくるわけです。

 今後の太陽系の解明のいかんによっては私たちが理科の教科書で習った、太陽系に関する認識を大きく改めなければいけなくなる時期がすぐそこに迫っているようです。私はまだ写真の著書をまだ全部は読みきっていませんのでこの辺にしておきます。興味ある方は「太陽系に未知の「惑星X」が存在する!」(講談社+α新書)を買って読まれるといいですよ。

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海底7700メートルの深海魚撮影成功世界初

2008年10月10日 21時18分59秒 | 自然科学
水深7700メートルで魚撮影=世界初、生態解明の手掛かりに-東大海洋研など(時事通信) - goo ニュース

 水深7700メートルというところはいったいどんな世界なんだろうか。水圧がものすごく高くて人間はひとたまりもなくつぶれることは間違いない世界、これが水深7700メートルの世界なんだよね。

 それにしても科学の発達はいままで知りえなかったことを新たに発見するのにとても重要だ。深海底では、想像を絶する高水圧でそこら辺のカメラを使っても言うまでもなくカメラ自体がつぶれてしまうわけ。だから、その水圧に耐える機材がないと何も始まらない。そのようなものを作れるほどに今の科学は発達している。これ自体が驚きだね。さらに、水深7700メートルという深海底で深海魚が底でじっとしているのではなく活発に泳いでいるということが新発見だ。いままで、科学者でも深海魚は海底でじっとしているものと考えていたのだ。日本海溝での撮影成功は深海に生息する生き物の生態解明への手がかりになると見られている。

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光学迷彩が現実味を帯びてきた。

2008年08月14日 01時31分49秒 | 自然科学
 光学迷彩という言葉、きいたことがありますか。光学迷彩という言葉のお話しの前に私たちが物をどのように見ているのか、ということから話を始めましょうか。

 私たちが視覚として物体を認識することは、実は、物体からの光の反射認識するということです。。光の反射の仕方によって物体の色がそれぞれ違って見えます。光の反射の少ない物体は、私たちには色が濃く見えます。もし、一切の光が反射せずに吸収される物体があるとすれば、このような物体は私たちには、黒く見えます。大づかみに言って、物体が見える仕組みはこのようなものです。

 では、もし、物体にあたった光が反射しないで、かといって吸収することもなく物体の表面にそって屈折するとどうなるでしょうか。端的に言うと、そのような物体を私たちは理論上見ることができません。まるでSF映画やアニメのようなことをいっているようですが、実は、光学迷彩の技術が実用化に向けて現実味を帯びてきています。

 アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の研究グループが日本のアニメ「甲殻機動隊」のように光を物体の表面に沿って屈折させることにより、透明に見えるようにする研究に成功しました。もっとも、現時点では10マイクロミリメートルの段階で光の屈折の方向に限界があり2次元の方向でしかネガティブリフレクティングが機能しないそうです。

 科学技術の進歩そのものは、最大公約数的にいって喜ばしいことではありますが素直に喜べない現実があります。実は、カリフォルニア大学バークレー校の光学迷彩の研究はアメリカ軍による財政支援によって行われてきたものです。軍隊は、戦争をするために存在します。アメリカ軍は、科学技術を戦争目的で使おうと戦略を張り巡らせておりそのための財政投入をいとわないのです。現状では、アメリカ軍が光学迷彩の技術を実用可能な段階まで手にしたら、戦争に於ける兵器の実験としてもてあそばれ多くの惨劇が生じることになります。科学技術を軍事目的に利用するのは、きわめておぞましいことです。光学迷彩の技術は、高度な技術を要するなど、きわめて困難な手術をするのに影を作らないようにして精度をたかめるような応用ができます。

 科学技術は、これからの世界を考えれば、平和目的でかつ地球の環境に充分に配慮しながら活用するべきものです。科学技術は、人間が自然の法則を認識して法則に基づき自然界に働きかける力のことです。自然は、私たちに恵みをもたらす一面と破壊をもたらすことがあります。自然のもつ二面性を私たちはよく考えるべきです。自然の二面性を踏まえて考えれば、科学技術を悪用すれば自然の法則は私たちに取り返しのつかないくらいの破壊的作用をもたらします。科学技術の悪用の最たるものは、特に現在では戦争です。

 科学技術の進歩が私たちにカタストロフィを与えないためには、社会や政治のあり方そのものを根本的に変革するべき時代が来ているといえるでしょう。

 この記事は、以下のニュースを参考にしました。
 "米研究者、完全な「光学迷彩」技術の開発に成功"


スタートレックのような時代が近づいてくる?

2008年08月03日 01時01分39秒 | 自然科学
米探査機 火星に「水」確認 地球以外の天体で初(西日本新聞) - goo ニュース

 私が購読している「しんぶん赤旗」にも掲載されている記事のことではありますが、NASAが7月31日火星の土壌に水が存在することが確かめられることを発表しました。

 火星に水があることを解明した次は生命の有無を解明する番ですね。この手の話が好きな僕としては今後の解明が本当に楽しみです。宇宙人=地球外知的生命体と地球人が交流・交易できる時代が近づいていくんじゃないかという勝手な想像がかき立てられます。

 的川泰宣・宇宙航空研究開発機構名誉教授が次のように語っています。

 これまでの探査で「ほぼ間違いない」という状況証拠はあったので、驚くほどの大発見ではない。しかし、水の存在が確かになったことで、探査は次のステップに進める。次は生命がいるかどうかという問題。分析で有機物が見つかるところまで行けば、フェニックスとしてはゴールとなり、次の探査機でもっと高いステップから始めることができる

 なお、上記の的川教授の話は「しんぶん赤旗」(8月2日付)からの引用です。


  追伸
 現在政府は、雇用促進住宅を廃止することを進めています。雇用促進住宅は国の住宅政策の根幹にかかわることです。政府の暴挙を許さないための国民世論と運動をたかめていきましょう。この問題に関しては、ヤフーブログ版「愛と情熱の革命戦記」に書いていますので詳しくはこれをご覧ください。
 記事名
 雇用促進住宅の廃止は許さない!
 続・雇用促進住宅の廃止は許さない!