子どもから保険証の取り上げはしないで (本会議?) - 間宮由美のブログ * 青 空 *
日本共産党江戸川区議会議員・間宮由美さんのブログ「*青空*」を読んでいたら、私が住んでいる江戸川区において23世帯33人の子どもたちが「無保険」の状態に置かれていることを私は知りました。現在、貧困と格差が拡大するもと、生活苦のために保険料を払えず国保証を取り上げられてしまい、これによる受診抑制により、命にかかわる事態が全国的に生じ、社会問題化しています。特に、深刻なのは親の貧困により、無保険状態に陥り、医療から排除される子どもたちがいるということです。
現在、東京23区では12区が子どもの世帯には資格証明書を出さないようにし無保険の子どもたちが生じないようにしております。親の状況がどのようなものであれ、子どもたちには何の責任がありません。「子どものいる滞納世帯に対する資格証明書の交付に際しての留意点」として「機械的な運用を行うことなく、・・・よりきめ細かな対応が求められる」という内容の通達を、厚生労働省は10月30日に出しています(間宮由美さんのブログ参照)。
親の納付状況と子どもたちが医療を受けられないこととは、別の問題です。無保険による受診抑制・医療からの排除は地方自治法や児童福祉法の本旨とは相容れません。だいたい、子どもたちには保険料納付の義務を課せられていません。そういう意味でも子どもたちを無保険状態にするには道理がありません。あえて言えば、江戸川区が区内の子どもたちの無保険状態を放置することは子どもの権利条約への条約義務違反とさえいえます。
江戸川区は、住民の中でもとくに未来を担う子どもたちを貧困から守るという地方自治体としての責務を果たすべく、今すぐにでも無保険の子どもたちに保険を与えるべきです。京都市などのように子どもにだけ保険証を発行するという措置をとっている自治体がある以上、「子どもだけ別枠というわけにはいかない」という言い分は通用しません。