2010年7月30日(金)「しんぶん赤旗」
この男性は、同区在住の加藤寛治さん(65)。加藤さんは、逮捕・送検後、期限いっぱいの20日間勾留されましたが、黙秘を貫いてたたかいました。
同事件は、加藤さんを見張っていた私服警官が多数の警察官を呼んで無理やり逮捕したもの。全国では、信号柱などに多数張られている選挙ポスターが何ら取り締まられず放置されています。国民救援会や日本共産党などは、逮捕の不当性を告発し、釈放と不起訴を求めていました。
釈放後、報告集会で加藤さんは声を詰まらせながら、「炎天下、毎日警察署まで支援に来ていただいたみなさん、本当にありがとうございました。これからも臆(おく)することなくがんばっていきたい」と語り、満場の拍手を受けました。
【転載元】ポスター弾圧不起訴/神戸 加藤さん黙秘貫き釈放 - しんぶん赤旗
ここより、当ブログ管理人のコメント
不起訴になり加藤さんが釈放されたことは、国民の良識と運動が勝利したことの証明です。近年、葛飾のビラ配布不当弾圧にたいする不当判決などといったように自由と民主主義の観点から実に由々しき事件が続出していました。それだけに、今回の勝利は貴重です。兵庫県神戸西警察署の権力犯罪は、断罪されてしかるべきです。
従来の体制が崩れ始めると必ずと言っていいほど日本共産党をはじめとして進歩的な諸団体への権力などによる陰謀と弾圧が強まってきます。神戸西警察署の案件は、まさに権力の陰謀の典型です。日本国憲法のもとでは、統治者が憲法通りに政治を行なっていれば、本来ならば政治犯というのはありえないはずです。しかし、現実には、権力サイドからの陰謀と弾圧がある以上は、陰謀と弾圧に対する組織防衛というのをもっと強めていくことが大事です。
日本国民救援会には、個人加盟の他、団体加盟というのがあります。
今後の組織防衛を考えると、日本共産党の支部自身が支部会議で協議して党支部として日本国民救援会へ団体加盟するということを考えても良いかと、私は思います。