のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

SFOからヨセミテへ

2007-09-11 | 旅日記
 9・11なので空港がピリピリしているかと思い、早めに家を出ました。ところが何もかもが順調で、気が抜けるほど。手荷物検査を終えると、お店を一つずつ覘いてゲートに向かいました。
 ゲートに着くと放送が。「サンフランシスコの霧のため、出発が1時間遅れる予定です。」一人でしたら「あああ。」で済むところ、今日は待ち合わせが会ったので、そういう訳にいきません。でも向こうはまだ飛行機の中…。
 向こうは9時半に到着予定。こちらは9時45分に出発予定。電話が使えるギリギリ最後に掛けてみようと思ったら、電話番号を忘れている始末。それでも時間がたくさんあったので、対処はできました。
 9時45分が遅れることはなく、飛行機に乗ってから電話をしました。留守電。メッセージは聴かないだろうな。でもとりあえず。
 サンフランシスコに着いて、電話を掛けながら、小走りで国際線ターミナルに向かいました。私の親ですから、気は長いはず。でも心配はしているかも…。電話が通じる前に、会えました。1時間もお待たせしてしまいましたが、無事に会えました。
 まずは電車に乗って町へ。電車好きの父のため。それに加え、町でレンタカーを借りたほうがとても安いのです。町では、母の選んだイタリアンレストランでお昼を食べました。いい選択。そこから私の心許無い運転でヨセミテへ。でも、今回の長距離ドライブには、ゴールデンドライバーの父が横に座っているので安心です。
 町を出るまではごちゃごちゃしていて、ハイウェイにのってからは交通量が多くて、運転も神経質になりますが、山に近づけば安心して走れるようになりました。途中フルーツの直売店に寄ってフルーツを買い、そのフルーツを湖を眺めながらかじるのは、なんともおいしいこと。
 ヨセミテには真っ暗になる前に着くことが出来ました。レストランの予約にもなんとか間に合いました。レストランはドレスコードがあるので、休む暇もなくみなで着替え。どれくらいドレスアップするものなのかを出発前に調べたところ、ジーパンでなければ大丈夫、程度だと分かり両親に知らせていたのですが、父は「ネクタイを締めるの、何年ぶりだろう…。」などと言いながら、母は「ストッキングを穿くと一回で伝線しちゃうのよね…。」などと言いながら着替えていました。私一人でこんな格好…。仕方ない、お化粧してごまかしましょう。
 ダイニングルームは天井が高くて、広々としていました。梁には丸太が使ってあり、畏まった中にも温かみがあります。ウエイターの方もみなさん親切で、料理の盛り方も素敵で、雰囲気もお食事も充分に楽しめました。
 ここのホテルはなかなか予約が取れないとのことでしたが、一週間前に調べるとたまたま予約が取れました。私はホテルの部屋で予約をしたつもりが、コテージのお部屋でした。ホテルからコテージに行く散歩道、星がたくさん見えました。

空中ブランコ

2006-05-14 | 旅日記
 セバスチャンの出勤に合わせて私もサーカススクールに行きました。彼のクラスが9時からあるというので見せてもらうことにしていました。そして私たちが到着して待っていた生徒は“大人”でした。それにビックリした自分に改めてサーカスに対しての知識のなさを感じました。初め二人しかいなかった生徒。それぞれにウォーミングアップをはじめました。ジャグリングをはじめたのでわたしも隅で真似しているとだんだんと生徒が増えてきました。学校の先生、お医者さん、このスクールに子供が通っているというお母さん・・・この町でサーカスは身近なものであるのだということを改めて感じました。
 トランポリンを始めた人に『やってみない?』と勧められトライ。久しぶりです。ひと汗かいて次はなんと空中ブランコにトライすることになりました。もしもこのクラスが若い子達だったら私はトライしなかったかもしれません。でもこんなに身近なものなら自分にもできるような気がして、危険ではないような気がしてやってみました。もちろん命綱をつけて。生徒であるみなさんが本当に丁寧に指導をしてくれ、セバスチャンが命綱を操ってくれ、空中をゆれることができました。そして4回目には膝で逆さにぶら下がったかたちからキャッチャーの手に移ることまでさせていただきました。まさかこんな体験をできると思っていなかったので本当に驚きでした。その後、ティッシューとよばれる、釣り下がっている布を使う種目も体験しました。
 そして今度は私の番。みなさんがバトンを見たいと言うのでお礼の気持ちを込めて紹介することにしました。子供たちも集まってきてちょっとしたショーになりました。みなさんすごいことをしているのにバトンははじめてのようでとても驚いて感激してくださいました。その後、何人かの子供たちが紙切れを持ってきてサインを求め、かわいかったです。
 午後は一人で町を歩くつもりが、キャッチャーをしてくださったファビアンさんが町を案内してくださいました。彼はフランスから来た小学校の先生。ケベックの歴史をよく知っていて年号まではっきりと説明してくださいました。歩くにはとてもいい天気。世界遺産の町並みも、大道芸人も、城壁の散歩も、フェリーで行った対岸の家々も、KAのディレクター、ロバートラパージュ氏の仕事場もファビアンさんのお蔭もありみんなみんな素敵でした。