のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ラスベガス、西、南

2008-08-24 | ラスベガス
 朝9時、MGMへバトントワラー3名を迎えに行きました。レッドロックと映画鑑賞へ出発です。
 今日もいい天気。西に向かうとレッドロックがきれいに見えました。家にある材料でサンドイッチを作り、リンゴやスナックを持って来ましたが、みなさんのおなかの空き具合からすると、それでは少し足りないようなので、途中でラップサンドを買い足して、レッドロックへ向かいました。
 町は突然の様に終わり、それまでとは違った景色が広がります。その景色に喜ぶみなの声を聞き、私も嬉しくなりました。
 カギの掛からない車も快走し、無事に公園の入口へ着きました。今持っている私の年間パスは、2008年8月までなので、このパスで入場できるのは今日がきっと最後です。
 いつものようにビジターセンターを訪れてから、一番目の駐車場に車を停め、少し山に登りました。前回来た時よりは少し涼しいような気もしますが、まだここに来るには少し暑いです。私のお気に入りの場所に着くと、早速裸足になり、岩からエネルギーを頂きながら、朝食を頂きました。
 映画の時間が12時からということもあり、そこから足を延ばすことはできず、公園内で一番高いところにある駐車場に立ち寄って、大きく広がる景色を眺めてから映画館のある、レッドロックカジノへ向かいました。
 ほんの少し遅れて入場。シルクドソレイユのショー『DELIRIUM』は、各地アリーナを回るツアーショーです。その映画版がラスベガスを4日間の4回上映で訪れました。少ない上映回数なので、誰かに必ず会うことと思って入りましたが、劇場は空いていて、友達は誰もいませんでした。『DELIRIUM』は、やはり生のショーの方が良かったです。
 ここのバッフェに行く予定でしたが、あまりお腹が空いていないということなので、街中へ戻りました。途中、日本では行列して待たなくてはいけないというドーナツ屋さんに寄りました。残念なことにドーナツを作る機械は清掃中で、製作過程を見ることはできませんでした。そして、その後訪れるところが決まらないので、一度我家へ戻って休むことにしました。
 我家では少しお腹を満たしてから、みんなで横になり、本当に休みました。昨日着いたばかりの人達、夜“O”を観に行く人、寝不足の人、みんなに嬉しい昼寝でした。
 起きると蜂鳥を観に行きました。最近また雛が育っています。今度は木の下の方に巣を作ってくれたので、本当に近くに良く見えました。もう、くちばしも長くなっていて、巣立つ直前なのかしら、と思いました。そのうちに親鳥が飛んで来て、その特徴ある飛び方をみんなが見ることが出来て良かったです。
 お昼を用意しながらオーブンに入れたカヌレは、もう一息の焼き具合。でも、一つだけ取り出して、4つに割って4人で味見をすると、大好評。
 ショーの時間も迫ってきてしまったので、スーパーに少し立ち寄ってから、ベラッジオへ向かいました。噴水を観たい人を道の途中で降ろし、ショーを観る人を劇場へ送って、私は裏から噴水ショーを観て、また彼女達と落ち合いました。
 次はどこに行きましょうか…。折角なので車で行った方が便利と思われるところ、タウンスクエアへ行きました。ここは私も2回目なので、ご案内はできません。ぶらぶらと“街”を歩きました。今日は日曜日なのでお店は8時に閉まってしまいました。でも、閉店直前に、欲しかったというバッグの良いお買い物ができた人がいて、みなで喜びました。ここのお店ではなんとバトンケースが売っていて…そんな訳ないよね、とお店の人に伺うと、ヨガマット用のバッグだとか。毎日バトンケースを持って出掛ける生活をしていたら、買ってしまったかも、と思うほどかわいいものでした。
 少し遠くの街はずれまで来ているので、ついでにもっと南の遠くへ行き、Sushiを夕食にすることにしました。彼女達は昨日着いたばかりで、日本食はどうかと思いましたが、日本では今、何でも食べられることを考えると、ここのSushiは逆に珍しいかもしれません。
 ラスベガスらしく食べ放題なので、いろいろな種類の巻物、ロールを注文して、分けて頂きました。おもしろいSushiは彼女たちにも好評でした。最後にはアイスクリームのてんぷらを食べ、お腹いっぱい。おいしく楽しいひとときでした。
 ラスベガスの西の端から南へ、私にも嬉しい一日でした。

Las Vegas 51's

2008-06-08 | ラスベガス
 マイナーリーグの“Las Vegas 51's”は“ロサンゼルス・ドジャース”傘下のベースボールチームです。今日は、彼らのホームグラウンド、キャッシュマン・フィールドセンターで、KAのアーティスト、歌手のロッシェルと、ギターリストのリオネルが、試合が始まる前に、国歌を演奏するというので観に行きました。
 席に着くと、キャッチャーの真後ろのとてもいい席。上の特別席が庇になって日を遮り、またそこからは水が霧となって出ていて、暑さもまるで感じられませんでした。フェンスにはKAの広告が見られ、思わず笑ってしまいました。
 始球式が行われると、小さなKAのロゴが入った黒いTシャツを着た彼らが、キャッチャーの後ろに出てきました。その後、“Las Vegas 51's”のメンバーが紹介され、一人紹介されるごとに、その選手がユニフォームを着た地元の子供と共にポジションに着きました。そして選手たちが後ろへ振り返り、星条旗のある方向を向くと、いよいよ彼らの出番です。リオネルのギターの音がなると、何が始まるのか、という感じでしたが、そこにロッシェルの澄んだ声が想像していなかったようにのって、とてもおしゃれで素敵な国歌となりました。演奏が終わると、声を上げながら大きく拍手をしました。二人のことを誇りに思い、気持ち良く席に着きました。
 野球を観るのは、アナハイムまでワールド・ベースボール・クラッシックを観に行った時以来ですから、2年ぶりのことです。あの時はお目当てのイチローさんが一番よく見える席でした。今回は、スコアブックを持った関係者がいる席の前列。こんなところから観戦するのは初めてです。
 試合は得点のたくさん入る面白い試合でした。点が入った時ばかりではなく、選手がバッターボックスに入る時、フルカウントの時、ヒットを打った時、アウトになった時等々、いろいろな時に音が鳴り観客はそれに合わせて手を叩きます。打ち上がったファウルボールを、グローブを手にした子供たちが追いかける微笑ましい姿や、子供が逃したそのボールを横取りする大人への姿には、拍手をしたりブーイングをしたり。頂いた5ドルのクーポンで、小さなつぶつぶのさらさらしたアイスに引き換えて食してみたり。いろいろと楽しみました。
 そして“Las Vegas 51's”は、アリゾナ州の“Tucson Sidewinders”に7対4で勝ちました。今週の休みも気持ち良く始まりました。

タウンスクエア

2008-04-20 | ラスベガス
 久しぶりに一人でゆっくり過ごすことになるかな、と思っていた今週の休日、私が空いていることが分かるかのように誘いがあり、映画を観に行くことになりました。場所は新しく出来たショッピングモール、『タウンスクエア』です。
 一度行ってみたいところではあったのに、ピラーティスから帰ってきて、待ち合わせまでの時間を“用事”に使ってしまい、愚かなことに早く行って様子を見るという考えに至りませんでした。それでも気付いてからはなるべく急いで支度をして、ほんの少し街を歩くことができました。
 そう、ここは“モール”と言うより、“街”と言ったほうがいいのかもしれません。ショッピングモールというと、アメリカはお店が屋内に並んでいる形式が多いのですが、ここは一つ一つのお店が外に並んでいます。さらに、ラスベガスにはあまり見られない“普通の街並み”のように造ってあります。例えば車がお店の前に路上駐車できるようになっていて、そこにはパーキングメーターも付いています。と、ここでもうモールとは言えないのかもしれません。子供が遊べる公園もあります。道は真っ直ぐではなく、少しごちゃごちゃしています。造りものと分かっていても、普通の街を散歩しているような感じで、今、季節がいいこともあるのでしょう、気分はとても良かったです。人もたくさん出ていました。 
 オープンしたのが11月。まだここの熱さを体験していないこの街の“夏”はどうなるのか、興味深いところです。

レッドロックツアー

2008-04-06 | ラスベガス
 12名様がレッドロックへ行くことになり、私もお誘いを頂いていました。居酒屋の後の翌朝9時集合は大変で、ようやく起きて支度を始めると、間に合うかどうかという時間。遅れたら置いて行かれるだけなので一応集合場所へ向かうと、どうやら間に合いました。
 15人乗りの車をチャーターしたので、自由気ままなレッドロックツアーです。
 まずはオーガニック・スーパーマーケット『Whole Foods Market』へ。
 「じゃあ、15分後に集合にしようか。」と先生。私は「それは無理でしょう…。」と独り言。
 選ぶのにいくら時間があっても足りないほど、おいしそうなものが並んでいることはもちろん、ここのエコバッグは日本でも流行っていると聞いていたこともあり、みなさんのことをお連れしたいと思いました。
 結局何分時間を費やしたのかはわかりません。運転手さんも心の広い方でゆっくりと待って下さっています。みなさん思い思いのものを手にしました。
 いよいよレッドロック。入園するとまず一番に朝食。遠くにレッドロックが見えることをみなさんお気付きだったのでしょうか。ビジターセンター前のテーブルで、少し強めの風と日差しを受けながら、ちょっとしたピクニック気分で朝食を頂きました。
 ビジターセンターの脇にはカメを保護しているところがあります。カメさんを探しながら、そこを一周。残念ながら今日はお会いできませんでした。そしてビジターセンターを覘いて、いよいよレッドロックへ。
 一つ目の駐車場に車を止め、みなで少し山へ登りました。寝不足で少し頭がもうろうとした中、いろいろな年代の方と歩いていると、世界大会後の観光を思い出しました。大会で全エネルギーを使い果たし、心地よい疲れに浸りながら、次の日の出発の為にほぼ徹夜状態で荷物をまとめ、翌日からは少しボーっとしながらも新鮮な気持ちで観光を楽しんでいた時のことを。あの時があり、今があります。実際に観光をご一緒させて頂いた先生方もいらして、本当に懐かしくなりました。
 私が良く足を運ぶところへ到着すると、気持ちの良い風が今日も吹いています。その風を身体いっぱいに受けると、今度は裸足になって座ったり横になったりして岩からパワーを頂きました。
 その場所で休む人あり、ちょっと冒険してさらに登って行く人あり。私はみなさんの登った満足感や、少しはしゃいで楽しそうにしている姿、気持ち良く景色を見渡す顔を眺めながら、ゆっくりとその場にいました。
 「そろそろ次の場所へ行きましょうか。」という運転手さんの言葉で、山を下りることにしました。途中、大きな岩が今にも落ちそうに横たわるところに立ち寄り、数人ずつ登って記念撮影。ここでもみなさんのいい顔が見られました。
 そこから公園内で一番標高の高い駐車場へ行き、広がる景色を眺めていると「気持ちいーい。」と。本当に気持ちの良い日です。ここでは全員で記念撮影をしました。
 もう一か所、『インディアンの絵文字が残るところ』へ行く予定にしていましたが、時間がなくなり、それは次回の楽しみに取っておくことに。
 運転手さんは出過ぎずに親切な方で、レッドロックやラスベガスの街の説明も丁寧にして下さいました。時間もピッタリに戻ってきて、感心しました。いい方にめぐり会い案内して頂いたお蔭で、レッドロックを急ぐことなくゆっくりと満喫できました。私の好きな場所をのんびりとみなさんにご紹介できて、大満足のレッドロックツアーでした。

NBA

2007-02-16 | ラスベガス
 今日は歩いてMGMへ行きました。メイン通りに着くと人がたくさんで、今の時期、ラスベガスに人が集まっているのをはじめて感じました。今週はバレンタインズデイ、NBA、チャイニーズニューイヤーで混むと言われていたのですが、劇場では残念ながらそれを感じることが出来ていませんでした。
 メイン通りを歩く人、大きなTシャツ、ダボダボのパンツにキャップ、大多数の人がこのような格好で、NBAの人が多いのを感じます。そしてMGMのライオンとニューヨークニューヨークの自由の女神は、バスケットボールのユニフォームを着てNBAを歓迎しています。
 夜も12時を過ぎても人が出ていました。パトカーのライトがあちらこちらで光っていて、交通事故もあり、渋滞した道に我慢できない若者が車の中から叫んでいたり、物騒がしい感じでした。
「NBAのオールスター戦がある街はいつも事件が起きるってニュースで言っていたから気を付けたほうがいいよ。」
 と、2回目のショーの前にクーンに言われたのを思い出しました。
 NBAは18日まで。ちなみにチャイニーズニューイヤーのこの日、KAの京劇のアーティストを中心にハーフタイムでショーをします。

 明日も気をつけて出勤&帰宅するようにします。

TAO

2006-11-20 | ラスベガス
 今日はそう、トライアスロンの記録を書き上げるつもりが誘いが入り、いつもお世話になっているアランさんとお友達と食事に行きました。ベネチアンホテルのTAO(道)。いいと聞きながら行ったことがなかったのでわくわくしました。アランさんも初めて。
 入り口にはバスタブのような大きな容器が6つほどあり、バラの花びらが一面に浮かんでいて、その中にろうそくが灯してありました。中は天井が高く大仏様も御座しました。
 メニューは日本食、中華、台湾などアジア食中心。前菜にみなさんは揚げワンタン、えびの天麩羅、私はししとう焼きのゆずがけ。メインはお友達がしゃぶしゃぶ、アランさんが神戸牛のステーキ(さすが!!!)、私はシーバスのみそ焼きをいただきました。アランさんのお蔭で私もいろいろなレストランに行けます。
 お友達はKAを以前にご覧になっているのですが、バックステージをご案内できなかったのでMGMに行ってみました。ところが例のコマーシャル用の撮影が長引いていて、最後のシーンを撮っているはずの時間に二つ前のシーンをしていました。思ったよりも大掛かりの撮影、スタッフの数。ステージはこっそりと横からほんの少しだけ見るのが精一杯でした。そのとき20時近くでしたから、もう12時間MGMにいる人もいることになります。ご苦労様です…

The District

2006-11-19 | ラスベガス
 先週、トライアスロンのために何度も通過した“The District”という場所をマリレンと訪ねました。あの日は暗いうちに到着して、車をかえて出かけ、暗くなってからもう一度戻ってきました。お店もすっかり閉まっていて、もちろんやることもあったので何も見ることができませんでした。
「明るい時間はこんな感じなんだ。」
 クリスマス“みたい”にデコレーションされていると思っていたら、そのまま。もうクリスマスの飾りつけになっていました。選手が走った通りに着くと、人々が通りのベンチやテーブルでコーヒーなどを飲んで、お日様の温かさを楽しみながらのんびりしていました。こういう感じ大好きです。
 マリレンは特に買うものもなく、私は今年から始めて、今年いっぱいはもつと思っていたゲストブックが、たくさんの方にいらしていただいたのでいっぱいになり、それがあれば欲しいと思っていました。
 ノートを売っていそうなお店に入り、私の好きな台所用品のお店に入り、写真家ファタリのギャラリーに入り…そして私たちが一番行きたかったところ、エレファントバーで“食事”をしました。
 トライアスロンのことを振り返りながらゆっくりと食事をして大満足。おまけに目の前の映画館で映画も見ることができ、楽しい休日でした。
 ここは“ラスベガス”を離れたいとき、自然の中に行くというほかに訪れたい場所だと思いました。

噴水

2006-11-02 | ラスベガス
 天気良く、気分良く自転車を走らせながらベラッジオの前を通り過ぎると、丁度噴水ショーの時でした。時間に余裕もあったので鑑賞。
 この噴水ショー、私は大好きでいつも見入ってしまいます。最高70メートル上がるという噴水の高さが変わるばかりでなく、1000以上ある噴水口は自由に動き、それが曲線を生み出します。その動きのしなやかなこと。しぶきや水の落ち方も計算されています。曲の表情に合わせてこれだけ水を変化させられるのは本当にすごいと思います。
 いつも観ていると自分も何か創ってみたいと思うのですが、今日はなぜか子供たちのことを思い出し、みんなにホースを持ってもらって強弱をつけながら水を噴出し、さらに踊りとフォーメーションを付けたら楽しいだろうな、と考えました。真夏に水着を着て…ですね。
 
 運よく帰りもショーの最中。夜はライトアップされているのでまた違った趣があります。
 帰りはバトンの大会で「噴水」をしたことを思い出しました。40名強で初心者もいるチームでの演技でした。先生はよくあの噴水ショーを創り出したものだと改めて感心し、その作品を再びみたくなりました。
 
 今日は関東大会。時計を見ると出番の前。急いで家に帰って、落ち着いてみなの応援をしました。

レッド ロック キャニオン

2006-09-18 | ラスベガス
 ラスベガスのいいところは車を少し走らせると、カジノの街とは全く違った表情のところに行けることです。ラスベガスを離れる前にレッドロックに行きたいという友人と西へ向かいました。
 レッドロックキャニオンはその名の通り赤い岩の層、荒削りの岩肌が横たわっているキャニオンです。高く聳える岩にも層が階段のようにあるので簡単に頂上まで行くことが出来ます。
 今日は雲ひとつないお天気で気持ちよく、頂上で食べたおにぎりがおいしかったこと。恋が終わった友人と、遠くを見つめながら気持ちの良い風を受け、人生を語りながら、はかなく散った恋を風に乗せ、新しい心地よい風を受け続けていました。
 私は頂いたカメラのレンズを試すにもいい機会で、おもしろい岩の表情や、遠近のぼかしなど、どんな写真が撮れているのか現像をするのが楽しみです。