のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

頭を丸める

2008-03-08 | KA
 ステージテクニシャンのトップにカードを書きました。感謝とお詫びと。感謝とお詫びの間に起きた出来事に関して少し触れたので、彼が詳しいことを知らなかったのであれば、また、それを何らかの形で衣裳部屋のトップの人に言ったのならば、また問題になるかもしれません。私は覚悟はできました。それで状況が良くなるのであれば、みなが気持ち良くショーに臨めるようになるのであれば、喜ばしいことです。

 振付家のジャックさんにお会いすると、お疲れのよう…。最終日、予想通りのことになっていました。
「どう?」
 と訊かれたので、
「昨日は大変でした。二回目のショー。」
 と言うと、
「二回目は観なかったな…。」
「あ、一回目をご覧になったのですね。一回目は舞台がツルツルで、歩くだけで滑っていたので…。おかしかったですか。」
「ああ、舞台が滑ったのね。あまりはっきりは分からなかったけど、何か違うと思ったんだ。僕はお酒を飲んで踊っているのかと思ったよ…。二回目は何かあったの。」
 全部話すと長くなるので掻い摘んで話をしました。大きな会社であること、この会社のやり方を良く分かっている彼は、
「君は必要なことをやればいいだけだよ。」
 と。
「そうします。」
 夕方、ショーの始まる前にトレーニングルームにいると、ジャックさんがいらっしゃいました。もうお帰りのようです。
「淋しくなります。」
「またきっと戻ってくるから。11月か、その前になるか…。君は良くやっていたよ。」
 と。こちらは予想に反していました。前回いらしたときのことがあるからかしら、と思いながら、でも、本当にそう思っていらっしゃらなかったら、楽しい話も出ないかな、と思うと、信じられました。
 ジャックさんは、今回もみなにたくさんの良い気を送って下さいました。

 そして、夜は、大きなイベントがありました。ガンの子供たちを励まし、研究費を集めようと、あるパブで、次々に剃髪が行われました。200名以上の方が参加をしたようです。
 KAでは双子の女の子の代役をしているエリカが中心となり、彼女も含めて数名が参加をしました。彼女はいつも慈善事業に積極的で頭が下がります。