のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ノリコを目指しているから

2009-02-10 | KA
 週頭の全体のミーティングで、「ショーの中でどこが好きかちょっと考えてみて下さい。口に出さなくていいです。少し考えて、今週はそれを見付けるようにして下さい。」と言われました。するとすぐに発言する人あり。さすがに外国だな、と思っていると、次々に手を上げて発言し始めました。どれも納得できるものばかり。うなずきながら聞いていました。すると、エリカがすっと手を上げ、
「ノリコ・タカハシ」
 と言いました。そして彼女は、その理由を滑らかに話しました。それに納得したのか、彼女に感心したのか、拍手をする人もいました。私はとても嬉しくて、「ありがとうございます。」と小さく日本語で言うと涙を流しました。
 ミーティング後、すぐにエリカのところに行きお礼を言うと、「私はね、人に訊かれるといつも即答で『ノリコ・タカハシ』と言うのよ。」と言ってくれました。そして私が、「あなた達も素敵じゃない。」とデュエットのことを言うと、「私達はノリコを目指しているから。」とさらに嬉しいことを言ってくれました。また涙が出ました。
 ありがたい彼女の言葉を胸にショーをしていると、新しいアーティストのジェイロに呼び止められました。「僕はね、初めてこのショーを観た時から、あなたのところがとても気に入っているんだ。」と言いながら、KAのアーティストになった喜びを語ってくれました。嬉しい気持ちはきっと演技になって現れ、ショー全体を良くするでしょう。
 アーチャーズデンをしながら、父役のグリシャに「今日はね、ノリコにあげたいものがあるんだ。」と言われました。いつも、自分の子にお菓子を与えるように、ロシアのチョコを2,3粒くれることがあるので、あのおいしいロシアのお菓子かと思っていると、今日は500グラムもある大きな板チョコを渡されました。彼は本当にここへ来たことが嬉しいようで、私のことも本当の娘に思えることがあると言って、とても優しくしてくれます。このチョコはとても大きいので、みんなで分けて、それでもたくさんあるので、明日はチョコレートケーキを作って、彼に渡すことにしました。
 心が弾むことばかりで、二回目のショーは少し身体が弾み過ぎの演技になってしまった気がします。それでも嬉しい今週の始まりでした。

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1 コメント

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Unknown (ひろ)
2009-02-16 23:56:01
2007年5月にKAで高橋さんの素晴らしい演技を拝見して、早2年近くが経とうとしています。
目頭が熱くなるほどの感動に、思わずこちらにもコメントさせて頂き、ご返信を頂いて更に感動したものです。

今、更なる月日を経て、高橋さんの素晴らしいエネルギーが着実に周りの人を魅了し続けているのだと、何故か嬉しくなって久しぶりにコメントをさせて頂きました。

先日、勤続5年を迎えられたとのこと。
これからもお体を是非大切になさって、ますますのご活躍をお祈りしております。

長文、失礼致しました。
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