のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

25周年スペシャルイベント

2009-06-16 | KA
 いよいよ、『スティルト・ウォーク』本番です。初のギネスに挑戦。会場はベラッジオの噴水前。
 通行制限をしていたので、少し遅れてチェックイン。黄色いチョッキをもらい、そこに名前とグループを示したシールが貼られました。竹馬に乗って歩かなければならない距離、100メートルの途中で落ちてしまったら、係員にシールが剥がされ、それによって何人が最後まで歩けたのか計算するとのことでした。参加者は白い服を着ることになっていて、その上に黄色いチョッキを被りました。
 グループは5つに分かれていて、7メートルぐらいずつ間隔をあけて一斉にスタートするようになっています。私はCグループ。とりあえず、Cグループのスタートラインまで行ってみることにし、その位置を確認すると、少し歩く練習。今日の調子は何となく良さそうです。
 そのうちに、衣装を着たKAのアーティスト達も集まってきました。ファイアーフライボーイは竹馬を緑にして、葉っぱを上に付けていました。双子の女の子は衣装に合わせて竹馬を赤くして、上にはお花を付けていました。他のショーのみなさんも、何人かがショーのキャラクターになって参加をしています。また、白い服で参加をしている私のような人達の竹馬は、それそれ個性を出して装飾され、青い空の下、黄色のゼッケン、色とりどりの竹馬、華やかなショーの衣装と賑やかな感じでした。
 イベントの始まりには、みなが中央に集められました。メディアの方もたくさんいらしていて、ショーの衣装を着たアーティスト達が写真撮影をしていました。昨日お会いしたカーメンさんは、なんと1メートルぐらいある竹馬、というより持ち手のないスティルツにお乗りになっていて、黒いマントの衣装を身に着けていらっしゃいました。彼女がメガフォンで、このイベントについてなどの話をすると、それそれがスタートの位置に戻され、午後1時にみんなで歩き始めました。
 私はドキドキしていました。脚が開いていかないように、そして外側にも回転していかないように気を付けながら、一歩一歩真剣に足を出していきました。前の人が落ちてしまうと、それを避けるのも気を遣います。また、前に来た人の歩くペースがあまりにも遅いと、私のリズムも崩れます。何しろ余裕がないので、自分のことにだけ集中しながら歩いて行きました。
 一歩ずつ歩いていると、ブルーのラインが通路に見え、“フィニッシュライン”と書いてあるのを確認しました。どうやら歩き切れたようです。でも、先のほうにカーメンさんがいらっしゃるのが見えたので、私はそこまで歩いてみることにしました。「よいしょ、よいしょ。」と歩いて行き、ついにカーメンさんのところまで辿り着いたので、「カーメンさん、歩けました!」と声を掛けると、「ああ、ノリコ、良かったわね。」と、喜んで下さいました。私は、彼女が私の名前を覚えていて下さっていたことにもとても感激しました。
 歩き終えると、もう一度みなで中央に集まり、記念撮影をしました。私は運良く歩き切れたのでほっとして、とても嬉しくその場にいました。
 そのままMGMに向かうと、いつも練習を始める時間に間に合ったので、いつもの火曜日のようにトレーニングルームで練習も出来ました。こちらもほっとしました。
 今回の竹馬のギネスへの挑戦は、ラスベガスの他に、カナダ・モントリオール、ブラジル・フォルタレザ、ポルトガル・リスボン、中国・マカオ、アメリカ・ニューヨーク、オーランド、また東京、名古屋で同時に行われたとのことですが、今日のミーティングでは、ラスベガスの結果を知らされました。実際に参加をしたのは250数名で、そのうち100メートル歩けたのは174名だったそうです。さて、ギネスの記録更新は果たされたのでしょうか。
 今日はもう一つ、スペシャルイベントがありました。25年前の6月16日、シルクデュソレイユ第一回目のショーを行ったそうです。という訳で、ショーの最後、出演者全員がお客様の前に登場すると、アーティスティックコーディネイターがタタミと呼ばれる舞台に出て来て挨拶をしました。そして、今はロシアで宇宙旅行へのトレーニングをしているギーさんよりメッセージが披露されました。みなの予想に反して、そのメッセージはとても短く、私には「Live with dreams」と聞こえたのですが、一瞬にして終ってしまったので、みなも良く分からなかったという事でした。それから、25周年記念のケーキがリフト5に運び込まれ、お客様には事前に、私達はエピローグへ向かう時に渡された赤い鼻のスイッチを入れてライトを点滅させて、このショーをご覧頂いたお客様のみなさんと、一緒に全員で写真を撮りました。この写真はKAのfacebookで見られるとのことでした。
 私は衣装を脱ぐ前に、赤鼻を付けて写真を撮りました。それを見ると、髪形が動物の耳のように見え、赤い鼻と合わせるとネズミのように見えました。楽しい記念日となりました。

KAfacebookにある写真のアドレスはこちらです。
http://www.facebook.com/album.php?aid=118504&id=31527171928

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