のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

おい、酒かよ

2008-10-03 | KA
 今日のカヌレはきれいに焦げ色が出て、初めてカヌレらしい色に仕上がりました。外がパリッと中がもちっとして、とてもおいしく仕上がりました。大成功。

 気持ちを整えて本番に向かわなければならないことがあったのに、さらに、踊る直前に双子の男の子に水をあげていると、「おい、酒かよ。」という声が客席から聞こえました。その日本人の男性は、ショーの中には入れずに、外からショーを見ているように感じられました。その声が耳に入ったのは残念なことでしたが、せめてその方が、私が踊り始めてからはだんだんとショーの中に入っていけるように願いながら踊りました。
 ショーが終わり舞台が下がると、「ノリコの先生見えたよ。彼女700回目でしょ!!!」と従者役のジェイソンが飛んできました。それは本当におかしくて、私は大きな声で笑ってしまいました。お蔭で楽しい気持ちで終えられました。

 “第2回逆立ち大会”が元KAのアーティストが働くパブでありました。ショーの後、急いで夕食をとり会場へ向かうと、丁度みなさん逆さになっているところでした。しばらくすると、一人、二人と頭が上になり、かわいらしい男性一人が最後まで残りました。すると今度は女性陣の勝負のようです。ズラもいました。女性陣は逆立ちの形が様々で、前後に開脚をしている人あり、ひし形の脚あり、V字に開いている人あり、全身の柔軟性をみせる人あり。同じ形だと疲れるのか、時々脚の形を変えるのが、水辺の鳥が時々羽を伸ばしたり、顔の向きを変えたりしているように、さりげなくきれいでした。そしてまた勝者一人。
 15分ほど休憩をすると、決勝が始まりました。私達が到着する前にもう一組の予選があったようで、KAのピーターが決勝へ残っていました。決勝は3人で。
 3人とも逆さになっているとは思えないほど気楽な感じで逆立ちをしています。ただ同じ場所にじっと立っているだけというのも、考えてみれば易しいことではないのに、傍から見ていると本当に何でもないことのように逆立ちをしていました。
 ピーターは一番はじめに足が床に着き、その後もう一人の男性が諦め、最後まで残ったのはズーマニティーのアーティストでした。彼女はまだまだ続けられそうでしたが、自分が勝者だと分かるとすぐに終え、飛び跳ねて喜びました。彼女の逆立ち時間、3分25秒。
 私達が到着する前には、逆立ちをして何回回れるか、という大会が行われていたようで、そこで優勝した双子の女の子役のエリカが、賞品で先生方にビールをご馳走してくれました。そして彼女はいろいろな話をしてくれました。彼女は若いのに本当に素敵な考え方を持っています。古谷野先生は、彼女の話を聞いただけでもこの旅の価値があるとおっしゃっていました。楽しく有意義なパブでのひとときでした。

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