のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Go home?

2013-02-26 | KA
 二、三日良かった左脚付け根の辺りに、違和感があります。ということは、ふくらはぎは大丈夫かしらなどと思いました。
 日本から荷物が届きました。日本の文房具、とても嬉しいです。ひな人形、そう、二月は短いからいつも慌てるのですね。早速、ひな人形は飾らせて頂きました。
 IRAと言うリタイアメントの積立に、罰金が掛かるという通知を受け取っていたと分かったのは、昨日のこと。私は、違反をしておらず、急がないでも大丈夫なようでしたが、気になるので銀行へ。担当の方が親切にして下さいましたが、時間が掛かりました。でも、銀行の手違いでしたので、無事に罰金を払わないで済むことになりました。
 少し苛つく感じがありました。身体のリズムの関係だと思います。小さなことにもイライラするので、人と交わらないようにしていました。演技が乱暴にならないように、小さめにと思って出て行くことにしました。
 週頭のミーティングで、それぞれが演技を短くしてくれたことを感謝されました。一年、四百七十八回のショー、一回のショーが二分ずつ長いと十六回分ショーを多くすることになるそうです。余計な仕事をそんなにしてもらわなくていいように、などとおっしゃっていましたが、私は、十六回多く仕事をする方がどれだけ嬉しいことかと思いました。今日も、気持ちが整わずに始めることになり、満たされるものが少なく、終わると泣きそうになりました。
 五分遅れるとの放送がありました。一回目のショーは満席というほどではなかったと思いましたが、火曜日です、二回目はたくさんのお客様がいらして下さって、入るのに時間が掛かっているのかと思っていました。その放送時は、もういつものように準備を始めていたので、少し早めに地下の待機場所へ向かいました。階段を地下二階まで降りてドアを開け、通路を進むと直ぐにバックステージテクニシャンの方が、キャスター付きの大きなバケツを押しながら向かってきました。
「ここは通れないよ。回り道してね。」
 どうしたのかと思うと、水漏れがあったそうで、彼の後にもう一人、大きなバケツを押しながら来ました。五分の遅れはお客様の入場ではなく、そのためだったようです。
「五分じゃ済まないかもしれないよ。」
 言われた通りに回り道をすると、舞台の下にたくさんのバックステージテクニシャンがいらして、作業をされていました。私は、時間があるので少し眺めてから先に進みました。舞台の下、反対側へ回ると、ゲイルとシェリーの姿が見えました。しかし、舞台の上は通れないので裏を回ると、そこに居たバックステージテクニシャンが、
「ビールの時間だね!」
 私は何のことを言っているのか分からず、通り過ぎました。
 出たところが、待機場所ですが、もう誰もそこには居ませんでした。不思議に思いながら、こちら側からはどこまで進めるのか行ってみると、ゲイルの姿が見え、手前にはリチャードさんがいらして、バックステージテクニシャンの方と話していました。私は、スプリンクラーから水漏れがあったのかと思い尋ねると、
「それが分からないんだよ。まだまだ水浸し。たくさん電気も通っているところだし、悪い組み合わせだよ。さあ、家に帰りなさい。」
 Go home?先程のビールの発言は、からかわれていると思いましたが、彼は真剣な顔。私が理解していないのを察したのか、彼はまた、「Go home.」と言いました。そして、
「ショーはキャンセルになったんだよ。」
 もうみなさん、ショーをしないということで行動をしていたのに、私には情報が耳に入る術がなく、自分だけ取り残されていた感じで、おかしくなって笑いました。それからがっくりして、トボトボと階段を上がりました。
 一回目のショー、ブリザードと呼ばれる山の人達が出てくる場面の辺りで、アラームが鳴っていたそうです。
 舞台裏を通りながら帰ろうとすると、火災報知器と同じように点滅するライトが光っていました。水に関しての警報のようですが、ここが点滅しているのを見るのは初めてです。原因が分かって明日はショーができますように。

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1 コメント

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人生謳歌 (まゆみあまろ)
2013-03-21 03:22:16
のんのんさん、先週初めてKaのショーを見させていただきました。お仕事のスケジュール調整が幸か不幸か10日もお休みができてしまい今年退職した母と妹をアメリカに呼びアリゾナにある家でゆっくりしてもらい、その後彼女たちにとって20年振りのベガスへ。ショーが始まりあの大きなステージで一人、素敵な音楽にのせてバトンと一緒に舞うのんのんさんを見て涙がこみ上げてきました。アメリカは自分の才能を生かせてくれる場所、と共に風当たりが強い時もあるのは確かですよね。でものんのんさんのあの5分のショーはどこからかキラキラ輝くものがそれを吹き飛ばして感動に変えていた事、人生を謳歌されているな、って思いこれからもまた足を運ばせていただきたいな、って思いました。素敵な感動をありがとうございました!
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