のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

レッドロック、ちょびっとネオン

2009-03-02 | ラスベガス
 シリアルバーをバッグに入れてから、簡素であればサンドウィッチが作れることに気付きました。兄達は朝食を食べないようなことを言っていましたが、一応持って行きましょう。きのことズッキーニを焼いてサンドウィッチを作っていたら、集合時間に5分遅れてしまいました。 
 レッドロックまでの道のりは慣れたものです。ホテルからひたすら西へ向かって走りました。住宅が立ち並ぶ先が突然切れて、景色が広がることは、訪れた者、誰もが驚くことです。
 初めてここへ、自分の運転で来たのは、両親が訪問した時。レンタカーでおぼつかない運転でこの辺りへ来て、そう、通り過ぎてしまいました。今やこの公園の年間パスも持っている身。間違いなく右折が出来ました。
 いつものようにビジターセンターを案内してから、公園内を回るシーニックループドライブへ出ました。一つ目の駐車場に車を停め、少し山を登っていつもの場所に到着。少し雲がある天気でしたが気持ちの良い日です。レッドロックを眺めてから朝食時間。お腹が空いていたようで、サンドウィッチを全部食べてくれました。ロッククライミングをしている人たちを眺めながら休み、写真を撮りながら駐車場へ戻ると、ここからは兄が運転をしてくれました。右側通行、左ハンドルでも、一方通行なので、街中よりは緊張度が少なくて済むはずです。
 2つ目の駐車場は満車でしたので通過し、先のゾウの岩を見に行くことにしました。これを発見してからここに来るのは、まだ2度目か3度目です。そこからこの公園内で一番高いところにある駐車場に車を停め、今日もまた大きく広がる自然を見ることができました。「こんなに広くて、見える人工物があのビジターセンターしかないんだね…。」
 そして今日は絵文字を見に行くことに挑戦。いつも行ってみたいと思いながら、一つ目の駐車場に車を置いてゆっくりしていると時間がなくなり、そこまで行き着けずに帰ることになっていました。今日は集合時間も早くし、たっぷりと時間があり、探しに行くことができました。ところがここと思っていたところには手形しかないのです。昔の人の手の大きさは、私の手の大きさほどでした。地図にもう一か所、絵文字が見られるところが示してあったので、向かうと水の音。進んだ先には滝。今日は滝を新たに発見することができました。この滝はもしかすると夏には涸れてしまうかもしれません。この冬は雪もたくさん降り、この水量があるのかもしれません。いい時に来られた気がします。この滝の発見もあり、何度もここへ来ている私も、今日は充分にレッドロックを楽しむことができました。
 とても遅い昼食を夕食のことを考えながら食べ、思い立って日本で行列のできるドーナツ屋を訪れると、今日も機械が動いていませんでした。尋ねると、ドーナツを作っているところを見られるのは朝か夕方からとのこと。今日は見られませんでしたが、次回の訪問者にはそれを踏まえてご案内することができます。
 その後、お土産を買ってからホテルで少し休憩をしました。私はソファにゆったりと座り、何もせずに兄達との会話を楽しむことができました。
 夕食は「日本では横目で通り過ぎていた。」と兄達が言うレストランへ行きました。私はレッドロックから着替えることなく、そのまま行ってしまいました。でもここは、そういう意味では本当に気軽に入れるようになっています。
 用意して下さっていた席は、前回訪れた時と全く同じ席で、調理しているところが見える位置でした。そして、前回お世話になったサーバーの方が、私のことを覚えていて下さったのです。また、ここの日本人シェフの方にも伝えて下さり、彼は私達のところにいらして下さいました。久しぶりにお話しすると、いつものように穏やかで、にこやかで、ユーモアがあり、おいしい料理の数々をさらにおいしく楽しくして下さいました。
 おいしいと思う料理を口にすることはよくありますが、一口で身体中がおいしいと叫ぶようなここのお料理は、本当にすごいと思います。最後にコーヒーなどを頂いていると、キッチンからと言って小さなケーキが並んだお皿が出てきました。これまたかわいく、心にもおいしく頂きました。料理の量も丁度良く、大満足でレストランを後にすると、まだ賑やかなストリップ通りへ出ました。幸いまだお店が開いていて、中を見ることもできました。ラスベガスらしく、ネオンの中でも写真を撮りましょう。彼らのカメラにはたくさんの大自然とちょっぴりのネオンが納まりました。
 最後に、有名な『WELCOME LAS VEGAS』の看板があるところへ行きました。ここに観光で来るのは私も初めて。最近は駐車場もでき、違反することなく車を停めることが出来るようになりました。
 私が写真を撮っていると、後からいらした方が親切にカメラマンになって、三人と看板を撮って下さいました。彼は本当に写真家だったようで、撮った写真をご自身で確認しながら「光の出方が気に入らないな。」と言っていると、一緒にいた女性の方が、日本語表示のカメラを動かし、モードを“夜景&人物”から他のものに切り替え、分かっていてか偶然か、さらに良い光の加減の写真を撮って下さいました。
 ホテルまで兄達を見送ると、今日も楽しいこといっぱいの一日が終わりました。この三日間が、兄達にとっても楽しく充実したものでありましたように。

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