アロハ ウハネ
久しぶりに晴天続きで気分も爽快ですね。いかがお過しでしょうか?
清里は紅葉真っ盛りで、とても綺麗です。次回までには写真を撮りに行きたいと思いますが、ここのところお天気が続いているので今のうちにと薪割に精を出しています!
古代ハワイ物語の続きです。
ターネの魔法のひょうたん
ターネは、自分の太平洋の楽園に屋根をつけようと決めました。彼は地球に降臨して、ラロヴァイア、太陽の庭に降り立ちました。土を掘り出して巨大な卵型のものを作りました。そして、それを魔法のひょうたんと呼びました。そのひょうたんに聖なる息吹を吹き込み、自分の魂のスピリットのエッセンスを注入しました。その中に天を飾るいろいろなエレメントを入れます。そして、ひょうたんの蓋を取り、上に向けて飛ばしました。蓋が上に飛んでいくと、それは天蓋に変わっていき、どんどん大きくなっていきました。そして、美しい青の色に染まっていきました。こうして空が出来たのでした。
ターネは、その深く青いドーム型の空を見て、そこにラニ・イウイウ(最高の天界)を築きたいというアイディアが浮かびました。そこを妃と共に住む住処としました。そこから、これから地球というステージで起きる様々な出来事を観察することにしました。次に大空に明かりをつけようと思い、ひょうたんの中からオレンジ色のディスクを取り出し、空に投げました。すると輝く太陽が軌道に乗って穏やかに且つ燃えるように水平線から上がってきました。太陽が真上に上ると大地はとても暑くなってきました。そこで彼はそこに雲を作り、そこからまた雨を降らすことで大地を涼しくすることを考えました。ひょうたんから白いせっけんの泡のようなものを取り出して、空中に投げました。するとそれが雲に変わり、ペアーになって踊り始めました。上に登りながらだんだんと雲を大きくなっていきます。踊りながら分裂して数も増えていきました。
最初の一日目が終わりに近づいて太陽が下がっていく頃、ターネは、夜空に明かりを灯したいと思いました。そこでひょうたんから三日月型の若い月を生み出します。ハヴァイ'イが暗がりの中に隠れようとした頃、その月を空に送り、薄明かりで照らしました。そして、妃のウリ ア' ナ'ナを呼びました。妃は、ラーの館から輝く青いローブに身を包み現れました。ターネは妃に「母なる月」という意味で"マラマ"という称号を与えました。そして愛する妻にこう言いました。「愛しの女神よ。君のその光で夜の暗闇を怖がる島の子供たちの心を優しくなだめておくれ。お前のその雄大な心で子供たちの心を温め、平和を与えたもう。」
次にターネは、天使の国からケルビムたち(丸々太った愛らしい幼児,智天使)を呼び寄せます。彼らは月色に輝く衣を身に纏っていました。ターネは、天使たちに言い伝えます「聖なる母、月の女神に冠を与えよ」。ケルビムたちは、ヌ’ウメアラニに急いて向かい、青に月の金色を飾ったレイを作り、ラニ・ウルとラニ・イウイウを駆け抜け妃のところへたどり着きました。妃の周りを円で囲んで、その頭上にレイの冠を掲げました。そして、「月の女王さま」と王冠を捧げたのでした。天使たちは、満足げに妃の足元にひざま付いて、妃の承認を待ちました。女王は、天使たちの慎ましやかな敬意のある態度を見て、それを承認し、退散を命じました。ケルビムたちは、速やかに退散し天使の国に戻って行きました。そして、それぞれの家に入り明かりを灯し、ターネの様子を伺っていました。ターネは、「月の女王」なる王冠を与えた天使たちに少々不満があったようですが、妃はそれを承認し、天使たちがくれた王冠を大変気に入っていたので、夫であるターネにも笑顔でそれを受け入れるように言いました。そうして、マラマは月の女王ともなったのでした。
ターネは、さらに魔法のひょうたんからキラキラと輝く砂を手にいっぱい持って天に放りました。ターネの人間の子供達にインスピレーションを与える為に夜空にキラキラと光を輝かせたのです。それは星々となり、それぞれがしかるべき位置に定着し、永遠に輝き続けたのです。全ての星々がすっかり住処を定めてから、ターネは、最後に星の中でも一番大事な星タエロを生み出します。どの星よりも輝いて目立つ星でした。そしてこの星は、移動して他の星々の様子を観察しながら放浪するのです。
ターネは、息子の一人タナロアをラニ・ウルより呼び寄せ、言いました。「お前は、タエロの星の影のスピリットとなるのだ。タエロの生命の光となりなさい。タエロは、ハヴァイ’イの民にとって夜の道しるべとして、人々を導いていく星となるであろう。お前は、太陽の光輪の中でも最も高い存在だ。そのお前にハヴァイ’イの民が平和な夜を過ごせるように任務を与えよう。私の良心がお前のスピリットを通してタエロの星から人々に降り注がれるように努めなさい。」
全能のタナロアは、ラニ・ウルからカヌーに乗って空を飛びタエロの星に辿り着き、自分のスピリットをその星の中に吹き込みました。すると星はさらに輝きを増し、天使たちが現れて一斉に祝福の歌を奏でました。ターネは、自分の創造したその星に満足し、真珠の貝殻の船に乗ってマラマの待つ住処ラニ・イウイウに戻って行きました。
つづく。。。
今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。
ク-プナ(ご先祖さま、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように
aloha&pono
<図柄>
十字と蔦
虹の子供たちは、太陽神の神聖な十字によって生まれました。虹の子供たちは、天から蔦をつたって降臨し、麗しい花が太陽に向かって花びらを開花し咲き乱れるように命を与えられたのでした。
(註釈:やはり十字というのは、キリスト教だけでなく、古代から色々な文明で使用されていたものなのですね。)
久しぶりに晴天続きで気分も爽快ですね。いかがお過しでしょうか?
清里は紅葉真っ盛りで、とても綺麗です。次回までには写真を撮りに行きたいと思いますが、ここのところお天気が続いているので今のうちにと薪割に精を出しています!
古代ハワイ物語の続きです。
ターネの魔法のひょうたん
ターネは、自分の太平洋の楽園に屋根をつけようと決めました。彼は地球に降臨して、ラロヴァイア、太陽の庭に降り立ちました。土を掘り出して巨大な卵型のものを作りました。そして、それを魔法のひょうたんと呼びました。そのひょうたんに聖なる息吹を吹き込み、自分の魂のスピリットのエッセンスを注入しました。その中に天を飾るいろいろなエレメントを入れます。そして、ひょうたんの蓋を取り、上に向けて飛ばしました。蓋が上に飛んでいくと、それは天蓋に変わっていき、どんどん大きくなっていきました。そして、美しい青の色に染まっていきました。こうして空が出来たのでした。
ターネは、その深く青いドーム型の空を見て、そこにラニ・イウイウ(最高の天界)を築きたいというアイディアが浮かびました。そこを妃と共に住む住処としました。そこから、これから地球というステージで起きる様々な出来事を観察することにしました。次に大空に明かりをつけようと思い、ひょうたんの中からオレンジ色のディスクを取り出し、空に投げました。すると輝く太陽が軌道に乗って穏やかに且つ燃えるように水平線から上がってきました。太陽が真上に上ると大地はとても暑くなってきました。そこで彼はそこに雲を作り、そこからまた雨を降らすことで大地を涼しくすることを考えました。ひょうたんから白いせっけんの泡のようなものを取り出して、空中に投げました。するとそれが雲に変わり、ペアーになって踊り始めました。上に登りながらだんだんと雲を大きくなっていきます。踊りながら分裂して数も増えていきました。
最初の一日目が終わりに近づいて太陽が下がっていく頃、ターネは、夜空に明かりを灯したいと思いました。そこでひょうたんから三日月型の若い月を生み出します。ハヴァイ'イが暗がりの中に隠れようとした頃、その月を空に送り、薄明かりで照らしました。そして、妃のウリ ア' ナ'ナを呼びました。妃は、ラーの館から輝く青いローブに身を包み現れました。ターネは妃に「母なる月」という意味で"マラマ"という称号を与えました。そして愛する妻にこう言いました。「愛しの女神よ。君のその光で夜の暗闇を怖がる島の子供たちの心を優しくなだめておくれ。お前のその雄大な心で子供たちの心を温め、平和を与えたもう。」
次にターネは、天使の国からケルビムたち(丸々太った愛らしい幼児,智天使)を呼び寄せます。彼らは月色に輝く衣を身に纏っていました。ターネは、天使たちに言い伝えます「聖なる母、月の女神に冠を与えよ」。ケルビムたちは、ヌ’ウメアラニに急いて向かい、青に月の金色を飾ったレイを作り、ラニ・ウルとラニ・イウイウを駆け抜け妃のところへたどり着きました。妃の周りを円で囲んで、その頭上にレイの冠を掲げました。そして、「月の女王さま」と王冠を捧げたのでした。天使たちは、満足げに妃の足元にひざま付いて、妃の承認を待ちました。女王は、天使たちの慎ましやかな敬意のある態度を見て、それを承認し、退散を命じました。ケルビムたちは、速やかに退散し天使の国に戻って行きました。そして、それぞれの家に入り明かりを灯し、ターネの様子を伺っていました。ターネは、「月の女王」なる王冠を与えた天使たちに少々不満があったようですが、妃はそれを承認し、天使たちがくれた王冠を大変気に入っていたので、夫であるターネにも笑顔でそれを受け入れるように言いました。そうして、マラマは月の女王ともなったのでした。
ターネは、さらに魔法のひょうたんからキラキラと輝く砂を手にいっぱい持って天に放りました。ターネの人間の子供達にインスピレーションを与える為に夜空にキラキラと光を輝かせたのです。それは星々となり、それぞれがしかるべき位置に定着し、永遠に輝き続けたのです。全ての星々がすっかり住処を定めてから、ターネは、最後に星の中でも一番大事な星タエロを生み出します。どの星よりも輝いて目立つ星でした。そしてこの星は、移動して他の星々の様子を観察しながら放浪するのです。
ターネは、息子の一人タナロアをラニ・ウルより呼び寄せ、言いました。「お前は、タエロの星の影のスピリットとなるのだ。タエロの生命の光となりなさい。タエロは、ハヴァイ’イの民にとって夜の道しるべとして、人々を導いていく星となるであろう。お前は、太陽の光輪の中でも最も高い存在だ。そのお前にハヴァイ’イの民が平和な夜を過ごせるように任務を与えよう。私の良心がお前のスピリットを通してタエロの星から人々に降り注がれるように努めなさい。」
全能のタナロアは、ラニ・ウルからカヌーに乗って空を飛びタエロの星に辿り着き、自分のスピリットをその星の中に吹き込みました。すると星はさらに輝きを増し、天使たちが現れて一斉に祝福の歌を奏でました。ターネは、自分の創造したその星に満足し、真珠の貝殻の船に乗ってマラマの待つ住処ラニ・イウイウに戻って行きました。
つづく。。。
今週も愛・喜び・感謝に意識を向けてポノな一週間をお過ごしください。
ク-プナ(ご先祖さま、龍たち)、天使たちにいつも見守られていることを忘れないように
aloha&pono
<図柄>
十字と蔦
虹の子供たちは、太陽神の神聖な十字によって生まれました。虹の子供たちは、天から蔦をつたって降臨し、麗しい花が太陽に向かって花びらを開花し咲き乱れるように命を与えられたのでした。
(註釈:やはり十字というのは、キリスト教だけでなく、古代から色々な文明で使用されていたものなのですね。)