陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

介護保険って安心?

2005-03-08 06:52:44 | Weblog
ベットから落ちた。落ちている。朝一にヘルパー室に通報が続く。一人では無理なので二人で駈けるつける。

ある家族の居る家。落ちた箇所に痛みあり。発熱。唇蒼白。なぜか家族が内科の往診を頼む。家族はオムツ交換をまったくしないお宅だ。大腿部に激しい痛みを訴えられ、「ごめん。ごめん。」と言いながら医師の来る前に、二人掛かりで頼まれたオムツ交換。私に出来る事は傍に置いてあったまっすぐなストローを折り曲げて、お茶を飲ませてあげた事。せめて濡れタオルをしぼって頭に置いてあげた事。寝たまま起き上がれくなった人に「まっすぐなストロー」…気持ちがその方にまったく向いていない証拠品のようだ。

後、点滴のみで入院を勧めず医師は帰ったと報告を聞いた。

ポイント、ポイントのケアにしかヘルパーは入れない。介護保険の点数内のサービスをケア・マネージャーが決めて、依頼のあった時間とサービスのみになる。多少の突発は請求しないでボランティアに転じるしかない。人道的に知らん顔が出来ないから。医療行為の出来ない、医療関係者との連携がはっきりしない訪問介護の仕事は年がら年中、不安が付きまとう。単身、独居の家にも行くのだ。

さて、本日も転倒のお宅へ訪問担当。気が滅入る。痛み止めは出ているのだろうか?骨粗鬆症も疑われる年齢なのに、骨は調べないでいいのだろうか?痛みがヒドイのに、エアーマットも柔らかなモノが何も敷かれていない普通のベットに寝かされて…これって拷問ではないか!

家に居る事が幸せ?
介護保険が入ったばっかりに家族が介護からまったく手を引いている現状が増える。
介護保険は介護からの脱却を図る為リハビリ、出来る事を失わない回復へ誘う自立支援へ方向転換する。介護保険も年金同様、将来パンクが見えるらしい。ますます、現場は混迷の一途。
老いてしあわせに~絵に描いた餅でもいい、どんな餅が描けるのだろう。

昨日から体の疲労より心の疲れを感じる。