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川柳は斜め35度の目線で事物、風俗、人間を捕らえる。
マジメリズムで575を読んでもおもしろくもなんともない。
あれっ?
と思わせる着想が人の気持ちを動かす。
マジメは誰でも言える。
誰でも思う。
思うけれども実行がなかなか伴わない。
マジメ一筋の人がひょいと踏み外すと、
なんだかホッとして、周りにほほえみを産む。
今夜、川柳会に参加した。
会員は10名たらずで皆熱心。
80代から60代が大半で、私が一番若い。
仕事で同世代に出会う訳でちょっと気分転換にならないところもあるけれど、
発想のユニークな生の句に会う楽しみがある。
この会に
川柳の会とは信じられないほど、堅苦しいことを言う人がいる。
伝統の○○川柳会
歴史を途絶えさせてはいけません
切磋琢磨いたしましょう
会の始まる直前にガァ~とザァ~と即詠で挑む私は
下手の横好きでしかない。
熱心でもない。
熱心にもなれない。
会の運営方針をノタマウ度に
会を辞めてしまおうかと思う。
川柳は一匹狼でも楽しめるのだ。
川柳には
伝統より心の振幅や感じる心が大事だと思うんだけど・・・
かっちりきっちり
YESか?NOか?
右か?左か?
あそびやたわみが理解できない障害の息子との会話に
疲れた脳には
句作タイムがコリをほぐしてくれるように感じる。
会のクソマジメリズムに
ふと、
最近の昼休グッズにバックに忍ばせている
この本の1節が浮かんだ。
真面目も休み休み言えば、
みんな楽チンになれる気がする。
『雑音の中に真実かくれんぼ』
『こそこそと本心仕舞う正論に』
ねこねごと駄句