陽だまりのねごと

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わかりにくい福祉制度の改革と寡婦の悲劇

2006-07-20 22:01:16 | Weblog
介護疲れで次女を殺害した母親に懲役5年 福岡地裁 (朝日新聞) - goo ニュース

どんどん介護サービスに制約が出来て、
お金が出ていかないしくみになってきている。
そして負担金は確実に増えてきた。
4月の障害者自立支援法施行で、
実際に施設退去者が出てきている。

収入は障害年金のみでも、
その中から生きてゆくためのサービス費1割負担を支払わなくてはいけない。

バリアフリーマンション購入ローンがあって家計は赤字と
7月20日付け朝日朝刊紙面にはあった。

収入源は
母親の遺族年金と子供は障害年金。
図らずも我が家とおんなじ。

この母親のした事は独り善がりの判断ミスと記してある。

その通りかもしれないが、
寡婦となって、
障害の成人を抱え
先に暗澹とした気持を持ってしまうことは
同じ立場として、良く分かる。

あぁ~判断ミス。

今まで夫婦ふたりで話し合っていた方か?
夫にお任せで生きてきた方か?

伴侶を亡くした悲しみも癒えぬ内に
いきなり戸主となり
諸に世間の波風荒波を被って
初めて
今までは夫が防波堤となって安穏としていた事に気付くのだ。

只の夫の庇護にあった
そのまま夫存命であれば、
普通の心優しいお母さんが
パニくって起こした悲劇にも見える。

誰だって共白髪が先にあると
根拠のない確信で暮らしている。

子持ちの寡婦は
思い出にどっぷり浸かって振り返る事より
目の前に庇護しなければいけない対象で心がいっぱいになる。

 子供のために生きること

に素早く目覚める。

 強くなったね。

と、私は人から言われる。
強くなったのではない。
から元気でも前を向いて行くしかないからそうしている。
しょげてばかりいる訳にはいかない現状がある。

悲観より楽観。
先取り心配をしない。
収入に見合った生活の縮小。
わずかな年金以外の収入源を求める事etc


泣いてばかりいたって、しあわせは来ないから~♪
(懐かしのキャンディーズ^^;)
そうして、ハイ、深呼吸~

 きっと、きっと
 なんとかなるから
 ケセラセラ~♪

寡婦は寡婦同士でグチり合いでもすると

 みんな踏ん張っているなぁ~
 自分ひとりでないなぁ~

と、
さみしさは紛れるし、
寡婦のための法制度利用の知識交換にもなる。

この人は横の情報交換も求めない人だったらしい。

同じ障害の子を持つ人との交流があったなら、
もう少し正しい判断や相談先が見えていたかもしれない。

なんだかんだ言っても、
もう、遅い。
罪もなく命を奪われたお子さんは戻らない。
なんともやるせない事件だ。


がんの痛み抑える薬の知識、医師の半数知らず

2006-07-20 21:02:43 | 終末医療

がんの痛み抑える薬の知識、医師の半数知らず (朝日新聞) - goo ニュース

常識として頭にインプットしておいた方が良いニュースだ。
優れたガンの専門医が必ずしも末期ガンに詳しくはないと言う事。

そして、哀しいかな
患者の痛みには鈍感になってしまう医療現場。

人は高齢になるにつれて、
体のどこかにイタイ箇所が出来てくる。

イタイ
巷の医療ではなかな緩和されないから、
民間療法が流行る。
高いサプリメントが効きそうな気がする。
ついつい宣伝文句にのせられて財布の紐を緩めてしまう。

だれでも救われたい。
どの医師が自分の今を救ってくれるのか?
患者は賢くなって探し回らなければいけないらしい。

数日前に書いた記事↓に関連します。
普通の病院が緩和ケア病棟のようならいいのに
   ↑ 
みっちゃんのコメントにあったガン難民記載のサイトもご参考に