陽だまりのねごと

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薬害と責任の所在

2007-03-24 08:47:40 | Weblog
国と製薬会社の責任を一部認める 薬害C型肝炎東京訴訟(朝日新聞) - goo ニュース

エイズと血液製剤で過去聞いたことのあるミドリ十字の会社名がまた浮上。
根っこから国との癒着があったんだろう、
何よりも儲けが重要視されていたんだろうと推測してしまう。

インフルエンザの予防注射でC型肝炎になった友が居る。
ものすごく元気な体育系の人だったし、老後は農耕生活を夢見ておられた。
いつ悪性の病発病の恐怖や現在治療薬の副作用やら
どうしったって快晴の日々とはいかなくなった。
いったいこの事は、誰の責任になるのだろう?

インフルエンザの予防注射は今年、私もした。
血液製剤だけでなく予防注射でも薬害があることを
友の感染カミングアウトまで私は知らなかった。

感染までに数十年。発症していない人を含めると
200万人越える感染者と本日朝日朝刊に記事がある。

タミフルと言い厚生労働省の対応は…




延命措置を望みますか?

2007-03-24 06:30:35 | 終末医療
寝たきりの利用者さんのご家族から入院の連絡が入った。
往診の医師が救急車を手配したとのことだった。

はっきりした病名も付かず、入院期間未定とのことで、
医師から
 『延命措置をどうしますか?』
と聞かれたそうだ。

病院へお見舞いに行った。受付で聞いた部屋番号を頼りに部屋を探す。
ナースステーションの隣りにその部屋はあった。
ドアは開け放たれ
4つのベットが放射状に配置されている。
それは看護、介護がしやすいためのような、
普通に並んでいないって事はそういう事なんだろう?
たぶん…
病人のプライバシーなど二の次のような。

ベット脇には全員、紙オムツが置かれて
似たような年恰好のご高齢で
おそらく自らカーテンをひく事もできず
寝返りも自力ではむつかしそうな人ばかり。
どのベットの傍にも、
たまたまだろうがご家族は居られなかった。

一瞬どの方が私が訪ねた人か分からなかった。
寝ている人たちがまるで物体のように見えてしまった。

ここは最後の尊厳を尊重される緩和ケア病棟ではない。
緩和ケアへ入院できるのはガンとエイズ患者にだけだから、
その他の病人は、看取りの時期であるなら
いったいどの病院を選択すればいいのだろう?

 延命措置を
   望むか?望まないか?

と言ったことより
他に関心を払われる扱いを望むのではないかしらん?
まして、それを医師が口にした時、
当人には判断する気力や能力がありそうにはない。
当人に成り代わってする家族の選択は、
なにを選択しても後悔が残る。

  本当は何を望んでいたか?

分かることは不可能だから。

もしこの病院従事者の方々が、
自分であっても、
歩いて逃げ出すこともできない体を
そこに寝かされたいと望むのだろうか?

誰にも平等に死はおとづれる。
他人事ではないのだ。
いづれ誰にでもいつかは必ずやってくる。
その時は
すぐなのかもしれないし
ゆっくりと遅くやってくるのかもしれないけれど
誰にも知らされていない。