陽だまりのねごと

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介護保険が腐ってゆく

2007-05-11 01:32:27 | Weblog
試験落ちても資格 「准介護福祉士」新設へ(朝日新聞) - goo ニュース

介護保険制度は固定的なものではなく
現状に合わせて変革してゆくものだと言う
行政サイドの話を先日の研修で聞いた。

准介護福祉士というややこしい意味のない資格がまたできるらしい。
試験に落ちた人に資格を与えるってのはどうなんだろう?

介護福祉士はちゃんと勉強すれば資格修得は
そんなに難易度の高いものではない。

大体、介護福祉士の資格があろうとなかろうと
ヘルパー2級資格者であろうとヘルパー1級資格者であろうと
給与や処遇や仕事内容になんの差もないのが現状なのだ。

こんなたいして有効でもない資格を
働きながら、自分の資質向上のために
わざわざ修得しようと努力する介護職が要ると言う
事実がすばらしいと思う。

実際のところ、
学校を出たばかりの若い介護福祉士より
年季の入ったホームヘルパー2級拾得者の方が役に立つ。

国は介護福祉士でないと仕事をさせなくすると
一時、通達が出て現場は青くなったけれど
その後、その話は絶ち切れ。

介護従事者がほどんど働けなくなりそうな話で
それはまるで現場を知らない発想だった。

要するに人員確保に困って、
恰好だけは付けたい
なんの意味もない中途半端な資格になる。

ただでも利用しめつけで、財源がないないと言っているのに
新たな資格を作ることにお金が多少でも流れる方がもったいない。


朝刊に
67歳の妻がおない歳の寝たきりの夫を
介護疲れからネクタイで絞め殺したと言うニュースが載っていた。
介護保険は利用されていたのだろうか?
もし、利用されていたとしたら
担当ケアマネはたまらない思いでいることだろう。

寝たきりの人を
家族の負担なしに、
100%介護保険だけの介護と言う訳にはいかない。
その介護保険の1割負担もできない経済状況の人も少なくない。

介護保険のヘルパーでは規制が多くて
生き目が利かないので、
実費サービスなるものが登場している。
お金のある人は
わずらわしい融通のきかない介護保険はよして
自分の本当にして欲しいことのお手伝いができる
実費サービスが使えるのだ。

 介護の沙汰も金次第。
 節約して介護費用を貯めとこうかな?
 長生きに希望が持てないけど、長く生きるとヤバイから

ってな話が
介護職の口から頻発している。