陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

心配ごと

2009-04-06 06:02:26 | Weblog
息子に電話をしたら、
自分の部屋でゆっくりして疲れを癒したいから当分帰らないと言う。
家に帰る時間が惜しいとか。
母は掃除他に『出向くべからず』だそうな。

数分後、今度は息子からかかってきた。
何やら哲学的真理を見つけたと。
説明を聞いても正直、理解不能だけど相槌に気を配って

  「ふむふむ 素晴らしい」

適当に褒めておいた。

  「会社でこんな話をしても聞いてくれそうな人ないんだよね。」

そこんとこが分かるだけ成長だ。
母で良ければいつで聞くからと言って電話を切った。 

母の心配はいつも

  部屋が散らかっていないか?
  ご飯はちゃんと食べているか?
  洗濯はちゃんとして清潔なものを着ているか?

形而上の世界にお住まいの息子ドノと形而しか気にならない母と
まったく噛み合わないわ


ふぃんふぃんは元気がない。
血尿が止まらない。
尿の後痛いのか鳴く。
食べ物を欲しがらない。
点滴してもらったけど回復しない。
もう痛い痛い治療は止める時期がきたのか?
怖い怖い病院へ連れて行くことすら、この弱った体ではすごいストレスな気もする。

息子が帰る日まで、娘が帰省する日まで命あって欲しいとも思う。
とりあえず
あったかくしておいてやって、
今日仕事が終わってどうするか考えよう。

散る散ることしの桜

2009-04-06 05:39:52 | Weblog
桜の花言葉を調べてみると種類によってもいろいろ。
一般的なソメイヨシノが

   心の美しさ
   精神の美
   優美な女性


八重桜は『教養がある  おしとやか』
しだれ桜は『優美』 

亡夫は’なんにがあっても酒が飲めるゾ’のひとだったから
幾家族の集まってのお花見が恒例だった。
がんの骨転移で歩行がむつかしくなっても
「さくらさくら」と言うからお弁当とお酒を持って
当時家に居た娘と二人で抱えて鎮守の杜で宴を開いた。

あの桜の下にだけは毎年出かけたくなる。
毎年、樹がやせて荒れてゆく感じがする。
朝早いから宴を張っている人なくブルーシートの場場所取りもなかった。
だんだん忘れ去られる場所になるのかも。
夫のすわってた石に頃合いよく桜が散っている。
  
  

来週のお休みにはもう完全に散ってしまうと思うと
急にここそこの桜を観ておきたくなった。
いつもは車で走り去る桜並木まで足を延してしまった。

  

  
高齢の母に桜は後何回?
午後の陽はあたたかい。
母が歩いて大丈夫そうなダム湖の桜へ誘ったら妹が運転してきた。
ちょっと足を伸ばして菜の花畑も堪能。菜の花もいっぱいだと甘い香りに包まれた。



妹は桜を観ること久しく忘れていたと言う。
2人の息子が大学大学院とダブって学費稼ぎのパートに追われていた。
病気になってがむしゃらを忘れた。

  「私は病気を忘れている時があるよ」

病気だけど病人でいなくてもいいんじゃない?
忘れて過ごすくらいでちょうど良いと私は思う。
妹は大体が律儀な性格だから、病気の時は病人風でいなくてはと思うらしい。
そう言えばかっちり花粉対策でなく病原菌除けとしてかっちりマスクをしていた

夕刻は少し疲れたから、桜咲く海辺の道走って夕日の落ちる露天に向かった。
帰りは薄暗い中で桜がほの白く浮かび上がってまた違った味わい。
ひとり身の気楽さ。

誰でも今年の桜がもしかすると”最後の桜”かもしれない。
散る桜だから急いで愛でた。

ちっともジッとしていない私。
ゆったりは朝だけだった
やっぱり私はそう言う病気らしい
母に言わせると子供の頃からおっちょこちょいで落ち着きがなかったそうな。
そんなワタクシが一番好きな桜はコレ↓ そう言えば、一番早く咲いて一番早く散る。

  

山桜の花言葉は『あなたに微笑む』