陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

不安と認知症の進行と

2009-04-16 22:26:07 | Weblog
母の認知症が進行している。
妹が抗がん剤投与の副作用で苦しんでいる時を選ぶかのように
怒りパワーが爆発する。
自分に優しくしてくれないし、
一番の頼りの娘が病気では自分はどうなるのか?
不安で不安で仕方がないようにも見える。

副作用が消えて妹の小康状態には最近、よく母と妹と私の3人で出かける。
母妹が煮詰まっているから、気分転換を兼ねて、
息子が去って私がさびしいからと言う理由を付けて連れ出す。

ショッピングも風光明媚な場所も母は勝手に歩きだしては
ハッと気が付いては、妹の存在を探している。
傍にいないとものすごく不安な様子。
まるで母子は入れ替わったよう。
私では代わりにならないらしい。同じ家に住んで常時看てもらっている人が1番なのだ。

妹は、抗がん剤投与から3日目。吐き気がヒドイ。
2日目の昨日は、
息子の1時帰宅に手を取られて妹の方に手が貸せなかった。
仕事が終わって、母だけ食事に連れてゆくからと妹にメールしたら
最初は遠慮していたけれど、帰宅前にメールを開けると『頼みます』
よっぽどシンドイ見た。

『今から行く』
と職場を出て駐車場に行くまでに返事をしておいた。

母は道路まで杖を付いて出て待っていた。
リウマチで手足の動きがぎこちない。
喜んで待っていた様子が伺える。
家の中では息をひそめて不安でいたに違いない。
お出かけ大好きな人だ。

うんと優しく気遣って楽しいことばっかり話す。
私は思わず実母に接すると言うより営業バージョンになっている気がしてしまう。
こう言う時は認知症はまったく出ない。
話の辻褄もぴったりと合う。

食事を済ませて、
母を家まで送って、夕方の薬がテーブルに出してあるのを確認して
おやすみと言ってドアを閉めた。
妹の姿は見えない。寝ているらしい。
車に乗ってふと降り帰ると母が外に出て、手を振っている。
妹と今度は『3人で行こうね』と約束して、もう1回さようなら。
妹は何か食べたのだろうか?
妹の婿が付いているから任せるしかない。

今、母の好きな筍煮しめを煮ている。
仕事前に実家に届ける。少しでも妹の助けになればと思う。
仕事を持ってしまったから、このくらいの事しかできない。
母にはデイサービスの臨時利用を明日もしてもらうように頼んだ。

MRIに写る脳の委縮は致し方ないが、不安いっぱいさえ回避できれば
妹をちゃんと気づかうことができる今までの母なのだ。

妹の治療は
連休明けから毎週抗がん剤投与12回。その後25回、土日除いて毎日放射線。
それからは服薬だけ、様子みつつ5年とか?
きついのは秋頃までか?

なにかあれこれ重なっていつも押し寄せてくる感じ。
中途半端にしかかかわれないけど、
まぁ~いつも何とか成る、成ってきた。きっと大丈夫