陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

散る桜 川柳会の花見

2011-04-16 21:27:10 | Weblog
ものすごくアバウトな約束で○○川の河川。
私は家から歩いてあっちこっちの写真を撮りながら1時間で到着。

     

どこにメンバーは居るのか?
約束の川河川敷をきょろきょろ。


私が思ったのとは対岸で大道具を運んでいるのが見えた。
ぐるり回り込むと、捜索もせずに橋桁に座っているメンバー発見。
結局集まりも悪く半分。
2週間前の蕾の時期に決行するはずが伸びに伸びた。
アウトドアー派が一人居て、全部の道具と材料を軽トラックで運んできていた。
菜の花で目隠しが出来て人が少ないところへみんなで設営。
さっそく火を起こしてバーベキュー。
 
アウトドア派はこれだけで終わらない。
カワハギを刺身にアラは味噌汁に。
あさりの酒蒸。
特別に作ってもらった鳥丸ごとの燻製まで出てきた。
飲みながらアバウトに料理は出来る端から無くなってゆく。

飲んで食べてしゃべって、酔いつぶれない内に、一応川柳会であるから
「さ」「く」「ら」を詠み込んだ折り句を持ち寄った。
朝になって急遽、参加人数が減ったから、宿題は2句から5句にしようとメールが回ってきた。
「さ」と「く」はなんとか成るが「ら」にみんな苦戦の後が見える。


  三流がくどくど御托羅列する

  才媛がくどき文句に落花する

  颯爽と靴が弾んでランドセル


縛りが多い割に句としてまとまった作が出てきた。
日常、会以外で接点がない面子。浮世の柵と関係なのが良い。
桜が散りしき菜の花いっぱいの空の下では気持ちが解放される。大人の遠足気分でしっかり楽しんだ。

来年の桜もこうして愛でることができるのだろうか?
今年の桜はもうおしまい。
ちょっと日焼けしたかな?



にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                        
  来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=



ウチのお嫁さんです

2011-04-16 07:14:11 | Weblog
姑のサービス担当者会議に家族として出席した。

介護保険の有効期限が切れて新たに更新された。介護度は同じ。
要介護1。

心身状態は半年前より明らかに悪化している。
『要介護1ではないよね?』と担当ケアマネと話は出たが、
期間は今までと違って2年間と長くなっている。
期間を長くして認定調査に関わる費用軽減措置らしいが、
また不服変更申請をすれば、認定調査立ち会いに私はまた有給休暇を取らねばならない。
姑ひとりではオール『出来ます』
認定調査員に見栄張って、正しい判定が出ない。
最近、介護度は低く目に出る傾向でもある。このまま利用する事にした。
もしかすると入所も近い。

期間更新時には
介護保険の規定で使っているサービス事業者等を集めて会議をする事になっている。
時間にして、わずか30分程度。諸問題なければ、もっと早く済むこともある。
しかも担当ケアマネは自分の事業所。私の隣席。
姑はいわばウチのお客様。
細かいことにこだわる現主任にとって、ウチの事業所に儲けをもたらしている事は考慮にもなく
杓子定規に、姑のための会議に勤務時間を裂くことは許されず午後から半日有給をとる。

   たった30分!ケチ!

私ならこの程度、勤務時間内に許可する。
不服を腹に仕舞って、
バカ丁寧に主任に「姑の担当者会議のため」と有給申請をした。

私は自分主催で行うサービス担当者会議以外を知らない。
ケアマネ以前はただの訪問介護ヘルパーで会議に出席はした事がなかった。
同僚はいかなる手順で議事進行をするか?
私事でありながら興味は仕事に絡んでくる。

最初は自己紹介から。
会議の主役である姑から、そして家族の私の順。
私が名乗ったとたんに姑が私の肩に手を回し、大きな嬉しそうな声で

   ウチの嫁さんです

私より他に、この人の家族と言えるのは私の息子と娘。孫ふたりだけだ。
家族運の薄さが、わざわざ胸張って嫁を紹介させている。
張れる見栄が私くらいしかない。
一瞬、胸が詰まった。

私には、実母に接するようなやさしさがどうしても湧いてこない人なのだ。
媒介になる彼女の息子は天に召され、
血族である甥が近所に住んでいるものの、
一人暮らしが危なくなってこっち、関わりたくないがあからさまな様子。
この人のキーパーソンとして私以外にない。
こんな私を誇らしげに人に紹介するほど、この人は孤独なのだ。

ちょっとづつちょっとづつ通帳から印鑑まで、
お金にまつわる物はすべて私に預からせてもらった。
記憶がもう危ない。
生活費をおろして渡してもらうことで結果、姑は肩の荷が下りたように安堵している。
他に信頼する人もなし、お互い遠慮ながらこうするしかない結論は同じだったのか?

会議後に、平日の貴重な時間が空いたから、
姑の廃業に纏わる諸手続きが済んでいないものを済ませ、
私にかかっていた貯蓄目的であろう生命保険解約をしに担当に来てもらう約束もしておいた。

解約手続きをしながら、常套句を並べたてて次の保険契約を同席の私に勧めてくる。
こうやって、
10年前に亡夫の死亡保険金手続きをしつつ『嫁に生命保険』と持ちかけたのか?
姑は単なるお人好しで悪気ではなかったのだろう。

   「お世話になったね。畑の大根を抜いて持って帰って。」

帰りがけに姑が言う。
畑の大根三本に白い花が咲いている。
一本引きぬいて見せたら、花が咲いていないのを抜けと言う。
いつの話か?
姑の頭にはずらり立派な大根が畑に出来ているのだ。
花が咲いたのがたった三本。苗を植えた時はまだ多少畑をする元気があったのだ。
隣に白菜らしきものが黄色い花をつけて二株。
まだ野菜の残骸がいくつか残る。

実は料理も忘れてしまっている。
買い物時に買ったほうれん草がしなびて肉が腐っている報告がヘルパーさんから来ていた。
サービス担当者会議でヘルパーさんに料理もお願いしたところ。
畑ももう出来ない認識が本人にはない。

三本全部抜いて礼を言い、泥まんま車に積んで持ち帰った。
花の咲いた大根は食べられるのか?

大根おろしにしてさっそく食べた。
大丈夫。
ちゃんと頂きましょう。

私は少しずつ姑を許し始めている。

この大根も煮たりして持って行ってやればいいのだろうが、まだ手料理を運ぶ気にはならない。
手酷い拒否やら、料理を貶された過去の記憶が根強い。
他人の手、ヘルパーさんやらデイサービスの料理は受け入れている。
介護サービスを利用して、良い距離で姑と居る方がお互い良かろう?

サービス担当者会議では
入所が決まるまで、私の意見で介護保険利用料限度額いっぱいヘルパーさんを増やしてもらうことにした。
担当ケアマネがもう一度計算をし直しプランを作ってくれる。

特定介護付きケアハウス入所は24時間356日安心ではあるが、姑は家で暮らしたかろう?
週3回のデイサービスで歩行訓練をしっかりしてもらっている所為もあって、転倒が減っている。

このままの生活が続けられるなら、このままでも…
入所決定通知が来てから、その時の状況で入所は決めれば良い。



にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                        
  来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=