おつかれの日には 宮崎 駿アニメ

どんどん悪化してくる高齢者ケアを共に考える仕事。
介護保険施設やサービスは１００％、これが良いとも思えるものでもない。
自分が本当に世話になりたいとも思うと考える部分がどこかしらみえる。
いつか世話になるとしたら、やむなし…の時かな？などと思う。

おまけに、きれいごとでは済まない支援稼業。
家族のドロドロ。
見たくない家族関係の中の中まで見てしまう。

状態悪化の愚痴を聞く。
介護のたいへんさの愚痴を聞く。

聞くには聞くが、きっちり解決策などありやしない。
精々、近似値をお示しする。

おそらく介護疲れが、こんなことを言わせている。
失われてゆく心身機能への怖さがこんなことを言わせている。
と、思うもののすっきり解決しない利用者さんの心痛が私の非力さに思えてくる。

老いの残酷さは人ごとでく、自分のそう遠くない行く先でもあり
自分のこととしてあれこれ良からぬ方向へ想像力が働く。

誰のために、何やってんだろう？
時に空しい。


職場はもうひたすら姦しい、喧しい。
一日中、耳鳴りがしている人の声は特別デカイ。
耳鳴りはストレスから来ているのではないかと、つい想像する。
相手をやりこめるような、自分の意思を押し通すような、話ぶりはビンビン私の神経も逆なでする。

ソフトな処世術のつもりか、言い訳に始まり、言い訳に終わる、
ぐるぐる回りくどい自分が悪く言われたくないために必死としか思えないしゃべり方をするのもいる。

べたべた甘えな物言いをするのも居る。
女臭いの幼児口調になるの、どっちも居る。
５０女の甘え声、甘え言葉だけは、虫ずが走る。

相手が電話で大声を張り上げないと聞こえない人もあり
他の人の声もだんだん声がでかくなっている。
全員の声がデカイのは、やむなし。

四六時中、ステレオ多重音声で事業所内に鳴り響いている。
一歩、外に出ると耳が喜んで、ホッとしているのが分かる。

個性的といえば、個性的なのが集まっている。
誰一人好きでない。

まったく、ケアマネ稼業を志す者はどこか気合いが入ったのが多い。
まっ、私もその一人なんだよね。
人の事は言えないやろ？
向こうも私を好きでないわね。きっと。

自分の仕事について相談もしないし、人の仕事内容についても立ち入らない。
むしろ聞いていない。

職場のジョークに笑えない。
たぶん、価値観がまるで違う。
思いの在りどころがズレている。

昼休みの話題も全然面白くないから、なるべく口を開けない。
私ひとり浮いているのも知っていて、
居たところで後２年程度と
こちらから仲良くしたい周波をとりたてて出す気もない。

女７人。
心底、誰も信用していない。居ないと居ない人の悪口が始まる。
私が入ったとたんに、サッと固まっていた人が引いて黙したこともあった。
雰囲気からして、私の悪口を言っていたとピンとくる。
言いたいだけ言ってちょうだい。
君たちひとりずつも言われているよと、意に介さない。


仕事もさることながら、職場が相当イヤ。


ちょっと、おつかれ。
ここのところ帰宅途中、寄り道しては、宮崎駿アニメを借りている。
見てきたもののけの姫の森がどう描かれているのか、
もう一度作品をちゃんと観ようと思ったのが初め。
レンタルを返しに行っては次を借りてきてしまう。

縄文杉などの巨木がモデルでは？と思う樹が物語のワンシーンに出てくると嬉しい。

お話は決まって
人のやさしみがうんと肯定されて、最後に愛は勝つ～♪
希望が先に見える終わり方をする。
音楽もやさしい。

なんだか、ホッとする。
いかん、ジブリのドツボにハマってしまった

週末の国民文化祭川柳当日投句、どうすんの？
この時期、アニメにぽぉ～としててはホントはマジイぃんだけど
こんな時に、誰がわざわざ借りて来るのよ！…ワタシか

今日はもう返すだけ。
絶対、次、借りてこないからねっ！！！
　　
…借り暮らしのアリエッティ…借りようにも全部出払ってたけど、あるかな？映画館で見損ねてるし…＾＾；　


　　

　　　　　　　　　　　　屋久島　紀元杉　









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