バス停

止まることは難しい
空気は周りを触れて抜けていくから寒い
動いてるとあんまりそんなことないのに
じっとしてることは、難しいことだわ。
川の水が岩をすり抜けながら研ぐのと同じ効果だろうな…
ゆるゆる染みていくみたいに削がれる
削がれる感覚だけがずっとずっとで。

今年の夏はしんどかった…
動きたいのに何らかでがんじがらめで周りの日常にさえ牙剥くような。
同居人赤目がねは毎日逆恨みにアッテイマシタ…

バス停で、バス待つような体なのです。
今日バス待ってて気づいた。
それが目的ではないけど、そこでじっとせないかん時間があって
一回寒いと思い始めてしまったら
そこばっかり目に付くの。
なんでって言ったらどうしてもって。
こんなわかった風でいたって、またどうにも気になって仕方なくなるでしょ。

今は
それでもいいわ
と思える。

８月には思えませんでした。
でもそういうのが要るの。