バッテリーが弱り始めたなあ
今日撮った証明写真がお母さんにめちゃめちゃ似ている
ていうかなんか古い顔だあたし
とはいえお母さんには実際似てきてる
あんなにエラはってないし
目もお母さんよりは小さいけど
こないだ公演を見に来た実姉を見た共演者大体にに似てるねと言われた
児童館でこども見てても思うけど
顔のつくりはもちろん表情まで写したみたいに似るから
血というものがどれだけ恐ろしいものか分かる気がする
怖いとか思うのは、
お母さんは他界していないのに
お母さんの様になっていく生き物がいて
それが自分だから
当たり前なのだけど
血は死んでないのね
これが受け継ぐてことなのね
物質として亡くなった人が現れて来るというのか
血は生きてるものね
失せたと思っていた身体はこんな形でまだ現存しているのね
なるほど
心までは失わないようにと思いながら反芻すればするほど何故か余計に磨り減らして行くようで慌てていたけれど
むしろ忘れようもなく
忘れようなどなく
この顔は
あの顔のようになっていくのね
望むと望まないに限らず
その思いによってではなく現れるから
あたしは少し
怖いのだわ