誕生日という試練

お誕生日会て最高なイベントだった
小さい頃
みんながおめでとうおめでとうて祝ってくれて
自分を特別だ！と思える唯一の日だった
今日は私の日って
悲しいことに大人になると
みんな忙しくて祝ってくれないし
なんなら忘れられる
そらそうだ毎日誰かの誕生日なんだと知る日には
すっかり褪せた私の日
なんなら仕事しなきゃならない
あー私の日なのに
でも誰かの日でもあるし
明日も誰かの特別な日だろうけど
そんなことわたしにはどうでもいいのだから
そうかわたしの誕生日も
どうでもいい日なんだって
考え始めたらいよいよ気の毒で
開き直って自分の誕生日を盛り上げて
明日の誰かの誕生日も祝いたい取りこぼしたくないとか実行するけど
案の定特別な日ばかりではないのだ
そもそもよっぽど盛り上げようとして
側には引かれるくらい食い気味で盛らないと
すぐ正気になっちゃう
何してんのあほみたいって
その思考に追いつかれないスピードで食い気味って狂気じみてて
もうええわ、てなるの、無理なん
だからね毎日何でもない日の方が楽なの
でも泣くのよねしくしくと
思いっきり無視して蓋してんのに見えちゃうね残念ながら
あーそうかここにもスピードが必要だったんだ
あー結局どれも狂気なのかって
見えてきたらいよいよ萎びていい感じ
仕方ないんだて奥歯で苦いの噛んで
はいはいわたしは我慢してますよう、寂しいやつだよう、とか落とし始めてグダグタ
おいおいあっちもこっちも忙しいなて笑けてきたら
晴れた