進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

胸が詰まる・・・介護者の歌

2010-06-10 21:19:26 | Weblog
進行性核上性麻痺の夫を介護する60代の女性
中国地区の会員さんが作られた歌です


ご本人は素人なので恥ずかしいけどとおっしゃいますが、
患者家族には胸に迫るものがあります。

私のところへは40首余り送ってくださいましたが、
ご本人の了解をいただき、一部分ご紹介します。



今度交流会をするのに参加申し込みとともに、私に送られてきました。
誰にでも見せるものではないけど、あなたにはわかってもらえると思ってと。


読んでて、胸が詰まりました。
病名が分かってからの5年間をつづられたものです。

*****************************
・要介護3度の夫を受けて立つ 我の力量如何程有りや

・ここに来て夫にまさかのこの病 天は私に何を望むか

・支えつつ入浴終えて差し向う 夕餉の卓はひと際和む

・手直しのエプロン着けて食す夫 難有りながら舌鼓鳴る

・病む手持て畑の草引く夫の背に 農の誇りは尚も満ちおり

・授かりし夫の病を友とする 誓いし心今日は乱れて

・久々にバリ当てて整えし 夫の横顔少年の笑み

・何故の試練なのかと思うほど 介護の道はやさしからざり

・病得て耕作休みし田に立てる 夫の胸中計り難しや

・噛んで呑むただそれだけが何故できぬ 朝昼夕に「噛んでよ呑んでよ」

・ショートステイほっとしつつも一人居の 部屋の広きにしばし戸惑う

・課せられた使命だなどと胸張らず 夫の看とりはマイペース

・「お父さん!」大声かけても眼を開けぬ 冷たきタオル押し当ててみる

・旨いともそうでないとも言えぬ夫 眼差し緩む夕餉の秋刀魚

・もう一歩あと一足と寄り添いて 食卓に着く今日もできたね

・介護5度身障1級あなた様 お仕えできてわたし幸せ
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中国地区のぞみの会 第4回患者家族のつどい

2010-06-06 09:21:17 | Weblog
昨年10月に、講演会・交流会を開催してから、ご無沙汰でした。
私事で、しばらく中断しておりましたが、皆さんから声をかけていただいたり、うれしい限りでした。

この度、松江保健所医事・難病支援グループと共催で講演会を開催することになりました。
午前中の講演会は共催事業です。
午後の交流会は、のぞみの会主催です。



進行性核上性麻痺(PSP)
患者・家族のつどい



主催 進行性核上性麻痺の患者・家族の会 (呼称;PSPのぞみの会)
共催 松江保健所



期日:平成22年7月8日(木)10:00~14:00

場所:島根県松江保健所
     〒690-0882 島根県松江市大輪町420 第1会議室
     ℡:0852-23-1315 医事・難病支援グループ

内容:講演・質疑  10:00~12:00(松江保健所・のぞみの会共催)
                      講師:島根大学医学部脳神経内科中川先生

   昼食交流会   12:00~14:00(のぞみの会主催)

参加費:無料(昼食代程度)

対象者:患者・家族 ほか

♪参加希望の方は、下記まで6月30日(水)までにお申し込みください。♪



問い合わせ先・申し込み先

進行性核上性麻痺の患者・家族の会(PSPのぞみの会)
中国四国地区世話人 伊藤
Tel :090-9503-2173(夜間)
E-mail:psp-nozomi-shimaneアットマークgoo.jp
コメント (2)
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