進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

隠しておいた方がいいことと、隠しちゃいけないこと

2010-05-24 20:35:18 | Weblog
昨日は、20日ぶりに父のところへ行きました。
嫁ぎ先…同居している義父が亡くなりました。
在宅酸素療法を4年
長く闘病していました。
看てるのが辛いくらいでした…

その義父が亡くなりました。
喪主の妻
大変ですね。



父が、難病になってから、お亡くなりになった方が何人かいます。
でも、今まで一度も父には言いませんでした。

父がまだ家にいたころ、同じ年齢の方が亡くなると、ものすごく不穏な状態になっていました。


けど、今回の我が家のじいさまのことは、内緒はいけないと思ったのです。

元気なころから我が家の義父のことはいつも気にしていました。


で、母にも相談の上で、私の口から父に言いました。

しばらく黙ってましたが、しばらくするとのどの奥から出るような声で、
唸ってました。。。

わかったんだと思います。



看護師さんにもそのこと話しました。
もしかしたら父が不穏な状態になるかもしれないと・・・



隠しておいた方がいいことと、隠しちゃいけないこととあると思います。
父が逝った時、じいさまがいる…
知らないのはいけないと思った。


嫁としてちゃんとじいさまの葬儀したよ!
安心してね!!
おじいさんの分も一緒に、ちゃんと拝んでおくからね!と。




隠さず話してよかったと思います。
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面会希望

2010-05-04 09:36:30 | Weblog
80まで元気そのもの
100まで生きる!って言ってた父
毎日欠かさずウォーキングしてました。
体にいいことしてました。
でも、難病になりました。

何だろっ?って思う。。。



父は、とにかく人のため、自分はさておき人のために生きてきた人生でした。

今の父
今は自分では何にもできない
でも今度はみんなが父のことしてくれてます。

それが父がしてほしかったことなのかはわかないけど、今は父のためにみんなが動き、みんなが父のために動くことでいっぱいいろんなことに気づかせてもらってる。


今の父は苦しいとか痛いとかないようです。
それが家族の救い・・・



昨日、母と父の昔の仕事仲間のお宅へ行きました。
その方が父のところへ行きたいけど、行っていいものかどうかと言われました。
行って喜ばれるのか、来てほしくないと思われるのかと。



是非行ってくださいっていいました。
父はきっと喜ぶ!
こんな姿を見られたくないと思う父ではない。
父のこと誰も忘れてないよって。
みんな父のこと覚えてるよと。


そのあと、病院に行きそのことを言うと、父はわかったようで大声で答えてくれました。
目から涙が流れ落ちました。


話すことは理解してます。
だから、言葉の返事がなくてもどうぞ話しかけてください!
顔を見せてあげてください。



病院の受付で、面会希望をされた時、病室を教えていただくようにお願いして帰りました。

コメント (3)
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