進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

いつもと変わらない

2012-05-08 00:02:30 | Weblog
連休中に2回、父のところへ行けました。
2月に「非侵襲的人工呼吸器 ASV」を装着していただきました。

その後、父の状態は安定し、看護師さんの日勤帯の昼間だけ、人工呼吸器を外すことができるようになりました。
夜勤帯は、装着です。

だから、家族や親せきが訪れても、今までと変わりない父です。

今日、母と父のところへ行き、連休にあった出来事をゆっくり父の耳元で話すと、
父から、「あ~」という声が聞けました。

なんでもない時に出た声ではなく、話をした後に、話が分かったよというような感じの「あ~」でした。
しかも表情も変わりました。


物忘れが目立つようになった母も、一生懸命父の額を撫でて、父に話しかけてました。
「家で看てあげれんかねぇ」
「無理かねぇ」
「家にちょっとだけでも帰してあげれんかねぇ」
「家に帰っても目つむったままだから、わからんかねぇ」
・・・・・・・・




いい時間でした。
コメント (6)
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