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「選挙の女王」と呼ばれた朴槿恵氏はなぜ大敗北したのか。韓国紙が酷評分析

2016-04-14 16:58:11 | 日記

投票する朴槿恵大統領=13日、ソウル(ロイター)

 【ソウル=名村隆寛】13日に行われた韓国総選挙では、朴槿恵(パク・クネ)政権と与党セヌリ党への強い批判が票に表れた。政権末期に向かう朴政権から、民心が離れていることが露骨に示された。

 セヌリ党は、親朴大統領派が主導した党の公認候補選びで、「非朴派」との内紛が起き、離党議員が続出した。こうした党内部の争いと騒動を有権者は冷ややかに受け止めたとみられ、朝鮮日報(電子版)は14日、「朴槿恵大統領と取り巻きたちの傲慢さが招いた与党惨敗」題する社説を掲載した。

 さらに、政権発足後の3年間、目立った業績も残せず、経済と国民生活の悪化という現実を前に、かけ声だけをあげる朴大統領に対する不満はくすぶり続けている。

 2012年の前回総選挙と大統領選挙でセヌリ党と自身の勝利を決めた朴大統領には、「選挙の女王」という別称までつけられていた。選挙に強いという“朴槿恵神話”は、今回の与党惨敗で一気に崩れた。

 多数派となった野党が今後、激しい攻勢に出るのは必至だ。朴政権が目指している雇用や民生関連の法案の成立も難しくなる。

 国民の目はすでに、来年12月の大統領選に向いている。政権終盤に向けて、朴政権の求心力低下とレームダック(死に体)化は避けられなくなっている。

2016年04月14日 産経

 

◇慰安婦合意、履行への悪影響懸念…韓国与党惨敗(2016年04月14日 読売)
  政府内では朴槿恵パククネ韓国大統領の政権基盤が弱体化することで、日韓合意の履行に影響することを懸念する声も出ている。