あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

気のまよいの英語 リーディング編その1

2009-08-13 00:01:37 | 本(実用書・専門書)

辞書なしで英語が読める―童話、旅行ガイドから推理小説まで (カッパ・ブックス)
価格:¥ 714(税込)
発売日:1982-05

数学が苦手だったから、文系かというと、そう自信を持っては言えません。

国語は、現代文も古典も、好きだし得意でした。

けれど英語はダメでした。とくに文法!

もともと頭が固い方なので、さっぱり理解できなくて困りました。

けれど、英語がわかるようになりたいな、という気持ちは人並みにありまして、独学で再挑戦した時、私の選んだ勉強法は、リーディングでした。

何しろ英語力に自信がなかったし、性格も消極的な方だったので、英会話教室なんて考えも及びません。その点、読むだけなら自己完結して誰にも迷惑をかけないし、自分に向いているのではないか、と思ったのです。

それに、高3のとき、私にとってのバイブルとなった本に出会いました。

それがこれ。辞書なしで英語が読めるなんて!ホントかな、と思いつつ手にとりました。

主張している内容は、読書にはある程度のスピードやリズムが必要で、辞書をいちいち引いていたらそれが妨げられるから、解らないところは類推したりときには飛ばしたりして、とにかく一定のペースで読もう、というようなことだったと思います。

けど、これ、ちょっと実用書としては不思議本なんです。

たしか三章(もしかすると四章……?)に分かれていて、最初の章は基礎編、最後の章は応用編なのですが、挟まれた真ん中の章、実践編がストーリー仕立てになっていて。

普段は大学の講師ですが、趣味(?)で英語のリーディングレッスンをしているモグリ先生のもとに、若い女性が教えてもらいに来ます。(彼女はモグリ先生の友人の英語教師の、卒業した教え子という設定)彼女が英語の本を読みたいと思った動機には、どうやら事情がある様子。そうして、レッスンをしているうちに、少しずつ、二人は惹かれ合っていく……という、一種のラブストーリー仕立てになっているのです。

う、嘘じゃないですよ!つくってないです!高校生の私は、ちょっとびっくりしました。けれど、その頃から珍本好きだったので(^_^;)けっこうお気に入りの一冊となりました。

そうして、この本を頼りに、ぽつぽつとペーパーバックを読んでいくことになったのでした。

作家のことなら - sirube ">作家のことなら - sirube

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