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あさって朝子さん 価格：￥ 840（税込） 発売日：2009-07-23 |
伊藤理佐氏の『あさって朝子さん』。
読みたいと思っていたので嬉しかったのですが、期待を裏切らず面白かったです
プレスとして働く、３０歳独身朝子さんの(ヘタレな)日常のあれこれをつづったコミック。
“あるある！”というエピソードてんこ盛りですが、とくに気になったのがひとつあって。
朝子さんが年下の男の子の同僚に、“年上の女と年下の女、どっちがいい？”とわりとよくあるからみを酒の席でしたら、さいしょは引いてた男の子が、ふと、思いついたことを語るんですね。
彼は７歳年上の女性と付き合ったことがあったと。そして若い彼女ができて
別れ話をしたときに、その女性が涙を拭くためにとりだしたハンカチがヘンな柄だったというんですね。
“なーんか歳とあってないというか。若い時買ったまんまなんですかねー。それかまだ自分が若いと思ってるのか。なんかそれでホントーに冷めちゃったんスよ”
“うわっ
”と思いました。若い男の子の残酷さもさることながら、思い当たる節あったからです。
まず、肉体が歳とるほど、精神は歳をとらない(気が若い
)。そして、日常よく使っている当たり前の品は、自分と合わなくなっていることに気付きにくい、ということですね。
私も可愛いハンカチとか使っちゃうし、気をつけねばと思いました
それと、“３０歳なんてまだ若いわよね”と思って読んでいたのですが、まさに同年代の人が出てくるんですよね。朝子さんの同僚、橋本さん。
美しくかっこいい４０代である彼女は後輩たちに憧れられてはいるのですが、渋い、と言われる彼女の言葉遣いのエピソードがまたちょっとショックだった！
“しきふとか、えもんかけとかはさすがに言わないなぁ”と思っていたのですが、後輩たちが“なんか古い”と盛り上がる《わ》と《れ》と《そ》の書き方が、まさに私と同じ
年齢ってこういうところに出るのだなぁ……しみじみ
私はアベさんのエピソードはとくに気に留めずスルーしていましたが[E:catface]
ただ、唇が異常なくらいプルン、としているのは気になったわ[E:coldsweats01]
業種は違うけど、自分も残業の多い仕事をしていたことがあるので、深夜異常なテンションになるのにも共感しました[E:coldsweats01]
でも朝子さんの職場って、けっこう楽しそうですよね[E:smile]
ちょっと暴れたくなる気持ちも分かる…[E:confident]
しかし私も、腹筋50回やった方がいいのかしら…[E:coldsweats02]
年上の彼女のヘンな柄のハンカチ…さすがにもうキャラクター物のハンカチは使いませんが[E:coldsweats01]
ユニクロのタオルハンカチ使ってるのも、なぁ…[E:coldsweats02]と、ちょっと反省しましたよ[E:coldsweats01]（でもタオルハンカチって、アイロンかけなくて楽なんだもん[E:sweat01]水もよく吸うし[E:coldsweats01]）
しかし私が一番好きなエピソードは、結婚決まってキランキランのフワンフワンになってる総務のアベさんが、社員食堂でハエにまとわりつかれるエピソードなのでした[E:coldsweats01]
ホントーに幸せだと、純粋無垢な、善意の固まりのような発想が出来るんでしょうかねぇ…[E:coldsweats01]
朝子さんが打ちのめされた気分になるのも分かる…[E:coldsweats01]