あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

のすたるじあ・しぇいくすぴあ その3

2009-09-07 00:02:44 | アート・文化

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シェイクスピア作品の中で、一番好きなのは『マクベス』です。

断然好き。ストーリーも、セリフも、雰囲気もまさに私好み。

黒澤明映画の『蜘蛛巣城』も当然(?)好きです。

でもいつ好きになったかは思い出せない…(^_^;)

理由は、わかります。これは、善人がどうしようもなく悪を行ってしまう物語だと思う。そこにとても共感するのです。

それに、『サライ』の特集では『マクベス』の紹介文で、“妻にそそのかされ、悪に堕ちていく男”とコピーがありましたが、私はマクベス夫人も、根っからの悪女とは思えない……。

彼女は“愛する男のためなら何でもする女”であって、もちろん愚かな悪女ともいえますが、その一途さには少し、惹かれてしまう。

ところで話は飛びますが、水谷豊氏主演の社会派ミステリードラマ『相棒』の中で、右京さんが事件関係者をいさめる場面に、マクベスの台詞を引用していたのに嬉しくなったことがあります。

(嬉しいような場面ではなかったですが^_^;むろんシリアスなシーンです)

そういえば、“詩人マクベス”なんて言われるだけあって印象的な台詞が多いこの作品ですが、“明けない夜はない”っていう前向きな言葉が、なぜかこの悲劇の中にあるんですよね。

やっぱり何度読んでも奥深い作品です。

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