Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ハーブ

2017年07月26日 | ヴァイパー(毒蛇)ワイン

ここまで、ウィキペディア ( Wikipedia )から得た情報をもとにディグビィについて書いてきましたが、ジョン・オーブリー(1626年 - 1697年)著のAUBREY'S 'BRIEF LIVES' と、ケネルン・ディグビィが書きつらねたPrivate memoirs の内容と一部分整合しないところがありました。どちらが間違っているというのではなく、書き手がはっきりと分かっている二つを基に残りのブログを書きつけていこうと思います。

 

ブログを毎日書いていると、どうしても勇み足になりがちです。ここからは今回のテーマの山場にさしかかりますので、少し立ち止まって、全体を見渡しながら進めていこうと思います。

 

さて、ジョン・オーブリーは Brief Lives の中で、ディグビィの記述117行の中で4回「ハンサム」を繰り返しています。( Brief Livesには421名の履歴が取り上げられ、58回「ハンサム」が繰り返されています。一人当たりの「ハンサム」の使用回数は一人当たり平均0.137回になります。)ディグビィには少し多いのではと思うのですが、どういう意味で「ハンサム」を使っているのでしょう。と言うのも、はっきり言って、ディグビィは普通に言うところの「ハンサム」ではないからです。

     

            Sir Kenelm Digby by Peter Oliver
             watercolour on vellum, 1627

前に引用したディグビィのポートレイトは親友であるヴァン・ダイクの手になるものです。今回はピーター・オリバーのものをお見せしましょう。「インチキだ!!」と思うのは私だけではないでしょう?