Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

サマスクローズ 166

2020年12月28日 | ダマスクローズをさがして ― Ⅲ

ローマの詩人Ovid、又の名を、プーブリウス オウィディウス ナーソー( Publius Ovidius Naso, BC 43/3/20 – 17/18、帝政ローマ時代最初期の詩人)は、ミルラを次のように語っています。

Marcantonio Franceschini - The Birth of Adonis, 1690. 左がミュラー、中央にアドニスが描かれています。

 

『キニュラース( Κινύρας, Cinyras)の娘ミュラー( Μύρρα, Myrrha、ギリシヤ神話に登場するフェニキアの王女。ミルラ、またはミュラ)は実の父親に思いを寄せ、夜の闇によって紛れて父と交わります。父親は相手の素性を知るや剣を抜き、ミュラーを追求します。彼女はアラビア中を逃げ、9か月後、神々に助けを求めます。彼らはミルラを憐れみ、彼女をミルラの木に変えます。植物の形をしている間にミルラはアドニスを産みます。伝説によると、ミルラの木の芳香のしみ出しはミルラの涙です。』

 

Wikiによれば、

『キニュラースの家系は代々、アプロディーテーを信仰していた。しかし、王女ミュラーはとても美しく、一族の誰かが「ミュラーは女神アプロディーテーよりも美しい」と言ってしまった。これを聞いたアプロディーテーは激怒し、ミュラーが実の父であるキニュラースに恋するように仕向けた。父親を愛してしまい、思い悩んだミュラーは、自分の乳母に気持ちを打ち明けた。彼女を哀れんだ乳母は、祭りの夜に二人を引き合わせた。顔を隠した女性が、まさか自分の娘だとは知らないキニュラースは、彼女と一夜を共にした。しかし、その後、明かりの下で彼女の顔を見たキニュラースは、それが自分の娘のミュラーだと知ってしまった。怒った彼は、ミュラーを殺そうとした。しかし、彼女は逃げのび、アラビアまで逃げていった。彼女を哀れに思った神々は、ミュラーをミルラ(没薬)の木に変えた。やがて、その木に猪がぶつかり、木は裂け、その中からアドニスが生まれた。』 となっています。

 

 


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