平和の歌・核兵器絶滅へと戦った英雄の歌

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短編劇場       政治の怠慢        作者 中道 進

2008年10月04日 | Weblog
       1幕
 秘書 先生、いよいよ選挙ですね。
 先生 ははは、勝利はこっちだ、おい、ほらを吹きまくれ、有権者のかゆいところをつけよ、年金、福祉、税金問題だ。大きく言え、わかっているんだろうな。
 秘書 しかし、あまり大きなことを言えば、---危ないですよ。
 先生 なにを、貴様、誰に反抗してるんだ、誰がご飯を食べさせていると思っているんだ。

       2幕
  場面は、2人のサラリーマンが帰宅の途中
 
大田 いよいよ選挙か、政治家は信頼できん、たんまり懐に大金があるんだろう。年金、福祉、病気まあまあ、安心させる演説はするけど、どうも信用できんよ。信頼できんよ。給料はたんまり出し、企業から金ももらっているのとちがうか、道路建設だって、莫大な税金使われている。信用できない。選挙は行かん。無視だ。
 森 しかし、無投票は政治家をのぼせさせる。政治の汚職は民衆の無関心から来ている。政治を監視すれば、汚職は減ってくる。政治家は庶民が見てないと思っているんだ。それで、汚職などが起こるんだ。
 大田 これから、10年、20年、先の先は心配だ。行政革命していかないと大変になる。政治の給料、役人の多さ、ボーナスの大金、企業と差がある過ぎる。サラリーマンは大変なのに。信頼できん、選挙は行かないぞ。
 森 俺は選挙は投票するぞ、無投票、無関心は政治の品質を落とすのだ、世の中を変えていけるのが庶民だからだ。庶民が政治監視してこそ、すみよい日本になる。